【完全解説】アメリカ陸マイラーなら利用必須!Rakutenルート(Rakuten Ebates)の登録方法・使い方・活用のメリットをどこよりも詳しく解説

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日と次回の2回のエントリでは、Rakutenルートについて解説します。

 

Rakutenルートは2019年2月中旬から始まった比較的新しいルートですが、アメリカでマイル&ポイントを貯めたいなら、必ずマスターしたいルートの一つです。

今日はそのRakutenルートについて、利用するメリット、登録方法や活かし方についてどこよりも詳しく解説します。


Kenji

アメリカで陸マイラー活動をするなら、絶対にマスターしたいルートです




Rakutenルートとは何か

まずはRakutenルートの概要と、利用に必要なクレジットカードについて解説します。

Rakuteルートの概要

Rakutenルートを直観的に理解するために、ルートを図にしました。それがこちらです。

(画像をクリックすると拡大します)

見て頂くとわかるとおり、Rakutenで稼いだポイントが、ANAマイルにトランスファー出来るというとてもシンプルな仕組みです。

 

このルートのポイントは、これまでキャッシュバックという形でしか受けられなかった払い戻しが、MRポイントに移行できるようになったことです。

 

MRポイントはAMEXが発行する一部カードの利用に対して付与するフレキシブル・ポイントの一種で、20の航空マイル&ホテルポイントに移行が可能です。その中にはANAマイルも含まれます。

 

したがって、Rakutenで稼いだポイントが、MRポイントを通じてANAマイルに代わります。しかも11の交換比率です。

 

アメリカには数多くキャッシュバックサイトが存在しますが、それまで何一つとしてマイルに変えられるプログラムは存在しませんでした。

そのため、MRポイントへの交換の道を開いたRakutenのこのニュースは控え目に言ってもアメリカの陸マイラー界の常識をひっくり返したGame Changeというにふさわしいもので、アメリカのマイラー・ブロガーに衝撃が走りました。(Doctor of Creditの記事はこちらです)

 

 

Rakutenルートが利用できるクレジットカード

Rakutenルートの利用には、MRポイントの貯まるAMEXカードが必要です。

 

具体的には、以下のカードのいずれかを保有していることが条件になります。

 

必要なカードの一覧

・AMEX Everydayカード

・AMEX Everyday Preferred

・AMEX Green(パーソナル・ビジネス)

・AMEX Gold(パーソナル・ビジネス)

・AMEX Business Blue Plus

・AMEX Platinum(パーソナル・ビジネス)

※全てのカードのリストは公式サイトを参照してください。なお、Corporate Cardは対象にはなりません。

 

見て頂ければわかるとおり、全てUS発行のAMEXカードになります。


Kenji

この中で年会費が無料なのは、  AMEX EverydayカードとAMEX Business Blue Plusの2枚です。カード選びに迷ったら、まずはこの2枚から申請を考えるのがおすすめです。ついで、いま期間限定でローズゴールドが復活しているAmex Goldカードもおすすめです。

 

Ebateクレジットカードを保有していると更にお得

RakutenはeBates Visa Credit Cardという名称の独自のショップクレジットカードを発行しています。

このカードがすごいところは、年会費無料のカードにも関わらず、Rakuten経由のショッピングについては3%のポイント付与になっている点です。

 

Rakutenルートとこれを組み合わせた場合、オンラインショッピングについて、1ドルあたりMRポイントが3pt貯まるという素晴らしいカードに化けます。

 


Kenji

他のAMEXカードでもトラベルやレストランなどの一部カテゴリーを除いて、オンラインショッピングで3pt/USDの付与率を誇るカードはないため、オンラインショッピング派には魅力満載のカードになりますね

ただし、発行元がChaseで審査はかなり厳しいと聞いていますので、その点は気をつけてください。

 

Rakutenルートに登録するメリット

(画像はRakutenの公式サイトより)。

では、Rakutenルートの概要がわかったところで、改めてRakutenルートを利用するメリットを考えてみましょう。


Kenji

結論的には,アメリカでマイル&ポイントを貯めたいなら必ず利用したいルートと言えます

 

メリットその1:ANAマイルに化ける

メリットのひとつめ。

 

それは、Rakutenというショッピングサイトで貯めたポイントが、MRポイントというフレキシブルポイントに化けるということです。

 

MRポイントは、フレキシブル・ポイントの一つで、ANAマイルをはじめとする20のマイル&ホテルポイントへの交換が可能です。

 

選択肢が多いですし、AMEXを利用している限りはMRポイントは失効しないというメリットもあります。


Kenji

北米在住者にとっては、ANAが含まれているだけでもこのポイントプログラムは相当熱いプログラムです!

 

メリットその2:還元率が高い

メリットの二つ目は、還元率の高さです。

 

Rakutenはポイントサイトとしては、通常時の還元率はTopcashbackなどと比べると必ずしも高くありません。

 

例えば、下記は5月15日のAmazonのキャッシュバック率をRakutenとTopcashbackで比べたものです。

 

(画像をクリックすると拡大します)

左がRakuten、右がTopcashbackですが、総じてTopcashbackの方がよいことが分かりますよね?

