【2020/12版】随時更新!アメリカのアメックスMRポイントの移行先一覧と最新トランスファープロモーションを解説
2020年12月7日:最新のトランスファープロモーションをアップデートしました
2020年10月8日:最新のトランスファープロモーションをアップデートしました
2020年8月17日:最新のトランスファープロモーションをアップデートしました
2020年3月3日:最新のトランスファープロモーションをアップデートしました
2019年12月16日:初出
初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。
こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。
アメックスのMRポイントの貯まるカードをお持ちの方はお気づきと思いますが、MRポイントでは折に触れていくつかのマイル&ホテルポイントプログラムへのトランスファーがアップするプロモーションを実施しています。
今日は、そんなトランスファー・プロモーションについて、MRポイントの移行先の解説をしつつ、過去のプロモーションと合わせてご紹介したいと思います。
Kenji
2020年12月は、Hilton Honorsとマリオットのトランスファープロモーションが復活しています!ぜひトランスファーを狙う際の参考にされてください
Contents
MRポイントのトランスファー先をおさらい
まず本題に入る前に、MRポイントのトランスファー先をおさらいしておきたいと思います。
提携航空会社
2020年12月現在、MRポイントがトランスファー出来る提携航空会社は以下の19のマイル・プログラムです。
Kenji
カンタスがパートナーへ加わって、さらに増えました
この中でのおすすめは、使いやすさでは我らが日本のフラッグシップのANAと北米メガキャリアのDelta Airlineでしょうかね。
北米~日本の移動にはANA・JALという日系キャリアを使いたいという人がほとんどでしょうし、Deltaのマイルを持っていればアメリカ国内(+カナダ、南米)を旅行する際にはほとんど用が足りるはずです。
また、デルタがたまに実施するフラッシュセールはかなり強力です。
デルタワンがセールで北米〜日本の往復が10万マイルで出ているそうです。
対象期間は4-6月。デルタワンは普段は必要マイルがもの凄いことになってますが、これはグッドディールですね‼️https://t.co/plur86cNcV
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) December 13, 2019
ついで、British Airwaysでしょうかね。
BAは、2019年5月の改悪でマイルプログラムが改悪されました。
結果、近距離路線の650マイル未満の区
ダークホース的に3つ目(4つ目)のおすすめを挙げろといわれたら、Virgin Atlanticを挙げます。
下でプロモーションの履歴をご紹介しますが、Virgin Atlanticは定期的にトランスファープロモーションに出てきます。
また、必要マイルチャートのゆがみがあるので、プロモーション時に移行したマイルを使って利用すると、とてもお得にANAのビジネス・ファーストクラスに乗ることができます。
12/28までに1万ドルの達成は無理なので雨ビジネスだけではこの技は今回使えませんが、この考え方は陸マイラーにとって決定的に重要です。
在米陸マイラーの方はぜひ読んでみてください。https://t.co/mAbs5EGB8I
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) December 11, 2019
提携ホテル一覧
続いて、ホテルポイントの移行先についてです。
2020年12月現在、MRポイントがトランスファー出来る提携ホテルプログラムは以下の3つです。
この中では、断トツでヒルトンがお勧めです。
Kenji
もともと1,000:1,000の交換比率でしたが、2018年1月にHilton Honorsのクレジットカードがシティ系列からアメックス系列に入れ替わったときに、交換比率が1,000 to 2,000へと劇的に改善しました。
トランスファーキャンペーン実績
トランスファーはプロモーション中がおすすめ
このMRポイントの移行ですが、最低移行単位(基本的に1,000MRポイント)がアカウントにあれば、いつでも好きな時に移行をすることが可能です。
移行はリアルタイムですぐに反映されるものから、遅くとも数日のうちには移行先のアカウントで確認ができます。
ただし!
