【プロモ実施中!】AMEX Marriott Brilliantカードの解説。リフレッシュ後のカードは年会費650ドルでプラチナステータス付帯!

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

2024年3月4日:過去最高のプロモーションが開始されました

2023年6月11日:2023年のカードプロモーション情報をアップデートしました

2022年9月23日:記事初出

 

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日はAMEXが発行するマリオット系列カードの一つ「AMEX Marriott Brilliant Credit Card」をご紹介します。

 

Marriott Brilliant Credit Cardは、2022年9月のカードリフレッシュに伴ってついにプラチナステータスが付与される1枚にパワーアップしました!


Kenji

このエントリでは、カードスペックの概要とお勧めできるベネフィットを掘り下げて解説します。ぜひご覧ください




AMEX発行のMarriott系列カード

Marriott Businessのカードスペックを紹介する前に、系列カードを概観します。

 

系列カードは3種類

AMEXから発行されているマリオットの系列カードは、全部で3種類存在します。


Kenji

左から順番に、「Mariott Bonvoy Business Card」「Marriott Bonvoy Bevy Card」「Marriott Bonvoy Brilliant Card」です

このうち、「Mariott Bonvoy Business Card」と「Marriott Bonvoy Brilliant Card」の2枚は2019年2月に実施されたカードの大幅リフレッシュに伴って登場したカードです。

それぞれのカードを新旧対照でみると、以下のようになります。

2019年2月前後のアメックスカードのビフォー・アフター

・SPG Luxuryカード→Marriott Bonvoy Brilliantカード

・SPG Amex Businessカード→Mariott Bonvoy Businessカード

(・SPG Amexカード→Marriott Bonvoyカード

 

なお、上記カードのうち、SPG Amexカード(パーソナル)は2019年2月13日以降新規発行は受け付けられなくなっています。

したがって、現在このカードを持てるのは、既存カードのリフレッシュ組のみになります(以下はプレスリリースからの抜粋です)。

American Express will no longer accept new applications for the Starwood Preferred Guest® Credit Card from American Express after February 12, 2019. When this Card is renamed as the Marriott Bonvoy American Express Card on February 13, 2019, existing Card Members will continue to get access to the Card’s great benefits and offerings.

 

Marriott Bonvoyカードを除く2枚に、2022年9月に新しく登場した「Marriott Bonvoy Bevy Card」を加えた3枚が、現在AMEXから発行されている系列カードのラインナップになります。

 

ちなみに・・・詳細には立ち入りませんが、Chaseからも系列カードが3種類発行されています。

AMEXとChaseを合わせると、マリオット系列カードは現在新規に申請できるカードとしては全部で6種類が存在していることになります。

 

2024年3月時点のマリオット系列カードの全て(新規アプライ可能なカードのみ)

AMEX系

①Marriott Business(ビジネス、年会費125ドル)

②Marriott Bonvoy Bevy(パーソナル、年会費250ドル)

③Marriott Brilliant(パーソナル、年会費650ドル)

 

Chase系

④Marriott Bold(パーソナル、年会費無料)

⑤Marriott Boundless(パーソナル、年会費95ドル)

⑥Marriott Bountiful(パーソナル、年会費250ドル)

※Chaseのマリオット系カードRitz Carton Visaは裏口から手に入れられるという情報もありますが、ここでは立ち入りません。


Kenji

2022年9月のリフレッシュの際、「Bevy」と「Bountiful」の2枚が加わって、合計6枚の系列カードにラインアップが増えました

 

カードデザインの歴史

Brilliantカードのデザインの歴史も簡単に振り返ります。

 

Marriott Brilliantはラグジュアリーカードの位置付けで、当初は「AMEX SPG Luxury」の名称で2018年8月に登場したのが最初です。

 

そのカードが二転三転して、現在のMarriott Brilliantのデザインに落ち着いたのが、2022年9月のことです。

 

