【海外駐在員向け】アメリカ駐在員の赴任準備のやることリストまとめ(半年~3か月前編)

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こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

3月終わり、4月は節目の時期ということで、環境が変わる方、会社でも異動になる方などいらっしゃると思います。

私自身も昨年のこの時期はアメリカへの駐在が決まって、業務の傍ら準備を色々と初めていたころにあたります。

 

今日はそんな駐在が決まった方向けに、私自身の体験も踏まえてこんなものを用意しておけばよかった、という項目を纏めてみたいと思います。いま準備をされている方、これから準備をされる方のご参考になれば幸いです。

 

なお、だいぶ長くなってしまったので、時期別に三分割してエントリを立てたいと思います。

今回は半年~3か月前にやるべきことを私自身の経験を踏まえて纏めていきます。



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現地の情報収集を開始した

まずやるべきことの一つ目はこれです。

 

とにもかくにも情報収集。赴任先と、時期が決まったら現地の情報収集を開始しましょう。

 

一番よいのは前任者に聞けることだと思いますが、前任の方がまだ帰任されていない場合はそれも難しいかもしれませんね。

 

他にも過去の駐在員がいる場合や、現地から日本オフィスへの出向者がいる場合その同僚に聞けるのもよいのですが、あまり多くの人に聞くと話が広がってしまって、万一話がなくなったときの社内の立場が微妙なものになる可能性があります。

 

したがって、半年前くらいの段階では、伝えるのはまだ最小限の人数に相談するのが望ましいと思います。

 

私の場合は、3か月前までに赴任の話を伝えたのは社内では話をくれた上司と、前任者(カンファレンスコールでなんとなくの状況を教えてもらいました)、それに家族両親くらいだったと思います。

 

それに加えてブログや雑誌等で情報収集を開始しました。

 

インターネットでググれば色々情報は出てきますし、私のブログでも「海外生活」のカテゴリをご覧いただければ、アメリカでの生活の雰囲気は伝わると思います。

 

また、赴任先がニューヨークの場合には「ニューヨーク便利帳」という、NYC赴任者向けの鉄板本があるので、こちらがかなり役に立ちます。 

 

やるべきことのリストを作成した

駐在が決まると、やることが大量に出てくると思います。

 

仕事関係はもちろんのこと、プライベートでもやることはわんさかあります。

 

こんなときに有効なのはひたすらブレストです。

 

私の場合はエクセルのテンプレートを作成して、思いついたこと、仕入れた情報をガンガン入力していきました。

 

仕事関係とプライベートとを分けて入力していったほか、日本での調達が必要そうだなと思ったことも「調達グッズリスト」という形でまとめてひとつのファイルで管理していきました。

 

誰かから情報をもらえることはあっても、それが自分に当てはまるとは必ずしも言えません。したがって、ご自身の置かれている状況に置き換えて、それが必要なことなのかどうかを考えた上で、TODO化してしまうのが大事だと思います。これは別に凝ったものを作る必要はなく、Excelやスマホのメモ帳に思いついたものをバンバン打ち込んでいけば十分だと思います。

 

病院に通い始めた

海外赴任で気になることのひとつが、病院だと思います。

 

日本の医療はクオリティの面はもちろん、皆保険制度ですのでコストも海外のそれに比べると、段違いに優れていると思います。

 

特に家族、奥様やお子様を帯同しての赴任の場合、家族のケアも考えなければいけませんので、現地で何がカバーできて、何がカバーできないのか、事前に出来るだけ把握しておきたいですよね。

 

アメリカの病院事情・保険事情はまた別のエントリに譲るとして、まず認識すべきは、とにかく海外の医療コストは高いということ。

このため、「とにかく赴任前に日本で出来る治療は済ませておく」こと。これが鉄則です。

 

ご自身の既往歴や、気になる箇所によってやるべきことは様々だと思いますが、病院は治療の内容によっては通院期間が数か月にわたるものも多いということに気を付ける必要があります。

 

したがって、海外赴任が決まったら、医療関係は早め早めに行動に移した方がベターです。

 

私自身の体験から、病院関連では以下3つの事例をご紹介します。

 

歯医者に通い始めた

まずひとつめ。歯医者に通い始めました。

 

「アメリカの歯医者は高い」というのが印象にあったため(実際あたっていましたが)で、この際に悪い歯は全て直してから渡米しようと思いました。

 

私の場合、まず残っていた親知らず(2本)を行きつけの歯医者から紹介してもらった都立病院で抜いてもらいました。

 

どちらも虫歯にはなっていませんでしたし、生え方が悪いわけでもなかったのですが、かかりつけの医師に相談したところ、数年日本から離れるのであれば抜いた方がよいと勧められたためです。両サイドで同時に抜くと物が食べられなくなってしまうため、それぞれ別のスケジュールで抜歯しました。検診から抜歯+抜糸、症状が落ち着くまで通算2か月くらいかかりましたね。

 

さらにそれに加えて、なんとなくおざなりになっていた小さな虫歯を2-3か所治療してもらい、だいぶ古くなっていた銀歯のクラウンも3か所変えてもらいました。(銀のクラウンは2-3年でダメになるケースが多いってこと、知ってましたか?)

