【駐在員向け】アメリカのATM手数料事情と手数料を無料にする方法を3つ紹介

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こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日はアメリカ在住者、特に来て間もない駐在員の方向けにアメリカのATM利用手数料事情を纏めてみたいと思います。

実は私自身も昨年渡米してきてつい最近までATM事情に疎かったので、そんな私をぜひ反面教師的に使って頂ければ幸いです。



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アメリカのATM利用料の内容

 

まずATM利用料の基本ですが、知っておきたいのが、日本と同様、自身の銀行でない銀行ATMを利用する場合、手数料がかかるということです。

これは引き出し(Withdrawal)に限らず、現金の預け入れ(Deposit)、預金残高照会(Inquiries)にも(!)かかってきます。したがって、「いつ」「どんな場合に」「何が」掛かってくるのかをあらかじめ押さえておくことが大事です。

おおきく以下の3つがあるため、これをまずは覚えておくとよいと思います。

 

・ATM運営手数料(ATM Operator fee)

・ATM利用手数料(Non-Network ATM Fee)

・ATM海外手数料(International ATM Fee)

 

ATM運営手数料(ATM Operator fee):自身が口座を保有する銀行(「ホームバンク」と言います)のATM以外のATMを利用する場合、自身の銀行からの手数料に加えてATMを運営する金融機関側からも手数料が発生します。(すなわち、2倍手数料がかかるという意味です。)

 

また、手数料は銀行系かノンバンクが運営するATMかによっても異なり、銀行系のATMの場合手数料は1.5ドル~3.5ドル程度/回ですが、ノンバンクの場合には~10ドル程度/回にまで膨らむこともあります。

 

逆に、下でも書きますが、自身のホームバンクのATMを利用する場合にはこのATM運営手数料は発生しません。

 

ATM利用手数料(Non-Network ATM Fee):ホームバンク以外のATMを利用する場合、ホームバンクから「ネットワーク外ATM手数料」というサーチャージを取られることがあります。サーチャージは2ドル~3.5ドル程度で、ホームバンクのステータスによってはチャージが免除されることもあります(後述)。なお、サーチャージはホームバンク側で計算されるものですので、ATM利用時には手数料は表示されず、後にそっと口座から引かれることになります。

 

ATM海外手数料(International ATM Fee):その他、海外でATMを利用する場合も2ドル~7ドル程度の手数料が引かれます。

 

銀行ごとのATM手数料

さて、ATMの手数料の内容がわかったところで、銀行ごとのATM手数料をご紹介します。

下記はメジャーな銀行10行についての内訳ですが、他の銀行も大体似たようなものと思って頂いてよいと思います。

 

銀行名

ATM手数料(ネットワーク外) ATM運営手数料 ATM手数料(海外)
Bank of America $2.50 $3.00 $5.00 and 3%
Capital One $2.00 $3.00 $2.00 and 3%
Chase $2.50 $3.00 $5.00 and 3%
Citibank $2.50 $3.00 $2.50 and 3%
PNC Bank $3.00 $3.50 $5.00 and 3%
TD Bank $3.00 $3.00 $3.00 and 0%
U.S. Bank $2.50 $2.50 $2.50 and 3%
Wells Fargo $2.50 $3.00 $5.00 and 3%
HSBC Bank $2.50 $2.50 and 3%
Union Bank $3.00 $3.00 $5.00 and 2%

 

こうして手数料を並べてみると、手数料は各行ほぼ横並びの状況ですが、CitibankやHSBCや国際展開しているだけあってやはり海外のATM手数料が低くなっています。

ちなみに私はつい最近Chaseに口座をオープンしたばかりで、そちらを今後のメイン口座に据えていこうかと考えています。

 

ATM手数料を避ける方法

日本でも同様ですが、ATM利用料なんて払わなくて済むなら極力払いたくはありませんよね。

実はいくつかATM手数料を避ける方法もあります。

 

その1:銀行ATMを利用しない

まず方法のひとつめは、銀行ATMを極力利用しないこと。当たり前です。利用しなければ利用料は掛かりません。笑

 

アメリカはご存知のようにカード社会ですので、クレジットカードとデビットカードを持っていれば、日常の決済の95%以上は事足ります。(中華街などは現金Onlyの店もあるので注意。)支払いは1ドルから可能です。

 

現金が必要な場合はスーパーでデビットカードを使って、支払いの際Cashbackを利用しましょう。

100ドル程度の引き出しがMAXにはなりますが、たいていの場合引き出しに手数料はかかりません。個人間の送金にはMessangerや、Paypalを利用すればOKです。

 

その2:自身のホームバンクATMを利用する

方法の二番目。自身のホームバンクATMを利用することです。

 

例えばChase銀行であればChase銀行のATMを利用する限り手数料はかかりません。

 

なお、アメリカのATMは週7日、24時間利用できます。土日も営業時間は少し平日と異なるものの利用可能です。

つまり、自分の銀行ならいつ利用しても手数料は0円です。

 

日本の銀行のように時間外利用で105円、210円を取られるといった心配はありません。

 

その3:High-yield accountに切り替える方法

銀行によって、通常のChecking accountからHigh-yield accountに切り替えると、手数料を免除(あるいはかかった手数料を返金)してくれるシステムを取っています。

 

例えば、最近私はChaseのチェッキング口座を開きましたが、ChaseではPremier Plus Checking Accountを保有している場合、1回のStatement periodにつき4回までChase側からチャージされる利用手数料が返金されるシステムになっています(利用したATMの銀行側からのチャージは別途かかる可能性あり)。

 

もっとも、15,000ドル以上平均預金残高がない場合、月25ドルの口座管理料が取られてしまいます。

最低預入残高はある意味Chaseへの「人質」ですので、拘束される余裕資産があるのかを考えて口座を選ぶ必要があります

 

Chaseについては下記の記事も参考にしましたので、Chaseを使うという方は合わせてご覧いただければと思います。

 

アメリカのATM事情についてのご紹介は以上です。

なお、Chaseはリファーラルリンク経由でのオンラインでの口座開設、またはリンクから取得したクーポンコードを支店で提示して口座開設をすると、所定の要件を満たすことを条件に、最大で350ドル(Checking口座200ドル、Saving口座150ドル)をもらえるキャンペーンを実施しています。よろしければご利用ください。

 

参考記事です。

アメリカで銀行口座やクレジットカードを開いたら、「パーソナル・キャピタル」というオンラインのロボアドツールで一元管理するのがわかりやすくておすすめです。詳しくは別エントリでご紹介していますので興味がある方はぜひご覧ください。

 



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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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