マリオットの2021年宿泊実績が50泊(プラチナ)に到達。足掛け4年目のプラチナステータス達成やライフタイムプラチナについて考えることなど

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日は2021年マリオット・ボンヴォイの宿泊実績が節目の50泊に到達したので、その実績報告をシェアしたいと思います。


Kenji

まだ少し早いですが、来年度に向けた私の中でのマリオットの位置づけについて考えてみたいと思います



現時点のマリオット宿泊実績

マリオットの宿泊実績が50泊に到達

今回記事のきっかけは、マリオット系列の2021年宿泊実績が50泊の節目に到達したためです。

 

ご存知の方も多いと思いますが、マリオット・ボンヴォイのプログラムには、年間の宿泊実績に応じて以下5段階の上級会員制度を設けられています。

 

マリオットの上級会員ステータス

・Marriott Bonvoyシルバーエリート: 対象となる宿泊10〜24泊
・Marriott Bonvoyゴールドエリート: 対象となる宿泊25〜49泊
・Marriott Bonvoyプラチナエリート: 対象となる宿泊50〜74泊
・Marriott Bonvoyチタンエリート: 対象となる宿泊75泊以上
・Marriott Bonvoyアンバサダーエリート: 対象となる宿泊100泊および滞在で獲得した対象となる料金に基づく対象となる年間利用額20,000米ドル

 

この中で、会員が目指すのが、まずはラウンジアクセスや朝食無料のベネフィットがつく「プラチナエリート」。ついで、さらに差をつける意味でその上をいく「チタンエリート」の2つの会員ステータスだと思います。

 

会員向けのベネフィットは下記の通りで、プラチナになると、

 

・50%のポイントサービス(=通常付与の1.5倍)

・クラブラウンジへのアクセス(一部ホテル除く)

・朝食無料(一部ホテル除く)

・スイートを含むルームアップグレードの可能性

 

などの魅力あるベネフィットが付帯します。

(詳細な特典一覧は下記のとおりです。アンバサターは表示枠の関係で画像に反映できていません)

私も今回、2021年の宿泊実績が節目の50泊に到達して、2022年度のプラチナステータスの継続が確定しました。

 


10月のプラチナ到達というのはホテラーの中では遅い達成だと思いますが、私自身昨今コロナもあって出張が全くなく、さほど旅行をしない我が家の状況にあっては節目であることには違いなく、50泊に表示が変わったときはやはりうれしく感じました。

 

宿泊実績の内容

2021年の宿泊実績と、掛かったコストについても振り返っておきます。

 

まず、実際に50泊もマリオットに宿泊したのかというと、実態は全く異なります。

 

50泊の宿泊実績にあたって大きかったのが、40泊のボーナス・クレジットです。

 

もともと私は「Marriott Bonvoy Business」カードの保有により、毎年15泊分の宿泊実績が付与されています。

ここに、2021年はコロナの特別措置として、2020年のステータスに応じた50%の「みなし宿泊実績」を付与する旨がアナウンスされました。


Kenji

もともと、2021年は50泊の達成は無理だと諦め腰でしたが、ダブルカウントのプロモーションのアナウンスまで出た時点で、50泊は達成しておこうと考えを変えました

 

50泊到達のコスト

続いて、50泊到達までにかかったコストについて。

 

宿泊先も併せてまとめたのが、下記のとおりです。


Kenji

宿泊コストはポイント購入代金も含んだ実際コストで、獲得ポイント考慮後の実際の負担金額です

 

宿泊先と宿泊コスト(ホテル名をクリックすると宿泊記にリンクします)

伊豆マリオット修善寺(2泊):1.4万円 ←ダブルカウントで4泊分付与

シェラトングランデ・オーシャンリゾート(5泊):陸マイラー活動で獲得したポイント泊のため完全無料

・フェアフィールド札幌(1泊):4千円

 

宿泊コスト合計:1.8万円

 

2020年には7.6万円という超格安の予算で50泊を達成できたことを驚きとともに振り返りましたが、2021年のコストは1.8万円と、あっさりとこれを塗り替えました。


Kenji

これにマリオット・ビジネスのクレカ年会費が125ドルが別途掛かっていますが、それを考慮しても約3万円でのプラチナ達成になります

 

コロナという負の遺産が奏功したことがバックグラウンドにあったとはいえ、2019年から数えて3年連続でのプラチナ基準の達成と、足掛け4年にわたるプラチナステータスの継続は、自分自身思ってもみなかった僥倖になりました。

 

2021年の振り返りと2022年に向けて

続いて、数字的な視点から少し離れて、2021年の宿泊内容を振り返って感じたことと、2022年に向けての位置づけについても考えてみたいと思います。

 

スイートナイトアワードは一度も使わず仕舞い

まず一つ目は反省点というか、心残りとして残った点から・・・

 

マリオットでは50泊(と75泊)の宿泊実績達成時に、「マイルストーンボーナス」として以下の中から好きなアイテムをチョイスすることができます。

 

マイルストーンボーナスの種類(50泊到達時点)

✓ スイートナイトアワード(SNA。5泊分)

✓ シルバー会員資格を家族・友人1名にプレゼント

✓ ベッドマットレスを40%オフで購入する権利

✓ 5泊分のエリートナイトクレジット(宿泊実績)付与

✓ チャリティーへの100ドル寄付

 