カードの歴史

・2018年8月:SPG Luxuryカードの登場

・2019年2月:Marriott Brilliantカードへリフレッシュ、名称&券面、ベネフィットが全面変更

・2022年9月:Marriott Brilliantのデザイン、ベネフィットが変更

最新のカードデザインはBonvoyプログラムの流線型のウェーブが前面にプリントされて、スタイリッシュに仕上がったと思います。


Kenji

私が持っているのは旧SPG AMEX時代の紫のカードデザインのため、ずいぶんと隔世の感がありますね💦

以上が、マリオット系列カードの外観になります。

 

Marriott Brilliantのスペック

ここからはいよいよ本題、カードスペックのご紹介です。

 

スペック外観

まずは、新しいMarriott Brilliant Creditカードのスペック概要を見ておきましょう。

 

カードスペック

✓正式名称:Marriott Bonvoy Brilliant Credit Card

✓発行会社:AMEX

✓カードブランド:AMERICAN EXPRESS

✓クレジットカードの種別:パーソナルカード(クレジットカード)

✓ 年会費:650ドル(初年度から発生)

✓ サインアップボーナス:通常時7.5~10万マリオットポイント

期間中限定で18万ポイント(6か月以内に6,000ドル以上利用が条件)。プロモーション期限不明

✓ ポイント付与:マリオット系列でX6倍、レストラン・フライトがX3倍、その他はX2倍

✓ 追加ベネフィット:マリオットのプラチナステータス付与、25泊分の宿泊実績付与、カードアニバーサリーに8.5万ポイントまでの系列ホテルで泊まれる宿泊券付与、年間300ドルのダイニングクレジット、プライオリティパス、グローバルエントリor TSA PreCheckのクレジット、アニュアルチョイス特典(2023年1月1日以降スタート)、一部ホテルで利用出来る100ドルのプロパティクレジット

✓ 為替手数料:なし

 

カードのベネフィットは下で詳しく解説しますが、すぐに目に付くのはプラチナステータスが付帯することになったことでしょう。

 

いままではマリオット系列カードではゴールドステータスの付与が最高だったため、ここは大きな、大きな変更ということができます。


Kenji

ただし、個人的には特に駐在組にとっては手放しで喜べるような変更ではないかな・・・と思います。どういうことか、下で詳しく解説します

その他も、プライオリティパスや、グローバルエントリーのクレジット、ダイニングクレジットなど、旅行関連で使えるベネフィットがとにかく目白押しです。

 

650ドルというのは、AMEXの発行するカードラインナップの中では「AMEX Platinum」(アメプラ)の695ドルに次ぐ年会費レベルですが、それに劣らないだけのベネフィットを付けてきたというのが率直な印象です。

 

2022年9月のリフレッシュ

上記のカードスペックは、直近9月に実施されたカードベネフィットのリフレッシュを織り込んだものになります。

 

ビフォー/アフターは変更前後で比べるとわかりやすいので、表形式でまとめたのが以下になります。

 

2022年9月のリフレッシュ前後のカードベネフィット(画像をクリックすると拡大します)

プラチナステータスが付与されるようになったこと以外に目に付くのは、年会費の上昇(450ドル→650ドル)と、宿泊実績(ENC)が15泊から25泊になったことでしょうか。

 

年会費が200ドル値上がりしたことは確かに痛いですが、一見してベネフィットの上昇も付いて行っている印象です。

 

他方で、評価が分かれるのが300ドルのクレジットの使途でしょう。

 

過去は、マリオット系列ホテルでの利用で300ドルがクレジットされるという、マリオットを利用する機会のある方にとっては比較的回収しやすいベネフィットでした。


Kenji

そのため、「450ドル▲300ドルのクレジット=実質年会費150ドル」と捉えていた方も多かったことと思います

 

他方で、改定後はというと、ホテルクレジットが年間300ドルのダイニングクレジットに置き換わりました。

 

