アメリカ駐在員の生活費を公開(2018年・ニューヨーク駐在編):月の生活費平均は77万円

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員で陸マイラーのKenji(@sorakoge)です。

 

さて、今日は我が家の家計の話。2018年一年間の家計を集計したので、海外駐在員の生活費実態として皆さんとシェアしたいと思います。

特にこれからアメリカに駐在の予定があるという方や、将来アメリカに住んでみたいという方の目に留まれば幸いです。




家計公開のきっかけ

生活費の公開をするのは実はこれが2回目。そもそも家計をブログに晒そうと思ったのは、駐在員、兼ブロガーとしても先輩にあたるへらじかさんの記事「2017年版メーカー海外駐在員の給与 in アメリカ」と、MMさんの記事「米国生活最後の締め!家族3人海外駐在中(アメリカ)の家計簿を締めました」がきっかけです。

 

私自身の駐在が決まった際、不安になったことの一つに、物価の高いニューヨーク現地で実際にどの程度の生活費を覚悟しなければいけないのかということがありましたが、思っていた以上に生活費の実態を紹介しているブログ、ウェブサイトは限られていました。

 

実際に私がお二人のブログに出会ったのはアメリカへ赴任してきてからですが、もし赴任前にこういった情報に出会えていたら、例えばレントがもう少し低いアパートを探す、勤務先に私自身の給与パッケージについてももう少し交渉するなどの余地があったのかな~と思います。

 

そこで、私もお二人に倣って、昨年1月に2017年の生活費を公開するというエントリを立てました。

それがこちら。

 

そこから一年が経過したので、また今回私自身の家計の振り返りと、皆さんへの情報シェアの気持ちを込めて新しくこの記事を書くことにしたというわけです。

 

結果公開

前置きが長くなりましたが、では2018年の生活費をシェアしたいと思います。昨年同様、一か月の平均値をとっています。それがこちら。

昨年も集計してみて少なからず驚きましたが、結果を見てまず感じるのは生活コストの高さですね。。

2017年は月平均83万円だったのに対して、2018年の生活費は月平均77万円(しかも、下でも説明しますが、これに米国での税金・健康保険料がついてきます!全く付いてきてほしくないですが。。)ですから、やはりニューヨークに駐在する方はそのくらいの生活コストを覚悟されていた方がよいと思います。

 

集計のポイント

続いて集計のポイントについてです。

昨年と同内容なのですが、上記表を参考にされる場合、いくつか注意いただきたい点がありますので記載しておきます。

 

集計のポイント

①USでの税金・健康保険料は集計対象に含まれていません。

②他方、日本で社会保険料・健康保険料・住民税を支払い続けており、支出に含めています。含めている理由は、これらが会社の仮払という形で帰任時に返済することになっているためです。

④ドル払いの円換算は、9月まで110円/ドル、10月以降は円安を考慮して113円/ドルで計算しています。

 

特に気を付けておいていただきたいのは①ですね。

給与天引きのUSでの税金・健康保険は集計の対象に含まれていません。含めていない理由は、特に税金が確定するのが4月の確定申告以降になるためです。なので、これらを含めた実質的な生活費は、月約90万超(=年間およそ1100万!)の超メタボ家計になると思います。

 

集計結果を見て感じること

私は毎月の家計をアプリにつけていているので何となくの状況は把握しているのですが、一年を通して家計を俯瞰するとまた違った感想がわいてきます。そこで、年間の家計を並べてみて感じたことを以下に3点挙げたいと思います。

 

その1:結局北米の生活コストは高い

まず一点目がこれです。というか、今日お伝えしたいメッセージはこれに集約されると思います。

 

1年目、2017年の集計をした際は、「米国移住と生活のセットアップという特殊要因があったこともあり、生活コストは高止まりした。」と自己分析しました。

しかし、2年目の2018年を終えてみて、生活費の水準は、結局月平均77万円とそこまで変わりませんでした。

 

もちろん、2年目も生活コストが高くなった要因はいくつか思いつくのですが、それらは言ってしまえば単なる「言い訳」。

結局のところ季節要因、イレギュラーな出費は毎年手を変え品を変えて出てくるものですので、それよりも米国の生活コストは日本に比べて高いのだという事実を受け入れることが大事だと感じます。

 

これからアメリカへ赴任あるいは留学等で移住されてくる方は、これを覚悟しておいてし過ぎることはないと思います。

 

とても大事な点なのでもう一度言います。米国の生活コストは日本に比べて断然高いです。

感覚的には日本の生活費の2倍~3倍かかると思っておいた方がベターだと思います。

 

その2:2018年のコスト増要因は医療費と食費

次に、もう少し詳しく分析するために、一昨年2017年の生活費と2018年の内訳との比較をしてみました。

 

それがこちらです。

まず、2017年と比べてみて、大枠では約7万円ほど出費減となっています。

減少理由の第一は、2017年は米国移住の際にかかったセットアップの諸費用が計上されていたこと(レントの費目に含めていたので、14万円の減少)。これはある意味想定内です。

