【失敗談シェア】アメリカ駐在員が申請に失敗した3つのクレジットカードとカード申請のコツを紹介

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こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

さて、このブログでは特に駐在員の方を対象にアメリカの魅力的なクレジットカードのスペックや、カード申請・サインアップボーナスクリアのためのテクニックなどをご紹介していますが、今日のエントリでは少し視点を変えて、私が申請で落ちてしまったクレジットカードを3つご紹介したいと思います。

 

私の申請履歴と失敗談をシェアすることで、後に続く駐在員・在米者の方が申請する際の参考になれば幸いです。



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失敗①:United Mileage Plus Explorer

まず一枚目が、航空系カードの「United Mileage Plus Explorer」。クレヒス取得から約半年で真っ先に突撃して、あえなく撃沈したのがこのカードです。

カード申請時のステータスは以下の通りでした。

 

カード申請時のステータス

カード発行会社:Chase

申請した人:私名義

申請時点のスコア:693

カード申請のタイミング:SSN取得から約半年

 

カードのスペックについては下記のエントリでもご紹介していますので興味があれば参考にされてください。

 

Chaseから届いた手紙に記載されていたコメントは以下のとおりです。

Our decision was based on these specific reason(s)

Not enough accounts opened long enough to establish a credit history

 

コメント

Chaseは5/24ルールがあると聞いていたので、早め早めに申請しようと思ったのですが、残念な結果に終わりました。

 

この申請結果をもらって私が取った行動が、ChaseにBank accountを開けることでした。

 

Chaseのコメントの「accounts」というのがChaseとのリレーションなのか、それともクレジットヒストリー全体を指しているのかははっきりしませんが、銀行口座を持っていてプラスになることはあってもマイナスに働くことはないでしょう。(実際、後日CitiのAAdvantage Goldを申請した際、Citiとの取引履歴がないことを理由に追加で書面の提出を求められました。)

 

ちょうどChaseではチェッキング口座の新規開設のプロモーションをやっていたこともあり、結果渡りに船になりました。

 

なお、Chaseが参照しているクレジットスコアは私たちがCredit KarmaCredit Sesameで確認出来るスコアよりも10-20程度低いように感じます。

 

申請時のCredit Karma上のスコアは720程度ありましたが、Chaseのレポート上は693。Chaseは保守的なことで有名な銀行ですので、申請にあたっては、手元のスコアは多少ディスカウントして考慮した方が無難だと思います。

 

失敗②:IHG Rewards Clubカード

申請に失敗したカードの2枚目は「IHG Rewards Club」。またしてもChase発行です。カード申請時のステータスは以下の通りでした。

 

カード申請時のステータス

カード発行会社:Chase

申請した人:私名義

申請時点のスコア:717

カード申請のタイミング:SSN取得から約9か月

 

Chaseから届いた手紙に記載されていたコメントは以下のとおりです。

 

Our decision was based on these specific reason(s)

Too many recent request for credit or reviews of your credit

Length of time since oldest credit card was opened is too short

Too many recent requests for new credit

 

コメント

2つ目の失敗も同じChaseでしたが、駄目の理由が3つに増えました。笑

 

このカードを申請した理由は、2018年の4月にカードの切り替えがあり、新規カード申請受付を停止することになってしまったためです。ホテル系のクレジットカードが1枚欲しかったのですが、年会費49ドル(初年度無料)で更にアニバーサリー特典で1泊無料がついてきたこのカードはとても魅力的でした。

またChaseか・・・と思いながらも申請したらやっぱり却下されました。

 

「Too many…….」と2度もコメントされていますが、手元の履歴上は(ビジネスカードを除いて)3か月以上カード申請はしていません。何となくChaseに対する苦手意識だけが残りました。結果、次回私がカード申請をしたのは8月頭のことで、丸々4か月という長目の「お休み」を取らされる羽目になりました。

 

失敗③:Alaska Airlines Visa Signature card

3つめが「Alaska Airlines Visa Signature card」です。このカードは6月末に妻のために申請した3枚のカードのうちの1枚です。エピソードについては以下のエントリでまとめてあります。

 

カード申請時のステータスは以下の通りでした。

 

カード申請時のステータス

カード発行会社:Bank of America

申請した人:妻名義

申請時点のスコア:744(Credit Sesameから抽出:BOAからのレター上は記載なし)

カード申請のタイミング:SSN取得から8か月

 

BOAから届いた手紙に記載されていたコメントは以下のとおりです。

 

There are too many inquiries on your credit file

Limited deposit and/or investment balances with us and/or our affiliates

Length of time your account(s) with us and/or our affiliates have been open

 

コメント

BOAのコメントを見ると、やはりクレジットカードを審査するにあたっても銀行アカウントの開設状況や、銀行とのリレーションがあるかどうかが考慮されていることがわかります。

 

