【悲報】ソラシドエアがプログラム改定を発表。Vポイント1-2の移行比率は2025年11月末で終了へ

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

 

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

本日は、改悪の一報が飛び込んだソラシドルートについて取り上げます。


Kenji

プログラムの改定期日は2025年12月1日です。ソラシドルートを利用されたい方は11月末までに利用したいですね!



ソラシドエアマイルとは

ソラシドエアマイルは、三井住友のポイント プログラム「Vポイント」から1-2で移行出来るプログラムです。

 

ソラシドエアのお膝元が九州の宮崎ということもあり、就航地は九州各地と沖縄に集中しており、日本国内線で九州方面に出かける方に取っては極めてメリットのあるプログラムでした。

ソラシドエアのメリット

・Vポイントから直接移行が可能(ANAの場合は間接移行のため移行完了まで1-2カ月必要)
・移行比率が1-2(200%。ちなみにVポイントを「みずほルート」でANAマイルに交換するには移行比率が70%になります)
・九州路線の本数が多い
・当日の座席に空きがあれば空港で前便への振替案内が可能

 

何より有難いのがやはりその移行比率で、例えば本社のある羽田=宮崎の往復特典航空券の必要マイルは1万マイル(ローシーズンの場合)。

 

移行比率200%を考慮すると、Vポイントが5,000ptで往復航空券が発券出来てしまうといういわばバグのようにお得な仕組みでした。

 

他方で、

 

・利用には「ソラシドエアカード」が必要
・路線開放は年2回のため開始日は予約が集中する
・2024年8月に特典マイルチャートの改悪あり
・特典枠がなかなか見つからない

 

などのデメリットもありました。

 

特に最後の4点目はクリティカルで、年2回の開放日当日はサーバーダウンの頻発で全く繋がりませんし、それを流して後々思い立って利用しようとしても、なかなか枠が見つからないという致命的な欠陥が生じていました。


Kenji

ここ1-2年はソラシドルートが有名になったこともあって、毎回特典開放日にはパソコンと睨めっこしてサーバーダウンと戦いながら特典フライトを手配してましたね・・・

 

このルートが爆発的に広まったきっかけのひとつが、やはり2021年の羽田=沖縄の直行便の就航だと思います。当日私もそのニュースをブログ記事で取り上げました。

 

 

ソラシドエアの改定内容

さて、改悪の内容です。

 

6/13にアナウンスされたプログラム改定の内容は、以下のとおりです(アナウンス原文は>こちら<です)。

株式会社ソラシドエア(本社:宮崎県宮崎市 代表取締役社長:髙橋 宏輔)は、2025 年 12 月 1 日
(月)から Solaseed Air カードのサービスをリニューアルし、1 年間で税込 50 万円以上ご利用の方に特典
マイルを付与します。また、V ポイントからマイルへの交換レートを変更します。

・ソラシドエアカードにマイルストーンボーナス制度を導入

・Vポイントからの移行比率を改定

 

以下、それぞれについて簡単に触れておきます。

 

マイルストーンボーナス制度の導入

上で触れたとおり、ソラシドルートの利用には「ソラシドエアカード」という特殊なクレジットカードが必要です。

 

このカードに新たに導入されるのがマイルストーンボーナスで、

 

・ノーマルカードの場合年間利用50万円以上で5,000マイル付与
・ゴールドカードの場合年間利用100万円以上で10,000マイル付与

 

のカード種類に応じた追加マイルの付与になります(利用集計はカレンダーイヤーで、付与時期は毎年2月下旬の予定)

 

単純に1マイル=1円で換算すると追加還元率は1%で、エポスカードゴールドや、三井住友カードのオーナーズゴールドなどとマイルストーンボーナスの水準は同等になります。


Kenji

直接マイルでの付与のため、マイル価値を考えると利用機会がある方にとってはもう少し価値は高いはずです。特典が手配出来れば・・・ですが。。

 

マイル移行比率の改定

影響が大きいのは何と言ってもこちらですね。

 

改訂前1-2だった比率が、1-1に変更されます。

これはどう見ても改悪で、ソラシドルートの妙味は事実上消滅したと言っても良いでしょう。


Kenji

敢えてプラス側面も考えると、ANAマイルは移行比率70%、JALマイルは移行比率60%なので、国内線限定で考えればまだソラシドルートの方がお得ということは言えるはずです

 

ソラシドエアマイルの将来を予測

今回の改悪を受けて、今後のソラシドルートはどうなるでしょうか。。

 

それが、こちらです。

 

2028年は駆け込み需要を想定

まず、11月末の移行比率改悪の前は、当然ながら駆け込み移行が増える事が予想されます。

 

ソラシドエアマイルの有効期限は移行から36カ月ですので、2028年11月末が1-2ルートで交換したマイルの利用期限です。

 

ソラシドの予約開始は現行では年2回、2月と8月です。

 

そうすると、2025年12月1日~スタートする改定後のプログラム始動前にマイルを移行した方が慌てて予約に走るは、2028年2月と、8月の開放時期になるでしょう。

 

これまで以上の争奪戦になることは目に見えているので、交換を考える方は2027年中には使い切るくらいのイメージで構えておいた方がよいと思います。

 

改定後のソラシドルートがどうなるか

プログラム改定後のソラシドルートはどうなるでしょうか。

 

私の個人的な予想ですが、国内旅行を考える層にとっては引き続き人気であり続けると思います。

 

1-1の移行比率になったとしても、まだまだANAや、JALと比べるとお得であることに変わりはないためです。

 

もっとも、国内線の場合国際線と違ってマイル単価はあまり高くなる事は望まないので、現在ほど陸マイラーが殺到することはないでしょう。

予約日のサーバーダウンと、その後全く特典枠が取れない現在の状況はある意味異常事態で、改悪によって特典枠が探しやすくなるのであればむしろその方が望ましいと言うことが言えるかもしれませんね。

 

実際に改定後のソラシドマイルでの予約が世の中に出てくるのは3年後のことになるので、ニューノーマルがどうなるのか、今から興味を持って見つめていきたいと思います。

 

まとめ

本日は6/13にアナウンスされたソラシドルートの改定について解説しました。

 

改悪のニュースは残念ですが、この界隈はもともと改悪との戦いなので、ある意味ここまで長きに渡ってバグルートが維持されていたこと自体が僥倖だったと捉えるしかありません。改悪が実際に影響するのはまだ先の話ですので、それまでにまた新しいルート、新しいお得ルートを開拓していきたいものです。

 

参考記事です。

 

我が家は2022年のエアドゥとの経営統合前に大量10万マイルを移行していたものがまだ1.5万マイルほど残っていて、ちょうど3年の期限切れを今夏に迎えそうだったので慌てて今回特典フライトを発券しました。同じようなことを考えた方がいれば今年夏以降に期限切れを迎えるはずですので気を付けてくださいね。

ソラシドプログラムの盛り上がりが頂点を迎えたのが2021年7月のエアドゥとのマイル相互交換キャンペーンでしょう。私も当時大量にAIRDOマイルを手に入れて、今年も当時のDOポイントを使って北海道旅行に利用しています。







 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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