【駐在員・海外渡航者向け】VPN接続の解説。インターリンクの「セカイVPN」を利用するメリットとは

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2024年4月18日:6年ぶりに記事の内容を全面的にリライトしました

2018年10月22日:記事の一部フォーマットを改訂しました

2018年2月14日:VPNサービスのアフィリエイトリンクを追加しました

2017年10月22日:記事初出

初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

 

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日のエントリでは、ずばりVPNサービスについて取り上げます。


Kenji

VPNが海外からでも日本のオンライン動画/音楽などのストリーミングサービスを利用できるプライベート接続サービスです!駐在員・旅行者にとっては非常に便利なテクニックですので、ぜひ活用されてください




VPN接続の概要

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VPNとは「バーチャル・プライベート・ネットワーク」の略語で、直訳すれば仮想専用網です。

 

ややテクニカルですが、公衆網である「インターネット」に跨って、プライベートネットワークを拡張する技術、およびそのネットワークのことを指します。

VPNによって、イントラネットなどのプライベートネットワークが、本来公的なネットワークであるインターネットに跨って、まるで各プライベートネットワーク間が専用線で接続されているかのような、機能的、セキュリティ的、管理上のポリシーの恩恵などが、管理者や利用者に対し実現することができます。

インターネットを介して通信しているにもかかわらず、論理的には専用線でつないで通信しているのと同じ状態になっているわけです

 

引用元:下記Wikipediaを一部加筆修正

Virtual Private Network – Wikipedia

 

日本発のVPN接続サービス「インターリンク」

 さて、VPNの基本的な仕組みがわかったところで、ここからは私が駐在時代に利用していたVPN接続サービスについてご紹介します。

 

それが、インターリンク社が提供するサービス「セカイVPN」です。

 

セカイVPNとは、日本や世界各国に設置したVPNサーバーに接続することで、指定された各国のIPアドレスでインターネットアクセスを可能にするIP共有型のVPNサービスです。

 

VPNを利用するメリット

こう言われてもどういう場面で活用できるかを想像するのは難しいので、利用のメリットを具体例を挙げてご説明します。

 

例えば・・・

 

・海外(例:中国)に渡航して、現地でFacebookやインスタグラムなどのSNSサービスに接続できずに困ったことってないでしょうか?

・海外旅行中にAmazon PrimeやHuluでストリーミングを利用する際「お使いのサービスはご利用の地域からは使用になれません」といったようなメッセージに遭遇されたことは?

・クレジットカードの不正利用にあって、公衆無線LANを利用した覚えのある方はいらっしゃいませんでしょうか?

 

これらの問題は、VPN接続したプライベートネットワークを利用することで解消が可能です。

 

なぜこのようなことが出来るのか?

 

それは、VPN接続で各国のサーバーを指定してアクセスすることで、あたかもその国(例:中国、日本)のIPアドレスを経由してインターネットに接続しているかのようにいわば「偽装」することが出来るからなんです。

 

インターリンク社で紹介されている利用例

インターリンクのウェブサイトで紹介されている活用例をご紹介すると、

 

✓ IPアドレスにより利用制限されているインターネットサービスやコンテンツを一時的に利用したい方
✓ ネット規制が厳しい国から、Facebook、Twitter、Youtube、Instagram、動画サービス等にアクセスしたい方
✓ 海外から日本国内限定のサービス(オンデマンドサービスなど)を利用したい方
✓ 海外限定のサービス(オンデマンドサービスなど)を利用したい方
✓ 掲示版のアクセス規制を回避したい方
✓ VPNサービスの特性を利用して、ホテルやカフェの無料Wi-Fiスポットなど、セキュリティ(通信の盗聴)に不安のあるネットワークからでも安全にインターネットを利用したい方

 

これらのサービスは、セカイVPNを契約することで各種サービスを利用することが可能になります。


 

これに2点付け加えるのであれば、

  • 日本国外から日本国内でのみ購入・ダウンロード可能な電子書籍等を利用したい方
  • (日本国内・国外を問わず)公衆無線LANに接続する方

にもお勧めできますね。

 

特に2点目は意外と盲点かもしれません。

 

日本国内であってもマクドナルドやスターバックス、ホテルなどの公衆無線LANに接続する方はVPNの利用を強くおすすめします。

 

誰でも接続できるアクセスポイント(公衆無線LAN)を経由して、LINEやらメールやらを使うのは、個人情報を垂れ流しにしているのと同義で本当に危険です・・・・

internet.watch.impress.co.jp

 


Kenji

ちなみに私はアメリカ在住ですが、VPN接続はほぼ毎日使っていました。日本のAmazon Primeのストリーミング動画を見たり、日本国内でのみアクセス可能なポイントサイト(ポイントタウンなど)へアクセス出来て、とても便利に感じたのを覚えています

 

セカイVPNのサーバー設置国

VPN接続をする場合、その国のサーバーを経由してインターネットに接続することで、アクセス元をいわば「偽装」することになります。

 

つまり、サーバーが設置されている場所が重要になるのですが、セカイVPNの場合、下記の10か国に設置されており、当該国のIPアドレスを使用することが可能です。

 

セカイVPNのサーバー設置国

日本、アメリカ、ドイツ、台湾、韓国、フランス、イギリス、タイ、インドネシア、ベトナム

 