私は2020年に50泊を達成した際、マイルストーンボーナスとして当たり前のようにSNAを選択しました。

 

が、実はこの選択は大失敗。。。

 

結果的には、一度もSNAを申請することすらないまま終わってしまいそうです。

 

これは完全に「宝の持ち腐れ」で、権利は使って初めて意味のあるものですので、大きな反省点として残りました。


Kenji

よくよく考えると、私の旅行スタイル的にSNAが使えるような系列ホテルに泊まること自体が稀なので、選択を見誤ったかな・・・と感じました

 

上級会員の動向

2022年のマリオットの位置づけを考えるにあたってもうひとつ気になるのが、上級会員の推移です。

 

ここ2年程はコロナの影響で一般の旅行客が減る一方で、日本なら「Go Toキャンペーン」を始めとしたホテル需要喚起のための施策や、アメリカでもワクチン接種率の高まりに伴う旅行回帰や、系列クレジットカードでのバラマキなどもあって、上級会員を目指す動きの高まりが感じられました。

 

実際、定期的に集計を取られているチタン会員の方が実施したアンケートでは、8月上旬の段階で1,130票中プラチナ以上の会員が約6割にも上るという結果が出ていました。


Kenji

アンバサター会員が1割いらっしゃるというのも驚きです。やはりTwitter界隈は高所得者の集まりだなと感じさせられました・・・

年末に向けて上級会員はさらに増えるでしょうし、2022年もプラチナステータス程度では大した効果がないというのが実際のところになると思います。

 

ステータス延長とダイナミックプライシングがもたらすもの

足元では、ヒルトンに続いてマリオットも上級会員ステータスを2022年度に延長するアナウンスを公表しています。

このアナウンスにより、2020年から続く上級会員向けの救済策は、足掛け3年に及ぶことが決まりました。

したがって、プラチナ以上の会員数を考えた場合、新しくプラチナステータスを獲得した「新規組」に加えて「救済組」も残るため、シンプルに増加が見込まれます。

 

また、これに合わせてこの数日マリオット組を騒がせているのが、2022年3月から導入がアナウンスされたダイナミック・プライシングです。


来る来ると言われていた改定ではあるものの、以前にも増してマリオットのポイントプログラムはポイントの「旨味」を活かすような使い方が難しくなることが見込まれます。


Kenji

ひとまずは、導入開始の2022年3月までにポイントを使った宿泊予約は出来る限り入れておくのが対応策になりそうです

 

ライフタイムプラチナを目指すか

ホテラーなら誰もが憧れるもののひとつが、ライフタイムステータスです。

 

マリオットの場合のライフタイムステータスの種類と基準は、以下の3種類があります。

 

ライフタイムステータスの種類

✓ ライフタイムシルバー:累計250泊+ステータス保持5年間

✓ ライフタイムゴールド:累計400泊+ステータス保持7年間

✓ ライフタイムプラチナ:累計600泊+ステータス保持10年間

 

この中で価値があるのは勿論、最上級の「ライフタイムプラチナ」に当たると思います。


Kenji

改悪がない前提ですが、やはりラウンジアクセスと、朝食無料のベネフィットが生涯続くことはかなり大きなメリットですよね

 

私も3年連続でプラチナ達成が決まったので、10年間もちょっと目指してみようかな・・・という思いが心をよぎらないわけでもありません。

 

でもまぁ10年間ですからね・・・

 

もう1、2年宿泊実績の「下駄」を履かせてくれることがあれば前向きに検討したいところですが、仮にあの手この手を使って宿泊実績を積み上げなければいけないというのは、出張族でもなく、かつヒルトン派の私にとっては決して低いハードルではありません。

 

他方で、ダブルプロモーションがあったり、「道の駅プロジェクト」で格安系のフェアフィールドが増えてきたりと、追い風を感じていることもまた事実です。

マリオットユーザーの他の皆さんがどんな風に考えているのかも気になるところです。

 

このコロナの救済策などでライフタイムステータスの取得を考えるようになった、という方がいらっしゃたら、ぜひコメント欄などで教えてください。

 

まとめ

今日は2021年マリオット・ボンヴォイの宿泊実績の実績報告と、来年に向けたプラチナ&チタンステータスの動向などについて勝手気ままに予想をしてみました。

 

私自身はマリオットがメインのホテルプログラムではないですが、同じホテル業界としてやはり動向は気にかかります。

 

ホテル側としてもコロナ下での宿泊需要激減にあって何とか需要を喚起したいという思いと、しかし予算は絞りたい(絞らざるを得ない)という苦しい台所事情があるはずで、この相反する2つの要素が来年度以降のプログラムの改定にどう影響するのかが気になります。

 

次のイベントは3月のダイナミック・プライシングの導入が注目点で、実際の導入後にどの程度必要ポイントが推移するのか、マリオット組にとっては気の抜けない日々が続きそうです。

 

参考記事です。

 

マリオットは、このホテルステイも含めてプラチナチャレンジを行って、いまは無事プラチナステータスを獲得しました。プラチナ・チャレンジについての情報は、下記のエントリでまとめてあります。

下記のエントリは2020年に宿泊実績が50泊に到達した際にまとめたエントリです。当時は、2021年も50泊に到達するなど思ってもいませんでした。アニュアルチョイス特典についても個別の記事で解説しています。







 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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