マリオットの2020年宿泊実績が50泊(プラチナ)に到達。チタンステータスを目指さなかった理由や2021年度のマリオットの上級会員の位置づけ考察など

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日は2020年マリオット・ボンヴォイの宿泊実績が節目の50泊に到達したので、その実績報告と、チタンステータスを目指さなかった理由について触れてみたいと思います


Kenji

まだ少し早いですが、来年度に向けたマリオットの上級会員の動向なども予想します



現時点のマリオット宿泊実績

マリオットの宿泊実績が50泊に到達

今回記事を書こうと思ったのは、マリオット系列の2020年宿泊実績が50泊の節目に到達したためです。
マリオット系列に泊まる方にとっては周知の事実ですが、マリオットは年間の宿泊実績に応じて以下5段階の上級会員制度を設けています。

 

マリオットの上級会員ステータス

・Marriott Bonvoyシルバーエリート: 対象となる宿泊10〜24泊
・Marriott Bonvoyゴールドエリート: 対象となる宿泊25〜49泊
・Marriott Bonvoyプラチナエリート: 対象となる宿泊50〜74泊
・Marriott Bonvoyチタンエリート: 対象となる宿泊75泊以上
・Marriott Bonvoyアンバサダーエリート: 対象となる宿泊100泊および滞在で獲得した対象となる料金に基づく対象となる年間利用額20,000米ドル

 

この中で、会員が目指すのが、まずはラウンジアクセスや朝食無料のベネフィットがつく「プラチナエリート」。ついで、さらに差をつける意味でその上をいく「チタンエリート」の2つの会員ステータスだと思います。


Kenji

こうしてみると、たまにネット上で見かけるアンバサター会員のすごさを思い知らされますね。。年間2万ドル以上利用。。。

 

私の場合は、2020年11月の「シェラトン・トーキョーベイ」の宿泊をもって、節目の50泊に到達した、というわけです。

 

40泊の宿泊実績はボーナスクレジット

では、実際に50泊もマリオットに宿泊したのかというと、実態は全く異なります。

 

50泊の宿泊実績にあたって大きかったのが、40泊のボーナス・クレジットです。

 

もともと私は「Marriott Bonvoy Business」の保有により、毎年15泊分の宿泊実績が付与されています。

ここに、2020年はコロナの特別措置として、2019年の宿泊実績の50%を付与する旨が6月末にアナウンスされました。


ちょっと面白かったというか幸運だったのが、この特例措置は、2019年の実際の宿泊実績の半分を付与するというものではなく、ステータスに応じた付与になっていたことです。

 

私の場合は、2019年にプラチナチャレンジに成功してマリオットのプラチナステータスでした。

 

プラチナ会員に必要な宿泊実績は、上で解説した通り年間50泊、よってこの半分である25泊が宿泊次席として付与された、というわけです。

この2つの合計で40泊の宿泊実績という、よくわからない状況になっていたのが実際の宿泊実績加味前の私の状況でした。

 

50泊到達に掛かったコスト

50泊到達までにかかったコストと、宿泊先もご紹介しておきます。それが、こちらです。


Kenji

宿泊コストはポイント購入代金も含んだ実際コストで、現金決済でGo Toの適用があるものはGo To割引・獲得ポイント考慮後の実際の負担金額です

 

宿泊先と宿泊コスト

・シェラトン沖縄サンマリーナ(5泊):7万円

・マリオット山中湖(合計3泊):2,500円

・アロフト東京銀座(1泊):千円

・シェラトン・トーキョーベイ(1泊):3千円

 

宿泊コスト合計:76,500円

 

2020年はコロナの影響もあり、いろいろな幸運が重なったということもありますが、50泊の宿泊実績を76,500円という超格安の予算で達成できました。

この金額は、おそらくこれから先経験することはないと思います。

 

チタンステータスを目指さなかった理由

2021年度は上級会員が急増する見込み

界隈では、日々マリオットの宿泊実績を報告するツイートがあふれており、また、ステータスマッチからの90日以内に15泊宿泊で、2021年度のプラチナステータスを取得した、あるいはチタンステータス取得の条件である75泊の節目を達成したという報告を目にする機会がここ数年で間違いなく一番多い日が続いています。

 

Twitterを母集団に考えるわけにもいきませんが、とあるユーザー調査では、2021年度はプラチナステータスが全体の41%チタンとアンバサターも全体の25%を占めるという驚きの結果も出ています。

人によっては周りの会員と差をつける目的で、今年チタンステータスを目指したというコメントも目にしています。

 

チタンを目指さなかった理由

私がチタンステータスを目指さなかった理由は何でしょうか?