金額は同額なので一見して改悪ではないように見えますが、改定後は月額25ドルで、ロールオーバーが出来ない毎月使い切りのベネフィットになります。

 

したがって、例えば1年のうち半分の月しか使わなければ、300ドル x 6 ヶ月 = 実質150ドルのベネフィットになります。

 

外食をする機会が多い方にとっては変わりませんが、特にアメリカ居住の方にとっては外食で25ドルで済むケースは稀でしょうから、よほど計画的に使わない限りは「持ち出し」が発生するベネフィットになったと捉える方が良いと思います。

 

Marriott Brilliantの魅力と使いこなし方

ここからは、Marriott Brilliant Credit Cardの魅力と、使いこなし方を掘り下げて解説します。

 

カード発行でマリオットプラチナステータス

上でも紹介した通り、complimentaryで付与されるマリオットのステータスがプラチナへと格上げになりました。

 

何度もブログで取り上げている通り、マリオット・ボンヴォイのプログラムには、年間の宿泊実績に応じて以下5段階の上級会員制度が設けられています。

 

マリオットの上級会員ステータス

・Marriott Bonvoyシルバーエリート: 対象となる宿泊10〜24泊
・Marriott Bonvoyゴールドエリート: 対象となる宿泊25〜49泊
・Marriott Bonvoyプラチナエリート: 対象となる宿泊50〜74泊
・Marriott Bonvoyチタンエリート: 対象となる宿泊75泊以上
・Marriott Bonvoyアンバサダーエリート: 対象となる宿泊100泊および滞在で獲得した対象となる料金に基づく対象となる年間利用額20,000米ドル

 

上記の中で、会員が目指すのが、ラウンジアクセスや朝食無料のベネフィットがつく「プラチナエリート」です。

 

リフレッシュ時の年会費上昇のバーターとしてプラチナステータスが付与される旨はずいぶん前からリークされていましたが、マリオットの数多くのステータスの中でも一つの分水嶺となるプラチナステータスを自動付与するというのは、マリオットにとってひとつの大きな「決断」であったことは想像に難くありません。

 

他方で、これまでのマリオットの改定の動向と、下でご紹介する宿泊実績(ENC)の上昇を踏まえると、近い将来プラチナステータスのベネフィット自体を格下げする「はしご外し」を画策していることも、おそらくほぼ間違いない事実でしょう。


Kenji

こちらは現時点で特にリーク情報はありませんが、これだけプラチナが増えてしまうと、例えばクラブラウンジのアクセス権をチタンステータス以上にすることや、朝食無料をヒルトン同様、ダイニングクレジットへ変更するといった改悪がありえそうな気がします

 

カード発行でマリオットの宿泊実績が25泊付与

カード保有で自動付与されるマリオットの宿泊実績が、25泊になりました。

 

ENC付与は上の会員ランクを目指すためのブースター。あるいは言葉を換えれば「下駄」であり、25泊の宿泊実績付与のベネフィットは大きな意味を持ちます。

 

プラチナどまりでよい、と言う方にとっては特に意味のないベネフィットですが、その上のチタン会員(年間75泊以上)や、あるいはライフタイム会員資格(ライフタイムプラチナであれば、10年プラチナ+通算600泊以上が条件)を目指す方にとっては、+10泊の下駄の追加は大きなベネフィットだったことと思います。


Kenji

この+10泊と言うのが絶妙ですよね。。日本の「マリオットプレミアム」もリフレッシュ後は5泊のENCから15泊になりましたし、アメリカの現行ルールではアメリカ国内発行の系列カードだけだと25+15=40泊が限度で、チタンには+35泊の「上澄み」が必要になります。プラチナは付与するけれども、バラマキのステータスになるのでその上のチタンステータスを目指してね、というメッセージの現れではないでしょうか

 

ミニマムスペンドなしで毎年無料宿泊券が付与

最後に取り上げるカードの魅力は、毎年付与されるFree Night Reward(無料宿泊特典)です。

 