ついで、出費減に寄与したのが旅費・交際費の減少です。その背景としては、子どもが生まれて飲み会等に顔を出さなくなったこともありますが、マイル&ポイントを貯め始めて旅行にかかるお金も減ったことが大きいです。これはマイラーとしてとても嬉しい結果でした。

 

他方、2018年のコスト増の要因は、肌感覚としても理解はしていたのですが、医療費と日用品費、それに食費です。

どちらも明確な理由があり、我が家の場合は妻の妊娠・出産がその背景です。

 

だからと言ってこれを切り詰めるとか、このコストがなければ・・・といったことは全く思いません。どちらも子どもを迎える我が家には必要不可欠な出費でしたし、元気な我が子を授かることが出来たのは、間違いなく我が家にとって2018年の一番うれしいニュースでした。

 

お伝えしたいのは、仮に私と同じように海外駐在時に家族が増えるというファミリープランニングまたはその希望がある方がいる場合、月平均で9~10万円くらいの医療費がかかりますよ~、食費も全面的にオーガニックなどに見直すために出費増に繋がりますよ~、というメッセージです。

 

ちなみに、表には含めていませんが、アメリカで支払っている健康保険料も2018年はプランを一番高いものに変えていたため、月5万円ほど2017年に比べてアップしています。なのでこれももちろん家計的にはコスト増です・・・

 

その3:社保・健保の負担が大きい

3点目は社保・健保の負担です。

 

これらは派遣元である日本で支払っている金額であり、アメリカのペイロールには全く記載されてきません。

2018年は出国2年目なので年中途から住民税が消えましたが、それでも毎月平均でおよそ10万円を社保・健保に費やしています。月10万円の出費を生活の基盤のない日本で取られていると思うと、正直気が滅入ります。

 

社保は日米社会保障協定の対象になりますからまだ理解はできますが、健保は単なる払いきりです。そして、社保にしても、日本に居住していないので社会保険料控除が取れず、負担感が増します。

 

タックス・イコライゼーションという考え方

駐在を経験されたことのある方は「Tax Equalization(タックス・イコライゼーション)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

これは、従業員を海外出向させる場合、現地での税金・社会保険料などを控除後の金額が日本に居住していた時と比べて不利にならないように、税後の手取り額を保証する考え方のことを言います。

 

どこまでを「イコール」にするかの考え方は会社によってさまざまで、現地での税金を全額補償するというものから、住宅や子弟の教育費を負担するものなど、いろいろなプランが存在します。

そして、これに加えて、海外派遣という特殊事情や、現地と日本との生活・物価コストの較差などを考慮して上乗せするというのが、少なくとも一昔前までのそれなりに一般的な取扱いでした。

 

これが一般的に言う、「駐在すると家が建つ」というやつですね。

現地での生活費はすべて会社持ちで、しかも日本勤務時代よりも追加手当がいろいろついてくるわけですから、お金がどんどんたまるという寸法です。

 

私のパッケージの場合、イコライゼーションが適用されないため、日本で支払っている月平均10万円超の社保や健保は負担感が大きいです。

 

海外派遣される方の場合、会社にイコライゼーションのプロセスがあるか、ない場合は例えば健保であれば、任意脱退(もっとも、一時帰国の際保険診療の対象外になるため一長一短です。)や、社保が随時改定の対象にならないかなどはあらかじめ確認しておくことには価値があると思います。

 

その上で、「試算では日本生活時と比べてこれだけコストが増える。そのため、この部分の手当てをこの程度増額してほしい」といった形で、具体的な数値例を示しながら勤務先と交渉できればベストですね。

 

私は情報量が少なくて全くできませんでしたが、2度目の海外赴任の機会があればきちんと試算して、声を上げるべきところは上げていきたいと思います。




まとめ

今日は我が家の2018年の生活費実情をご紹介しました。

 

総括として、在米2年目になってもやはり生活コストは思うように下がらず、家計にとっては余裕のない状況が続いています。

陸マイラーとしてマイル&ポイントを貯めていたおかげで年末にカンクン旅行に行ったりとレジャーも楽しむことが出来たのは本当に僥倖でした。大量生産・大量消費のアメリカ社会で生活している以上、今後も支出をうまくクレジットカードのミニマムスペンドのサイクルに乗せて、貯まったポイントを少しでも家計の助けにしていきたいと思います。

 

家族構成や、住む場所・環境によっても生活コストは大きく変わると思いますが、ニューヨーク駐在員のひとつの例として参考にしていただけたらこれほど嬉しいことはありません。

 

参考記事です。

こちらは文中にも何度か出てきた、2017年の生活費をまとめたエントリです。赴任初年度の状況が知りたいという方は下記のエントリをご覧いただくと参考になると思います。

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Kenji

Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ駐在中。 現在妻、0歳児の長男とニューヨークで3人で生活。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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