マリオット・ボンヴォイが初のポイントセールをスタート!割引率は25% 

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日は、4月15日から新しく開始されたマリオット・ボンヴォイポイントのポイントセールについて解説したいと思います。

プログラム統合以来初となるポイントセールで、ディスカウント率は25%です。どんな場合に購入がお得なのか、また過去のセールと比べてどうなのかを考えてみたいと思います。




マリオットのポイントセールの基本

ディスカウントの話に入る前に、マリオット・ボンヴォイのポイントセールについて基本ルールをおさらいします。

 

ポイント購入の上限

マリオット・ボンヴォイのリワードポイント(以下、「マリオット・ポイント」とします)は、1人年間50,000ポイントを上限として購入が可能です。

A member may purchase or receive as a gift from another member a combined maximum of 50,000 points per calendar year.

 

マリオット・ポイントは1,000ポイント=12.50ドルで購入が可能で、購入の単位は1,000ポイント以上1,000ポイント単位とされています。つまり、通常時のポイント単価は1.25セント/ptと設定されていることになります。

Points may be purchased in increments of 1,000. Excluding promo periods, purchase rate is 12.50 (USD) per 1,000 points.

 


Kenji

マリオットポイントの価値は、平均して1pt=1セントと言われているので、購入は「割高」ですね

ちなみに、マリオットでは、有償でマリオットポイントを購入して、自分自身のアカウントにポイントを反映させるものを「購入」と言い、他のメンバーのアカウントにポイントを反映させるものを「贈り物」と言います。

自分のために「購入」するポイントと、他のメンバーのための「贈り物」のポイントの合計が、1年間で5万ポイントまでとされています。

 

ポイント購入のお得な使い方

ポイント購入の有用な使い道としては、こんなパターンが考えられます。

 

パターン1

マリオット・ボンヴォイの保有残高が49,000ポイントで、カテゴリー6のホテルにポイント宿泊したい場合

→1,000ポイントをポイント購入して、5万ポイントとしてポイント宿泊に利用する

 

パターン2

宿泊予定のホテルがカテゴリー5で、宿泊代金が一泊400ドルの場合

→ポイント購入した3万ポイントを利用してポイント宿泊に利用する

 

パターン3

有効期限が迫っているポイントの延長があるため、ポイントを購入する

 

パターン4

マリオットポイント→航空マイルへの移行(=バイマイル)に利用する

 

なお、パターン2のようなことがあるのか・・・と思われるかもしれませんが、ニューヨークなどの物価が高い地域では普通に起こりえます。

例えば、下記は6月週末のニューヨーク・マンハッタンのホテル事情ですが、チェルシーにあるカテゴリー5のホテルを検索したところ、下記の料金が出てきました。

フォーポイント・バイ・シェラトンは決して高級ホテルではありませんが、一泊427ドルです。カテゴリー5で427ドル・・・スクショは貼りませんが、さらにこれに税金・手数料が加わって、決済金額は一泊493ドルになっていました。

 

これがポイント購入なら、通常時は375ドル、セール時は281.25ドルです(下で解説します)。この場合は購入したポイントを宿泊に充てる方がお得ですよね。

 

宿泊先が決まっている場合は、通常時でもポイント購入の方が安くなるケースもありえるということです。

 

セール詳細と購入単価

ポイントの購入システムの基本がわかったところで、今回のセールの解説です。

 

初めてのポイントセール

今回は、マリオット・ボンヴォイプログラムが開始されてから初めてのポイントセールです。

 

旧SPG(スターウッド)時代にはSPGポイントの購入はセールが結構な頻度で行われていましたが、最後にセールが行われたのは私が把握している限り2018年6月が最後です。今回は10か月ぶりのセールです。

参考までに、過去のセールを振り返っておきたいと思います。

繰り返しになりますが、旧マリオット時代にはマリオットポイントのセールは行われていませんでした。

したがって、過去に実施していたのはすべて「SPG」のみ。Marriott Bonvoyは今回が初めてです。

 

25%とディスカウント率が若干低めなのが気になりますが、最近マリオットは改悪の嵐なので、これもその一環なのかもしれません。

 

ポイント購入単価

続いて、ポイント購入単価を見てみましょう。図の方がわかりやすいので、図にまとめました。

購入単価は、4/16の為替1ドル=112円を使って、約1.05円/pt(=0.94セント/pt)です。

アメリカのブロガーは、マリオットポイントを1セント/ptくらいで評価しているケースが多いので、だいたいこれと同じくらいの価格でセールになっていることがわかります。

 

セール実施時期

セール実施時期は、2019年5月15日11:59まで(米国東部時間)です。

 

期間はちょうど一か月です。

 

ディスカウントは5,000ポイントから

ポイント購入がお得になるのは、5,000ポイント以上の場合です。

なので、仮に不足ポイントとして1,000ポイントだけ欲しい場合であっても、1,000ポイントよりは、11,000ポイントを購入した方が単価の面ではお得です。

 