このベネフィットの特徴は、

・カードアニバーサリーで毎年自動付与されること(ミニマムスペンドの条件などがないこと)

8.5万pまでのマリオット系列ホテルの宿泊の際に利用できること

・ブラックアウトがないこと(週末や繁忙期であっても枠がある限り利用可能)

 

の3点にあります。

 

いまは規約改定で1.5万pまでFNAに加算して利用できるようになったため、理論的には10万pの系列ホテルまで手配することが出来るようになりました。


Kenji

系列ホテルを使う人にとっては、2年目以降も年会費を回収できるだけのベネフィットがあると言えそうです

 

以上が、新しいMarriott Brilliantのカードベネフィットの使いこなし方の解説でした。

 

Marriott Brilliantのサインアッププロモーション

カード紹介の最後に、Marriott Brilliantのサインアッププロモーションについてもご紹介しておきます。

 

2024年3月現在のプロモーション

 

通常時のボーナスは7.5~10万ポイントですが、期間限定で、

 

6カ月以内に6,000ドル以上利用で18万ポイント

 

のプロモーションを実施しています。

 

Earn 185,000 bonus Marriott Bonvoy points
Earn 185,000 Marriott Bonvoy bonus points after you use your new Card to make $6,000 in purchases within the first 6 months

 

通常時と比べると、ボーナスはでミニマムスペンドの水準も6,000ドルと比較的リーズナブルな水準と思います。

 

アプライを考える方は>こちらのリンク<(紹介リンクです)を使ってみてください。

 

過去のプロモーションの歴史

ボーナスの水準を比較できるように、時系列の形で過去のプロモーションの歴史も記載しておきます。

 

Brilliantのカードプロモーション

✓ 2022年9月~:カードリフレッシュプロモーションで15万pにボーナスアップ(条件は、3月以内に5,000ドル以上の利用)

Earn 150,000 Marriott Bonvoy Bonus Points

Earn 150,000 Marriott Bonvoy Bonus Points after you use your new Card to make $5,000 in purchases within the first 3 months of Card Membership

✓ 2023年6月~:15万ポイント(6月以内に6,000ドル以上の利用)+6泊以上宿泊でさらに+5万ポイントの追加プロモーション

Earn 150,000 Marriott Bonvoy bonus points after you use your new Card to make $6,000 in purchases within the first 6 months of Card Membership.† Plus, earn 50,000 Marriott Bonvoy bonus points after you stay 6 eligible paid nights at hotels participating in Marriott Bonvoy through 1/31/24. Offer ends 8/9/23.

✓ 2024年2月末~:18万ポイントプロモーション(条件は、6月以内に6,000ドル以上の利用)

Earn 185,000 bonus Marriott Bonvoy points
Earn 185,000 Marriott Bonvoy bonus points after you use your new Card to make $6,000 in purchases within the first 6 months

 


Kenji

リフレッシュ後のみでまとめています。前回は2 tier制の2tier目のアップサイドが6泊以上の宿泊と高いハードルであったため、やはり今回が実質的に過去最高のプロモーションと捉えてよいと思います

 

まとめ

本日はAMEX Marriott Brilliantクレジットカードのスペックと、その魅力についてご紹介しました。

 

途中辛口のコメントも入りましたが、全体としてはマリオット派の方にとっては魅力的な一枚に仕上がっていると思います。

 

他方で、650ドルという年会費は決してリーズナブルとは言えないため、以前にも増して使う人を選ぶカードになったと言うことが出来そうです。

 

参考記事です。

 

下記は本記事で紹介したBrilliantの姉妹カードに当たるMarriott Businessについてのレビュー/紹介記事です。

順調(?)にカードリフレッシュを続けるAMEXの次の標的となるのは何でしょうか・・・?個人的には、一番危ないのはもっともバランスの取れたカードである「Hilton Aspire」だと思います。詳しいベネフィットは下記のエントリで解説しています。







 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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