 

例えば、Amazon Deviceの購入であればRakutenは4.0%、Topcashbackは8.0%という具合です。

 

これは何もRakutenルートが始まったからというわけではなく、従来からセール時を除き、Rakutenのキャッシュバック率は総じてTopcashbackよりも低かったのです。

 

しかし、Rakutenルートが出来てその評価はひっくり返りました


Kenji

理由は簡単、MRポイントの価値はキャッシュよりも高いからです

 

100マイルと1ドル、どちらが欲しいかと訊かれて1ドルと答える人はマイラーにはいないはずです(よね?)。

MRポイントは前述のとおり、20ものマイル&ホテルポイントに(一部を除いて)1:1で交換が可能。そして、MRポイントの交換先にはANAマイルがあります。

 

ANAマイルであれば、1マイル=2円くらいの価値として見ることが可能ですので、Rakuten上でTopcashbackの半分くらいの還元率だったとしても、最終的にマイルになるときには2倍の価値になって帰ってくるというわけです。

 

したがって、Rakuten経由でのお買い物は、多少還元率が落ちることがあっても、マイルに交換が可能なMRポイントにトランスファーがされるという点において、結果的に還元率が高くなるということが出来ます。

 

メリットその3:ルートがシンプル

メリットの3つ目はルートがシンプルであることです。

 

下の表は日本の「LINE+ソラチカルート」のイメージ図です。

一番経由地の多いポイントサイトを例にしていますが、例えばPoint Income経由でのお買い物の場合、ANAマイルまでにたどり着くまでに、①Pex→②ワールドプレゼント→③Gポイント→④LINEポイント→⑤東京メトロポイント、の5つの経由させる必要があります。

 

(LINE+ソラチカルートのイメージ図:画像をクリックすると拡大します)

 

これに対してRakutenルートは単純明快。

経由地はMRポイントのみで、しかも年4回自動でトランスファーがされるため、気が付いたらMRポイントが貯まっていく、という仕組みです。

 

(Rakutenルートのイメージ図)

 


Kenji

ソラチカルートと比べると、Rakutenルートのシンプルさが際立ちますね!

 

メリットその4:日本帰国後も使える(こともある)

最後のメリットは、日本帰国後も使える(こともある)点です。

 

上で解説したMRポイントの貯まるクレジットカードを保有している限り、少なくともカードの更新時期まではこのルートは生きています。

 

ショッピング系は日本へ帰国後は使えなくなりますが、たとえばExpediaやPricelineなどのトラベル系、Hilton、Marriottなどのホテル系は引き続き利用が出来るはずです。

 

トラベルは費用も多額になりがちですので、それがRakutenルートに乗せられれば、思った以上に大きなポイントを稼ぎ出すことが可能だと思います。

 


Kenji

ちなみに、日本のソラチカルートの場合、ANAマイルへの交換比率は最終的に81%になりますが、Rakutenルートの場合は交換比率は100%です。日本のポイントサイトを利用するよりも2割近くも多くマイルが貯まる可能性を秘めたルートという点でも日本のソラチカルートよりもお得です

 

Rakutenルートの登録方法と利用のコツ

では、Rakutenルートの登録方法をご紹介します。といっても簡単です。

 

Rakutenの登録手順 

まずは、>こちら<のリファーラルリンクをクリックしてください(ブログ読者さんの紹介リンクです。ありがとうございます)。

 

すると、まずは下のようなキャッシュバック用のアカウント登録画面が現れるはずです。

キャッシュバック用ではなく、MRポイントの貯まるアカウントを作成されたい場合は、ここからもうワンステップが必要です。

 

そのブラウザのURL欄に「ebates.com/american-express」と入力してください(下記をコピーして、URL欄へ貼り付ければOKです)。

 

すると、下記のような登録画面が現れますので、そこから登録してください。


Kenji

このリンクの作り方はDoctor of Creditで教えてもらいました。もしご自身で作られた後に周りに紹介したいという方がいたら同じように作れるはずです。ただし、実際にWORKするかはまだ私のリンクを使ってくださった方がいないので保証できません

 

最初にEmail addressを入力します。

 

続いて、次画面でAMEXのアカウントを入力する画面が現れます。

 

これで登録が済めば完了です。

時々下記のようなエラーメッセージが表示されることがありますが、そのときはブラウザを変えたり、メールアドレスを変える。もしくはクッキーを削除したりして試してみてください。


Kenji

私は最初エラーが出来てどうにも登録できませんでした。いまも妻のアカウントでは登録出来ましたが、私のアカウントでは登録できず仕舞いです。。

登録後は25ドル以上利用推奨

他のキャッシュバックサイトと同様、Rakutenにも登録時にはプロモーションがあります。

 

今なら、25ドル以上の利用で1,500AMEXポイントがもらえるプロモーションが行われています。

 


Kenji

1,500AMEXポイントは、1%付与のAMEXカードでしたら1,500ドル利用しないともらえないポイントです。それが25ドル利用で獲得できるわけですから、文字通りのバーゲンです!