アメックスはサインアップボーナスやアメックスオファーだけでなく、ポイントのトランスファーでもプロモーションを実施します。
プロモーションの内容は移行先によってもまちまちですが、だいたい25%アップくらいから、多い時には50%アップのプロモーションが実施されることもあります。
過去のディールでは、2020年3月に50%トランスファーボーナス・プロモーションが出現していたのが最高です。
こうなると、もうその差は歴然ですね。
・通常時:1,000MRポイント→2,000ヒルトンポイント
・プロモ時:1,000MRポイント→3,000ヒルトンポイント(50%UPの場合)
ですから、どちらがお得なのかは火を見るよりも明らかです。
カード申請と同様、ポイントのトランスファーもプロモーションが実施されているときに行うのがポイント利用の一番おいしい使い方。
錬金術ならぬ、錬「ポイント」術というわけです。
Kenji
ただし、ANAなら獲得から36か月というように、有効期限のあるプログラムがほとんどですので、当面使う当てがないプログラムには移行しても仕方ありません。MRポイントのままなら実質無期限ですから、使うタイミングはもちろん要注意です
2020年12月現在のトランスファープロモーション
では、移行可能なマイル&ホテルプログラムがひととおり解説出来たところで、続いて現在行われているプロモーションをご紹介したいと思います。
今行われているプロモーションは、下記の2つです(人によって異なるオファーがターゲットされることがあります)。
2020年10月現在のトランスファープロモーション(※)
①Hilton Honors Point
→条件:1,000 to 2,800(通常時1,000 to 2,000なので40%増)
→期限:1月31日
②Marriott Bonvoy
→条件:1,000 to 1,300(通常時1,000 to 1,000なので30%増)
→期限:12月31日
(※)人によってターゲットされていないこともあります。
コメント:
12月にプロモーションを実施してるのは、全員がアクセス可能なプロモーションはHilton Honorsと、Marriott Bonvoyの2つのようです。
まずHiltonですが、ボーナス率は上でも紹介の通り、「40%増量」です。
全員がアクセス可能なディールとしてはかなり良い条件のプロモーションだと思います。
Kenji
前回8月に行われたヒルトンのプロモーションは40%だったので、同じ水準です
続いてMarriottです。
こちらも12月から新しくスタートしたプロモーションで、ボーナス率はヒルトンより10%低い「30%増量」です。
マリオットポイントはだいたい1pt = 1centで評価されるため、ANAなどへ移行するのと比べると金銭的価値は落ちますが、ホテルポイントが欲しい場合にはこのオファーは魅力的だと思います。
Kenji
下でご紹介する通り、マリオットでは前回10月に40%増のオファーが出ていたので、条件としては若干落ちます
ヒルトンとマリオットという2つのホテルプログラムの増量トランスファープロモーションがこの条件でそろい踏みするのは珍しいことで、ホテル側もそれだけとにかく利用者を増やしたい、というマーケティングの表れだと思います。
過去のプロモーション実績
プロモーションを利用する=ポイントの価値が増える、ということですから、やはりいつ、どんなプロモーションが行われているか知りたいところだと思います。
そこで、過去約3年間のMRポイントのトランスファー・プロモーションの実績を調べてみました。(The Points Guyのウェブサイトなどを参考にさせていただきました)
過去一年のトランスファープロモーション(一部ターゲットオファーの可能性があります)
✓2017年11月:JetBlue 25%アッププロモーション
✓2017年11月:Virgin Atlantic 30%アッププロモーション
✓2018年5月:Flying Blue 25%アッププロモーション
✓2018 年8月 :Virgin Atlantic 30%アッププロモーション
✓2018年8月:JetBlue 25%アッププロモーション
✓2018年10月:British Airways※ 40%アッププロモーション
✓2019年1月:Aeromexico 25%アッププロモーション
✓2019年5月:Virgin Atlantic 30%アッププロモーション
✓2019年8月:British Airways※ 40%アッププロモーション