Amexなど銀行がないカード会社(実際にはAmexもインターネット専業でBank Accountsを受け付けていますが!)は別として、ChaseやCiti、BOAなど、大手のカード会社に申請する際は前もって銀行アカウントを開けておいた方が有利に働くことが多いと言うことだと思います。

 

私の雑感

最後に、以上3枚の失敗例を通してみての陸マイラーとして傾向と対策を雑感としてまとめたいと思います。

 

陸マイラーには失敗はつきもの

まず、陸マイラーで複数のクレジットカードの申請を繰り返していく以上、ある程度の失敗(申請のDeclineや、クレヒスへのダメージ)はつきものと割り切る必要があります。

 

個人の収入や、支出の状況によっていつ、どんなカードを申請するのがベターかは異なってくるでしょうし、カード戦略を考えるにあたっては帰任までのスパンも当然考慮すべきです。

ローンを組む予定があれば、そもそもPersonal cardの申請自体を避けた方が良いかもしれません。

 

私もこの一年の間に3枚のクレジットカードでDeclineされていますが、失敗から学んだことは大きかったと思います。

 

陸マイラーとして押さえておくべきこと

陸マイラーとして活動していく以上、マイルの知識や、クレジットカードのルールは最低限押さえておく必要があります。例えば・・・

 

✔クレジットスコアを構築し申請に備えること

まず初めに、当たり前のことですが、申請には十分なスコアがあることが大前提です。

クレジットスコアが700未満であれば魅力的なカードに承認される可能性は低いでしょうから、まずは既存のカードで利用と、適時の支払いを繰り返しましょう。クレジットスコアはCredit KarmaCredit Sesameで最低月1回以上確認するとよいと思います。(いずれも無料で利用できます。)

 

✔クレジットカード会社の制限ルールを知ること

これは下記のエントリで詳しく書きました。

 

カード会社によって、カードの発行を制限する独自ルールを設けているため、代表的なものは必ず押さえておく必要があります。例えばChaseの5/24ルールがあまりにも有名ですが、5/24を超えているのにChaseに申請をし続けても、いたずらにクレジットスコアを棄損するだけで何の意味もありません。

 

✔アプルーブされやすいカードや、発行会社から始めること

何度かこのブログでも触れていますが、アプルーブされやすい発行会社や、カードがあることを押さえておきましょう。

私の例でもわかるように、ChaseやBarclays、BOAは厳しめ、AmexやCitiは比較的緩やかです。

 

特にChaseは魅力的なカードも多いのですが、他の方のTwitterでもコメントされている通り、結構な頻度でDeclineされているケースが散見されます。(しろくま()さん、べいちゅー(@beichuu )さん、体験談をシェア頂きどうもありがとうございます!)

 

基本的には緩めのAmex、Citiなど(もしくは配偶者であればAmexやDiscoverなど)から発行していてクレヒスを構築していくのがセオリー。ただし、申請・発行枚数を重ねすぎると私のように「Too many cards…」と言われてしまったり、Chaseの5/24のような制限ルールに引っかかってしまうこともあるため、プランニングが大事です。

 

✔時にはしばらく「お休み」も必要

カード申請を繰り返していくと、誰しも必ずDeclineされる場面には遭遇します。

 

私の場合は、ChaseのUnitedとIHGがそのケースで、もう駐在期間中に私のアカウントでChaseを作れることはないかな~と覚悟したくらいです。

 

そんなときは、しばらくその銀行のカード申請を避けてみるとか、クレジットカード申請を控える時期を長く取る、ビジネスカード申請で乗り切るなど、少しアプローチを変えてみることをお勧めします。

 

銀行系列であれば、銀行アカウントをオープンしてリレーションを構築しておくという、言わば搦手戦法も効果的です。更に、アカウント開設の際、銀行プロモーションに乗れれば一挙両得。言うことはありません。

 

✔申請はキャンペーンを最大限活用すること

カードの申請は出来る限りキャンペーンを利用してください。

 

例えば私も8月にはCitiのAAdvantageを申請しましたが、これは通常50kのサインアップボーナスが65kにターゲットされるレターが届いていたためです。キャンペーンに乗るだけで15k余分にもらえるのであれば、利用しない手はないですよね。

 

キャンペーンは、カード会社から届くプロモーションであったり、ブロガーが紹介しているリファープログラムを利用するのが一番です。このブログでも目についたプロモーションは随時ご紹介していこうと思っていますので、よろしければ利用されてください。

 

参考記事です。

こちらも主に駐在員の方向けにクレジット申請の際考慮すべきポイントをまとめたエントリです。特に在米1年未満の方は、今日のエントリと合わせて読んでいただけると参考になるはずです。

Chaseはリレーションのない人からのカード申請の場合、審査が特に厳しいと感じます。何度かブログでもご紹介しているとおり、そんなときは銀行口座開設からリレーションを構築するのがおすすめ。

いまも既存の口座開設者からのリファーラル限定で最大350ドルがゲットできるプロモーションをやっています。よろしければご利用されてください。



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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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