 

数か月前から治療を初めてほとんど毎週のように歯医者に通いつめたので、口の中は常に工事の状態(苦笑)。終わったのが渡米2週間前でしたので、早く行動しておいて本当に良かったと思います。奥歯のクラウンには金歯も入れたりして治療代も嵩み、昨年はついに生まれて初めて自身の医療費控除まで取りましたしね。笑

 

海外駐在が決まった方で同じように初めて医療費控除を申告をされる、あるいはその予定があるという方はぜひこちらも参考にされてみて下さい。

 

妻と不妊治療院に通い始めた

 

2つめが不妊治療院への通院です。

 

我が家はまだ子どもがいないのですが、これまではどこか「子どもは授かりもの」というスタンスで考えていました。

アプリを使って周期を計ったり、食べ物やサプリに気を使うくらいで、そこまで熱心(?)に臨んでいなかったと思います。

 

正確には海外赴任が決まる前から通院を始めていたのですが、先生にお願いして治療の方針をより積極的なものに変えて頂きました。

 

アメリカの不妊治療は日本よりも進んでいると言われることもありますが、見知らぬ土地で保険や病院を一からやり直すのは、環境が変わってすぐには難しいかな、と思ったことがその理由です。

 

私たちの場合には色々あって、結果的には残念ながらうまく行かなかなったのですが、同年代の方で同じ悩みを持っていらっしゃる方は、配偶者とご相談するひとつの機会だと思います。

 

これも治療は数か月単位(かそれ以上)に及ぶものですので、海外赴任が決まったらすぐ考えるべきものだと思います。

 

ペットの予防接種を受けに行った

3つめがペットの予防接種です。

 

我が家ではトイプードルを飼っているのですが、当初は彼も一緒に連れてくるつもりでしたので、必要な手続きを調べました。

 

そして、マイクロチップを埋め込んであげた上で、2度の予防接種が必要なことがわかったため1度目を受けに行きました。

 

ただし、我が家のペットはアレルギー体質で、1度目の薬を打ったところ、その晩何度も吐いてしまい、可哀そうで見ていられないくらいでした。

色々調べたところ、アメリカの予防接種は生きたウイルスを取り入れた強いものを使用しており、小型犬の場合最悪死んでしまうこともある程だということがわかったため、結局連れてくるのを泣く泣く諦めることになりました。

 

我が家では家族の一員以上の存在だったのでとても残念でしたが、これも早くから調べておいてよかったことのひとつです。

 

語学学校に通った

次がこれです。

 

もともと帰国子女の方であれば問題にならないのかもしれませんが、私の場合はそうではなかったため、語学学校にやや慌てて(?)通い始めました。

 

私が渡米前にお世話になっていて、いまも英語のブラッシュアップのため使っているのがビズメイツというオンライン英会話です。

 

語学学習を語り始めるとまたそれだけでエントリが大幅に長くなってしまいそうなので、語学学習についてはここでは詳しく触れませんが、オンライン英会話もDMM英会話、イングリッシュベル英会話、ビズメイツと色々渡り歩いた結果(他にもスクーリングにも色々通いましたが・・)、ビズメイツが一番プログラムの質と、講師のクオリティが高かったと感じています。

 

オンラインなら渡米してからでも続けられますし、むしろ日本と昼夜逆転になるので、気に入った講師の枠が取りやすいメリットもあると思います。

 

私のリンクから登録頂き、1か月以内に有料会員に登録するとAmazonのギフト券が2,000円プレゼントされるようですので、よろしければご活用ください。

 

語学が時間のかかるものの代表格です。

数か月前ではもう遅いと言われるかもしれませんが、やっていないよりは数段マシになります。

 

ビザの申請手続きの準備を始めた

国によっても状況がかなり異なるはずですが、遅くとも3か月前までにはビザの準備を始めた方が良いと思います。

 

私の場合、色々あってビザの申請準備を始めたのが3か月を切ってからでしたが、結果的に会社側の書類がそろわず渡米時期そのものを変更してもらいました。

 

基本的に準備は会社の指示に従う形になると思いますが、ご自身でも例えば出身大学の卒業証明が必要だったりと、色々揃えなければいけない書類が出てくるはずですので、赴任が正式に決定したのであれば少しずつ動き始めた方が良いと思います。

 

ビザは海外赴任準備のヤマの一つですので、会社の人事やついてくれるアドバイザーの指示に従いながら、早め早めに動いていくことが重要です。

 

 

長くなってしまったので、今日はここまで。

 

まだまだやることは山のようにありますが、一度に全てのことをやろうとするとパンクしてしまいます。

 

後回しでも間に合うものや、あとになってからの方が有効なもの(例えば、有効期間の決まっている国際免許などは、私は赴任3か月前に取得してしまって後悔しました)は半年前から焦ってしたくを始める必要はありません。

 

時間のかかるもの、根回しの必要なもの(例えば、持ち家を売却する場合など)をご自身の状況に合わせて考えて頂き、そこからスタートすることが大事だと思います。

 

次回のエントリでは、赴任3か月前~1か月前までにすべきことを纏めたいと思います。

 





 

 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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