インターリンクが提供する「セカイVPN」の料金

さて、次はインターリンクの費用をご紹介します。

 

海外からVPNサービスを利用するのであれば、インターリンクが提供する「セカイVPN」というサービスを利用することになると思いますので、このサービスに絞って利用コストについて解説します。

 

セカイVPNの初期費用

「セカイVPN」に初期費用はかかりません。

 

セカイVPNの月額料金

ランニングコスト(月額利用料金)は1,100円(税込)です。クレジットカード支払可能で、もちろん海外在住者であっても申し込みが可能です。

さらに・・・開始から最大2か月は無料で利用可能です。

2か月の間にVPNがお住まいや旅行先の地域から利用できるかどうかを試せるということですね。


Kenji

この記事を初出したのが2017年のことですが、2024年のリライト現在も消費税率の関係で20円値上がりして1,100円(税込)になったのみで、サービス料金は変わっていないのが逆に驚きでした・・・💦

その他のVPNサービス

比較検討の意味で、その他のVPNサービスについてもご紹介しておきます。

 

とは言っても、VPNを提供している事業者は多数ありますが、国内事業者に限ってみると数がぐっと限られています。

 

国内事業者は個人契約の場合はインターリンク一択という状況かもしれません。ネットを検索すると比較的話題に出てくるのが、VPN Gateくらいですかね。

 

海外まで選択肢に入るのであれば数はぐっと増えますが、英語が苦手な方や、慣れない方は素直にインターリンクを利用するのが最も手っ取り早いと思います。

 

セカイVPNを利用していた感想

最後に、実際にサービスを利用していた感想を、利用シーンとともにシェアしておきます。

 

赴任当初の使い方

私がアメリカに赴任したのは2017年の夏のことでしたが、当初はホテル住まいでした。

 

ホテルで生活しているとインターネットはWiFiが使い放題で不便はないのですが、例えば過去に滞在したことがあってアクセスキーさえわかっていればいくらでも接続が可能です。

 

つまり、平たく言えばセキュリティがとても脆弱であることを意味します。

 

特に銀行や証券口座へのアクセスは公衆無線LANからのアクセスで、情報が抜き取られてしまう懸念があります。

 

そんなときにこのVPN接続を使うことで、安全・安心してインターネットを利用することが出来ました。

 

赴任中の活用法

VPNはアパートが決まり、現地でのインターネットを手配できてからも重宝しました。

 

使い道は上でも触れましたが、やはり日本の動画ストリーミングサービスへの接続です。

 

日本へ帰国後の活用法

ちなみに、私は日本へ帰任後も引き続きVPNサービスを活用しています。

 

・日本からアメリカのサイトへアクセスする際にアメリカのIPアドレス経由でアクセス

・海外旅行時に日本のIPアドレスを使ってSNSサービスへアクセス

・国内のホテル滞在時などに無料WiFIへアクセスする際にプライベートIPアドレスを使ってインターネットへアクセス

 

といった具合で、使用頻度こそぐっと落ちたものの、やはりVPNを活用できる機会は多いと感じます(この頻度なのでインターリンクのような月額利用料金制ではないVPNサービスを利用しています。英語のみですが、TunnnelBearなどであれば一定程度無料で使える枠もあるようですので、慣れてきたら色々と探されてみてください)。


Kenji

感覚的には、均すとだいたい月に数日程度はVPNを利用しているはずで、在米中はもちろん帰国後も有効に利用しています

 

まとめ

本日は、VPNサービスについて利用するメリットと、インターリンク社が提供する「セカイVPN」についてご紹介しました。

 

駐在者にとってはもちろん、海外を旅行する機会のある方にとっても非常に便利なテクニックだと思いますので、ぜひ活用を検討されてみてください。

 

「セカイVPN」のサービス詳細の確認と申し込みは、下の画像をクリックした遷移先のページから可能ですので良かったら使われて下さい(私の紹介リンクです。ありがとうございます)。

 

参考記事です。

 

海外在住、移住のための役立ち情報は、ブログ内で数多く取り上げています。下記では移住準備のためのグッズを紹介したエントリを3つシェアしておきます。

【保存版】元駐在員がアメリカ在住&アメリカ派遣時に持ち込み推奨の食料品を10個シェア。注意点も解説の様子を紹介

【保存版】元駐在員がアメリカ在住&アメリカ派遣時に本気で持参をおすすめする家電アイテムを10個シェア








 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

2件のフィードバック

  1. キキ より:

    わかりやすい記事ありがとうございます。
    以下質問です。
    Chase Sapphire Preferredの買い物で貯めたポイントの使用方法について確認させてください。ユナイテッドのチケットを購入する際、Chaseの旅行サイトからの申し込みの方が、ポイントを、ユナイテッドに移行して使用するより、還元率がよい(1.2)との認識であっていますでしょうか?

    • Kenji より:

      キキさん、
      コメントありがとうございます。仰っているのはChase Travel Portalのことだと思いますが、CSPのトランスファー比率は1 to 1.25になります。ユナイテッドマイルの場合は1:1なので比率上はTravel portalの方が有利ですが、後はマイルの場合にどのくらいのバリューで使えるかによってどちらがお得か変わると思います。

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