✓2019年9月:Marriott Bonvoy 30%アッププロモーション、Hilton Point 30%アッププロモーション
✓2019年11月:Hilton Point 40%(or50%)アッププロモーション
✓2019年12月:Virgin Atlantic 30%アッププロモーション、JetBlue 25%アッププロモーション
✓2020年1月:Asia Mile 10%アッププロモーション、Marriott Bonvoy 20%アッププロモーション
✓2020年2月:AeroMexico 20%アッププロモーション、QANTAS 20%アッププロモーション
✓2020年3月:Hilton Point 50%アッププロモーション
✓2020年8月:Hilton Point 40%アッププロモーション
✓2020年10月:Marriott Bonvoy 40%アッププロモーション
✓2020年12月:Hilton Point 40%アッププロモーション、Marriott Bonvoy 30%アッププロモーション
※BA Aviosのプロモーションは、Iberia Avios、AER Clubと合わせて実施されます。
コメント:
逆に、2019年9月と、2020年1月に実施されたMarriott Bonvoyのトランスファー・プロモーションは、かなり珍しいケースだと思います。
One At A Timeのエントリでは、6月に50%増のプロモーションがターゲットされたと記載されていましたが、これは本人も言っている通り、ターゲットディール。私のアカウントでは現れませんでした。
こういうオファーを見たら、使うあてのある方は飛びつくのがおすすめです。
まとめ
今日は、MRポイントの移行先と、2020年12月現在のトランスファープロモーション、それに過去のプロモーション実績について解説しました。
コロナの影響により、2020年3月以降実施されているプロモーションはすべてホテル系列です。
すぐに使うのは難しいかもしれませんが、来年以降の旅行のためにホテルポイントを貯めておきたい!という人にとってはまたとないチャンスだと思います。
いつ、どんなプロモーションが実施されているかを見ていればだいたい傾向と対策がつかめるはずですので、これからも定点観測的にご紹介していきたいと考えています。
参考記事です。
こちらは以前BAのトランスファーが行われた際の解説エントリ。MRポイントのトランスファーの方法についても画像付きでご紹介してあります。
BA Aviosへのトランスファーが40%アップするプロモーションは10月1日まで!過去のプロモーション実績も紹介
20を超えるマイル&ホテルプログラムへの移行可能なMRポイントですが、ポイントの貯め方としてRakutenを利用している人はまだまだ少ない印象です。
過去2回にわたりどこよりも詳しくRakutenルートの利用法について解説していますので、ぜひ参考にされてください。
【完全解説】アメリカ陸マイラーなら利用必須!Rakutenルートを利用するメリット、登録方法、活用方法をどこよりも詳しく解説
【完全解説】アメリカ陸マイラーなら必須!Rakutenルートに関する疑問・質問にQ&A形式で回答
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いつ拝読させていただいています。MRポイントの移行先ANAがお得と言う情報をよく目にするのですが、ANAAward TiketはAnaの飛んでいる都市までしかマイルを使って日本アメリカ往復しかできないのでしょうか?私は南部Atlantaに住んでいます。例えばANA日本ーJFKそのあとJFKーATLは自己負担でしょうか? 私は貯めたMRポイントは今まで全部Deltaに移行していましたが、他にいい方法があるのか考え始めました。私はマイル、ポイントはほとんど日本北米往復に使用。北米内はAtlーNYC Southwestをポイントでまたは格安航空で年10回程往復しています。ショッピングサイトは使っていませんが、Amazonでの買い物をする場合はStaplesでChaseCash Ink Credit Card5倍でGift Cardを購入し自分のAmazon口座に入れます。
この方法よりChaseポイントがたまりやすい方法があったらご伝授ください。Anaも一度乗ってみたいと思っています。
Sandyさん、
コメントありがとうございます。
>ANAAward TiketはAnaの飛んでいる都市までしかマイルを使って日本アメリカ往復しかできないのでしょうか?私は南部Atlantaに住んでいます。例えばANA日本ーJFKそのあとJFKーATLは自己負担でしょうか?