AmazonやGrouponなど、使いやすいストアがたくさんありますので、これは必ずゲットしてください。

 

アプリも利用推奨

最後に、Rakutenルートのリターンを最大化するためにも、Rakuten(Ebates)のアプリはぜひ利用してください。

 

理由は、アプリ限定で、さらにポイント付与率が高くなるショップが現れるためです。

 

下記は5月末のある日のアプリのスクリーンショットです。

たとえば、一番下のCartersはアプリ限定で10%ポイント付与と、パソコンの5%付与に比べてなんとポイント付与が倍になっているのが見て取れますよね。

同じものを購入するのにポイント付与率はアプリの方が断然高い・・・であれば、こんなときのショッピングはもちろんアプリ一択です。


Kenji

スマホ経由での買い物は面倒ですが、アプリの方が還元率が高いショップが現れるので、アプリでポイントがアップしているショップで買い物するものがないか、ぜひ確認するようにしてみてください

 

Rakutenのショッピング例を3つ紹介

では、最後にRakutenでのショッピングの具体的な活用方法を3つご紹介します。

 

Rakutenセール時の利用

上でも書いた通り、通常時のRakutenのポイントバック率は(率だけを見ると)そこまで高くありません。

 

しかし、Rakutenが年数回行うセール時は別です。

 

この時は文字通りのお祭り。還元率はTopcashbackを始めとするアメリカの数あるキャッシュバックサイトの中でもトップクラスになります。

 

例えば、つい最近行われた5月の楽天創業祭では、日替わりで多くのショップが15%という驚異的なポイント付与率をたたき出しました。

私はこの時にRakutenに遅まきながら登録をして270ドルの買い物をしたのですが、新規登録のプロモーションと合わせて270ドルの買い物をして5,565MRポイントを獲得しました。

5,565MRポイントというのは、ANAでいえばそのまま5,565マイルに相当します

日本国内の東京~大阪のレギュラーシーズンの往復特典航空券の発券に必要なマイルが1.2万マイルですから、ワンショットのお買い物で片道分の航空券を稼いだようなイメージです。


Kenji

270ドルのお買い物をしたら東京~大阪の片道分チケットがもらえる・・・なんだか魔法のような話です

 

こういったセールは年数回行われるため、セール時はRakuten経由で買いだめをすべきです。

 

ダブルキャッシュバック時の利用

Rakutenは、日替わりで「ダブルキャッシュバック」というポイントアップのショップを設定します。

 

例えば下記は5/15のダブルキャッシュバックですが、この日はIHG、CHOICE、HILTONなどホテル系が多くリスティングされていました。


Kenji

例えば、上の例でいえばCHOICEホテルなら10%。200ドルのホテルを予約すれば、それだけで2,000MRポイント獲得です

これらのダブルキャッシュバックには出来れば毎日チェックして、お目当てのショップがあったらそこを狙い撃ちしてお買い物をするのがお得です。

 

Lyftの利用

最後におすすめしたいのは、Lyftの利用です。

 

アプリ経由のLyft配車で、一回当たり0.25ドル~0.50ドル(=25~50MRポイント)が獲得できるのはご存知でしょうか?

 

さらに、Lyftは5/14からHiltonとプログラムの提携を発表しており、事前に登録しておくと、1ドルあたり3ptのヒルトンポイント(Share rideの場合2pt)を獲得することが出来るようになりました。


これを使いこなすと、Lyft利用でクレカポイントに加えてRakutenポイント(=MRポイント)、ヒルトンポイントのポイント三重取りが可能になります。

 

日常Uber・Lyftといったカーシェアを利用している人は多いと思いますが、ことHIltonユーザーに限って言えば、ライドシェアは今後Lyft一択になったと言ってよいと思います。


Kenji

この他、Lyftは以前からDeltaとの提携もしています。SkyMileは必要マイル数が多いので本当にちりつもになりますが・・・詳しくはDoctor of Creditのこの記事を参考にしてください

 

まとめ

今日はRakutenルートについて、登録のメリット、登録方法や活用法を詳しく解説しました。

 

冒頭ご紹介したように、Rakutenルートは北米在住者限定のルートで、交換比率1:1でANAマイルを稼ぎ出すとても優れたポイントサイトです。

これまでTopcashbackやPoints、Doshなど他のキャッシュバックサイトを使っていたという方も、これを機会にRakutenへ乗り換えるのがおすすめです。

 

参考記事です。

 

Lyftへまだ登録していないという方は、下記のエントリを参考にしてください。登録の際クーポンがもらえるリファーラルコードも記載してあります。

Rakutenルートは、もともと日本のソラチカルートにヒントを得て作られたルートのはずです。

海外居住中だから日本のポイ活は関係ない・・と思っている方、かなり損をしていると思いますよ。特に一時帰国をする機会がある方はぜひこの記事を読んで、日本のソラチカルートも活用されてください。







 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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