 

その理由のひとつには、下手に宿泊実績を増やすためだけに人が密集する地域に出かけたくない、というのがあります。

 

私はサラリーマンという立場上、ホテルステイを行うのはどうしても金・土・日の週末が多くなります。

Twitterでは私がフォローしているユーザーや、彼らのリツイート、「いいね」を推された投稿が表示されるため数多くのホテルステイの投稿を目にしますが、週末のマリオット系列の惨状を見るにつけ、ちょっとこれは出かけたくないな・・・と思ってしまいます。

また、もともとプラチナステータスを保有していても、上記の通りいまは上級会員ステータスを保有している人が溢れているため、週末に出かけてもせっかくのステータスも空振りに終わってしまうことが多いというのその理由です。

チタンステータスを達成するにはあと25泊の「上澄み」が必要・・・

サラリーマンの自分にとって、さすがにこれは若干厚い壁に感じました。

 

50泊を目指した理由

もう一つの理由が、逆説的ですが、今年50泊は達成しておこうと考えた理由につながります。

 

以前下記エントリで解説した通り、今年はコロナの特別措置により、ステータスが2021年度にスライドされることが決定されており、極端なところ1泊もしなくても2021年度のプラチナステータスは決まっていました。

そして、このブログを読んでいただいている方ならご存じの通り、私はもともとマリオット派ではなくヒルトン派です。

 

にもかかわらず、マリオットで10泊の宿泊実績を乗せて50泊としたのは、ずばり、50泊達成時の「年間チョイス特典」狙いです。

 

50泊到達時の年間チョイス特典

・5泊分のスイートナイトアワード(SNA)
・シルバー会員資格を家族・友人1名にプレゼント
・ベッドマットレスを40%オフで購入する権利
・5泊分のエリートナイトクレジット(宿泊実績)
・チャリティーへの100ドル寄付

 

もちろん私が狙ったのは、この「年間チョイス特典」の中のスイートナイトアワード(SNA)です。

 

スイートナイトアワード(SNA)とは、その名の通りスイートルームへのアップグレード権利で、もちろん当日のホテルの空き状況によりますが、この権利を使ってボランタリーなホテル側の裁量ではなく、会員の側からスイートルームへのアップグレードをリクエストすることが出来る、というものです。

 

このSNAを、ステータスマッチからのプラチナ組との「ちょっとした」違いとして、2021年に活用することを考えた、というわけです。


Kenji

もちろん、すべてのリクエストが通るわけではないですし、SNAの対象外の系列ホテルもありますがね・・・でもスイートルームへの希望が持てるというだけでもわくわくするというものです

 

2021年のマリオットの位置づけ

プラチナ&チタンステータス組が大多数

まず日本で増えるのが予想されるのが、「Go Toトラベル」利用でのプラチナ&チタン組の急増です。

 

上でも触れたように、今年のステータスマッチと、Go Toトラベル需要により、界隈ではプラチナ&チタン組が次々と登場しています。

 

私も安いものでは一泊1,000円などで宿泊出来ているので「Go Toトラベル」の恩恵を受けているわけですが、やはりこの上級会員の急増が与える影響は気になります。

 

これだけ増えると、次にマリオットが手を打ってきそうなのが、やはり「改悪」ですよね・・・

いまのプログラムに落ち着いたのが2019年2月のマリオットボンヴォイプログラム始動で、まだ2年弱しか経っていませんが、予想の斜め上を行って改悪を行うのがマリオットですから、来年の動向は気になります。

 

アメリカでもプラチナ組が激増の予感

日本ばかりではなく、アメリカでもプラチナステータス組は増加することが見込まれます。

 

その理由は、ブログでも取り上げたクレジットカードプロモーションです。

詳しくは記事をご覧頂きたいのですが、AMEXの発行する2つのカードのどちらかを手に入れれば、サインアップボーナスに加えて2021年にマリオットのプラチナステータスが付与される、というもの。

 

この2つのカードの取得に必要なコストは、

 

・Marriott Bonvoy Business:年会費125ドル

・Marriott Bonvoy Brilliant:年会費450ドル(300ドルはマリオットクレジットで簡単に回収可能)

 

となっています。

どちらもプラチナステータス獲得の費用としては超格安で、一泊でも系列ホテルに泊まってアップグレード&朝食無料を楽しむことが出来れば年会費分はベネフィットで回収できます

 

以上の状況を考えると、ホテルの経営難と相まって、

 

上級会員激増→ベネフィットを得られる場面(アップグレード)が減少→ホテルプログラムの改悪・・・

 

という悪循環が2021年のマリオットボンヴォイプログラムに一番起きそうで、かつ、懸念されるシナリオです。


Kenji

もっともヒルトンやIHGも状況は似たり寄ったりなので、どのホテルプログラムも予断を許さない状況なのが頭の痛いところです

 

まとめ

今日は2020年マリオット・ボンヴォイの宿泊実績の実績報告と、来年に向けたプラチナ&チタンステータスの動向などについて勝手気ままに予想をしてみました。

 

文中ご紹介したように、私自身はマリオットがメインのホテルプログラムではないですが、同じホテル業界としてやはり動向は気にかかります。

 

ホテル側としてもコロナ下での宿泊需要激減にあって何とか需要を喚起したいという思いと、しかし予算は絞りたい(絞らざるを得ない)という苦しい台所事情があるはずで、この相反する2つの要素が来年度のプログラムやホテルカテゴリーの改定にどう影響するのかが気になります。

ユーザーとしては改悪が起こらないことを願うばかりです。

 

参考記事です。

 

マリオットは、このホテルステイも含めてプラチナチャレンジを行って、いまは無事プラチナステータスを獲得しました。プラチナ・チャレンジについての情報は、下記のエントリでまとめてあります。

同じGo Toトラベルを利用して宿泊したマリオット系列のホテル宿泊記を2つご紹介します。上でもご紹介の通り、どちらも驚くほどお得に宿泊することが出来ました。







 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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