その他の購入条件は、下記をご参照ください。

• Transactions must be completed between 9:00 AM ET April 15, 2019 and 11:59 PM ET May 15, 2019 to be eligible for the discount.
• Purchased points do not count towards Marriott Bonvoy Elite status.
• Please allow 24-48 hours for transaction to be completed and points awarded to recipient.
• You must be a member in good standing to both purchase and receive points.
• A new member may purchase points thirty (30) days after enrollment if their Marriott Bonvoy account reflects qualifying activity as described in the Marriott Bonvoy Program Rules. After ninety (90) days from enrollment, a new member is eligible to purchase points regardless of their account activity.
• Once points have been purchased or gifted, no refunds will be permitted.
• Purchasing points using a Marriott BonvoyTTM or The Ritz-CarltonTM credit card will result in earning one point per dollar spent on these transactions.
• All Marriott Bonvoy Program Rules apply and can be found at https://www.marriott.com/loyalty/terms/default.mi

 

ポイントの有効期限

セールとは直接関係がありませんが、大事なことなので有効期限についても触れておきます。

 

マリオット・ボンヴォイポイントは2年に1度以上、「対象となるアクティビティ」があることを条件に、有効期限は無期限になります(公式サイトより)。

2年に1回以上ポイントを獲得または交換すれば、会員資格を有効に保ち、ポイントを維持することができます。

会員の皆様には、他社のホテル会員プログラムに比べ最もフレキシブルにご利用いただけるさまざまな特典をご用意しています。 ポイントを維持するには、以下のうちのどれかを2年に1回以上行っていただき、会員資格を有効に保ってください。

・世界各地の件以上の参加ホテルに料金をお支払いになるかポイントを使って滞在
・ポイントを交換
・プログラムパートナーでのご利用でポイントを獲得する
・ポイントの購入
・会員資格を維持するため リワードイベントプログラムなどのミーティングやイベントでポイントを獲得

気を付けるべき点としては、ポイントの「ギフトまたは譲渡」が対象に含まれない点ですね。「ポイントの購入」が含まれているのとは対照的です。

以下のアクティビティはマリオット リワードの有効な会員資格を保つためのアクティビティとしては認められません。

ポイントのギフトまたは譲渡
ギフトまたは譲渡によるポイント獲得
お客様のアカウントを他のプログラムとリンクしています
プログラムのアカウント間のステータスの一致を受信しています
ポイントを他のプログラムのアカウントに転送しています

 

旧スターポイントのセールと比べてみて

旧スターポイントのセールと比べてみての雑感をいくつか記しておきたいと思います。なお、上にも書いたとおり、基本的に全て改悪の方向です。

 

購入単価はやや値上げ

まず、購入単価ですが、ややポイント単価が悪化しました。

 

下記はちょうど一年前、2018年4月に行われた旧SPGポイントのセール時に私が書いた記事から引っ張った購入単価です(過去エントリはこちらです)。

この時はポイント単価が1pt=2.5円でした。

一見すると、今回の方が単価がよいように見えますが、実際はSPGポイントvsマリオットポイントは1:3に移行レートが設定されていたため、購入単価は実際には値上げの方向です。

 

移行レート

旧スターポイント1pt→新マリオット・ボンヴォイポイント3pt

 

例えば、プログラム統合前に、35%セール時に1万SPGポイントを購入する例を考えてみましょう。

 

セール時の価格は227.5ドルで、購入単価は2.5円でした。

1万SPGポイント→3万マリオット・ボンヴォイポイントですので、これを24,798円で購入したとすると、マリオットポイントへ引き直した場合のポイント購入単価は、約0.83円/ptですね。

 

今回のセールでは、単価が1.05円/ptですので、0.83円/pt→1.05円/ptへと悪化していることがわかります。

 

購入上限が下がった

旧SPGポイント時代は、ポイント購入の年間上限は暦年で3万ポイントまででした。

 

これは1:3の交換比率では9万ポイントに相当しますが、マリオット・ボンヴォイの購入は年間5万ポイントまでですので、交換上限の面でも旧SPGのプログラムと比べると不利なことがわかります。

 

Topcashback経由のプロモーションがない

最後はポイントサイトについてです。

 

旧SPGポイントの購入時代は、Topcashback経由での購入で、1-3%程度の還元が受けられていました。

(下記スクショは昨年4月のものです。今は行われていません)

 

マリオットポイントの購入もシステムはPoints.comを利用しているように見えますが、残念ながらTopcashbackにはマリオットのプログラムは見えません。

他のキャッシュバックサイトもいくつか探してみましたが、現時点ではキャッシュバックを行っているものは発見できていません。

地味と言えば地味ですが、1円でも安く調達したいユーザー目線では、これもやはり残念なものの一つです。

 


Kenji

世の流れ的に徐々にインフレ・改悪方向になるのは避けられませんが、今回の条件なら私は今後ポイント購入はしないつもりです




まとめ

今日は、4月15日から新しく開始されたマリオット・ボンヴォイポイントのポイントセールについて紹介しました。

 

マリオットポイントが過去にセールを行っていなかったことを考えると、今回のディスカウントセールを待ち望んでいた方は多いと思います。

条件はあまり良いとは言えませんが、使い道が決まっている場合、失効しそうなポイントがある場合などには、今回のセールをうまく利用するのがよいと思います。

 

参考記事です。

こちらはMarriott Bonvoy Businessカードに関する紹介記事です。

残念ながら初年度無料のボーナスタイムは終わってしまいましたが、10万ポイントのサインアップボーナスUPはまだ4月24日までチャンスがあります。北米在住者でマリオットポイントを貯めたい方は、ポイントのセールよりもカードプロモーションに乗った方が断然お得です。

 その他、北米のおすすめクレジットカードについては下記のエントリを参照されてください。



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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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