特典で手配出来ます。スターアライアンスの特典航空券が手配出来るので、例えばアメリカ国内便はユナイテッド航空など、乗り継ぎ便の手配が一冊で切れます。
>私は貯めたMRポイントは今まで全部Deltaに移行していましたが、他にいい方法があるのか考え始めました。
デルタは必要マイルが多くなるのがネックですよね。私はANAか、BAへトランスファーしています。BAも短距離利用にはお勧めです。こちらの記事を参考にされてみてください、
https://sorakoge.net/britishairways-awardticket-change2019
>Amazonでの買い物をする場合はStaplesでChaseCash Ink Credit Card5倍でGift Cardを購入し自分のAmazon口座に入れます。 この方法よりChaseポイントがたまりやすい方法があったらご伝授ください。
Chase URポイントの貯め方はそれがよい方法だと思います。あとは、まだ使われていないのでしたら買い物の際Rakuten Ebatesなど組み合わせるとMRポイントも貯まってお得になると思います。
https://sorakoge.net/rakutenroot-fineprint
ご回答ありがとうございます。
スターアライアンスの特典航空券が手配出来るので、例えばアメリカ国内便はユナイテッド航空など、乗り継ぎ便の手配が一冊で切れます。
繰り返しになりますが、ANA特典日米往復航空券予約の際にANAのWebsiteでアメリカ国内をUnited Airlinesで追加マイルなしでHND-ATLを予約できるとりかいしていいのでしょうか?
Sandyさん、
NRT発になりますが、下記の頁にサンプルの特典航空券のスクショを張っておきましたので参照されてください。ANAのWebやアプリでいろいろ試しの旅程を入れてみると良いと思います。
https://sorakoge.net/memoto-file
ANA Website ためしてみます。
ありがとうございました。
こんにちは。アメリカ駐在1年目のタラと申します。いつも楽しく拝見させて頂いております。1点質問させて頂いてもよろしいでしょうか。現在、AmexでBusiness BlueとHilton Surpass を所持しています。が、どのケースが一番金額的な価値が大きくなるのでしょうか。参考にできる記事などがすでにあれば申し訳ありません。お手数ですが教えて頂けますと幸いです。1)Hilton surpassでHilton Honors pointを貯めホテル宿泊する。2)Business BlueでMRPointを為ANAやDelta マイルに変換する。3)MR point を貯めプロモーション時にHilton honors pointへ変換する。 なお、旅行にはよく行きますので、価値が高ければ最終的にHotel宿泊であろうが航空券であろうがどちらに変わっても問題ないと思っております。
タラさん、
コメントありがとうございます。ご質問にポイントの貯め方と使い方両方が入っているようですので、一概に言えないのですが、ポイントの使い方という意味でしたら、ホテルポイントであればクリスマスバケーションなどの繁忙期にポイント利用するのが一番金銭価値は高くなります。前の話でいまはもう使えませんが、例えば以前手配したリッツカールトンでしたら、マリオットポイントを3.8円/ptのポイント価値で利用したことがあります。
https://sorakoge.net/ritz-marriott-pointstay
航空券も同様ですが、エコノミーよりもビジネスやファーストの方が金銭的な価値は高くなります。使い方によっていくらでも化けると思いますよ(^^)
ありがとうございます。
確かにその時々で1ポイントの価値が変わるので一概には言えないですよね・・・。
どちらかというと、Hilton surpassとBusiness Blue、どちらをメインカードとして使うか悩んでいたので質問させて頂きました。明確に優位性があれば教えて頂けますと助かります。
タラさん、
私ならポイントの汎用性が高いBBPを使います。
ヒルトンポイントを集めているのでしたら、Surpassの年間1.5万ドル利用のawardを狙うのも面白いと思います。
https://sorakoge.net/hilton-weekendnightreward-outline#Hilton_AscendSurpass
ご検討になれば幸いです。
Kenji
誠にありがとうございました。参考にさせて頂きます。今後ともプログ、楽しみに読まさせて頂きます。