マリオット・ボンヴォイが2度目のポイントセールをスタート!割引率30%はお買い得か?

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日は、先日9月14日のシーズン制導入と時期を合わせて開始されたマリオット・ボンヴォイポイントのポイントセールについて解説したいと思います。

プログラム統合2度目となるポイントセールで、ディスカウント率は前回より5%アップした30%。セール期限は2019年10月18日です。

過去のセールとも比べながら、今回のセールがお買い得なのか、そしてどんな方に購入がおすすめなのかを考えてみたいと思います。




マリオットのポイントセールの基本

ディスカウントの話に入る前に、マリオット・ボンヴォイのポイント購入のシステムについて基本ルールをおさらいします。

 

ポイント購入の上限

マリオット・ボンヴォイのリワードポイント(以下、「マリオット・ポイント」とします)は、1人年間50,000ポイントを上限として購入が可能です。

A member may purchase or receive as a gift from another member a combined maximum of 50,000 points per calendar year.

 

マリオット・ポイントは1,000ポイント=12.50ドルで購入が可能で、購入の単位は1,000ポイント以上1,000ポイント単位とされています。

つまり、通常時のポイント単価は1.25セント/ptと設定されていることになります。

Points may be purchased in increments of 1,000. Excluding promo periods, purchase rate is 12.50 (USD) per 1,000 points.

 


Kenji

マリオットポイントの価値は、シーズン制導入「前」で1pt=1セント程度と言われているので、購入は「割高」です。

ちなみに、マリオットでは、有償でマリオットポイントを購入して、自分自身のアカウントにポイントを反映させるものを「購入」と言い、他のメンバーのアカウントにポイントを反映させるものを「贈り物」と言います。

自分のために「購入」するポイントと、他のメンバーのための「贈り物」のポイントの合計が、1年間で5万ポイントまでとされています。

 

ポイント購入のお得な使い方

ポイント購入の有用な使い道としては、こんなパターンが考えられます。

 

パターン1

マリオット・ボンヴォイの保有残高が49,000ポイントで、カテゴリー6のホテルにポイント宿泊したい場合

→1,000ポイントをポイント購入して、5万ポイントとしてポイント宿泊に利用する

 

パターン2

宿泊予定のホテルがカテゴリー5で、宿泊代金が一泊400ドルの場合

→ポイント購入した3万ポイントを利用してポイント宿泊に利用する

 

パターン3

有効期限が迫っているポイントの延長があるため、ポイントを購入する

 

パターン4

マリオットポイント→航空マイルへの移行(=バイマイル)に利用する

 

なお、パターン2のようなことがあるのか・・・と思われるかもしれませんが、ニューヨークなどの物価が高い地域では普通に起こりえます。

例えば、下記は前回セール時、6月週末のニューヨーク・マンハッタンのホテル事情です。チェルシーにあるカテゴリー5のホテルを検索したところ、下記の料金が出てきました。

フォーポイント・バイ・シェラトンは決して高級ホテルではありませんが、一泊427ドルです。

カテゴリー5で427ドル・・・スクショは貼りませんが、さらにこれに税金・手数料が加わって、決済金額は一泊493ドルになっていました。

 

これがポイント購入なら、ピーク時のカテゴリー5設定として必要ポイントは4万ポイントです。

4万ポイントの調達コストは、通常時は500ドル、今回の30%セール時なら350ドルです(下で解説します)。


Kenji

こういった、あらかじめ使用の使途が決まっている場合はポイントの購入がお得ですね。ただし、シーズン制導入によりさらに複雑になりましたが・・・

要するに、宿泊先が決まっている場合、通常時でもポイント購入の方が安くなるケースもありえるということです。

 

セール詳細と購入単価

ポイントの購入システムの基本がわかったところで、今回のセールの解説です。


Kenji

4月にもセールが行われましたが、実は条件がだいぶ前回と異なります。どういうことか、これから解説します

2度目のポイントセール

今回は、マリオット・ボンヴォイプログラムが開始されてから2度目のポイントセールです。

 

旧SPG(スターウッド)時代にはSPGポイントの購入はセールが結構な頻度で行われていましたが、最後にセールが行われたのは、私が把握している限り2018年6月が最後でした。

 

参考までに、過去のセールを振り返っておきたいと思います。

(画像をクリックすると拡大します。)

繰り返しになりますが、旧マリオット時代にはマリオットポイントのセールは行われていませんでした。

 

したがって、過去に実施していたのはすべて「SPG」のみ。

Marriott Bonvoyは2019年4月の前回が初めてで、今回はまだ2回目のセールです。

 

前回は25%と過去2年半の間で最低のディスカウントでしたが、今回は30%ディスカウントと5%ディスカウント率がアップしました。

 

購入上限は10万ポイント

今回のポイントの購入上限は、プロモーション期間中に限り10万ポイントと通常時の倍に設定されました。

DOUBLE YOUR LIMIT: The annual maximum for purchased points will be raised from 50,000 points to 100,000 points between September 14 and October 18.

普段は5万ポイントですからね・・・シーズン制導入でポイントが足りない人が続出するでしょうから、上限を倍にして煽っているのだと思います。

 

ポイント購入単価

続いて、ポイント購入単価を見てみましょう。図の方がわかりやすいので、図にまとめました。

購入単価は、9/19の為替1ドル=108円を使って、約0.95円/pt(=0.88セント/pt)です。


Kenji

4月のセールの際はドル円が112円くらいでしたから、値引き率の面でも、為替相場の面でも、日本のホテラーにとっては今回の方が条件が良いですね

 

セール実施時期

セール実施時期は、2019年10月18日11:59まで(米国東部時間)です。

 

期間は一か月です。


Kenji

日本のポイントマイラーは、イオンカードの20%オフが適用になる月末にこぞって購入すると思います

 

ディスカウントは2,000ポイントから

ここも前回セールとは異なります。

 

前回は5,000ポイント以上の購入でディスカウントが適用になりましたが、今回は2,000ポイント以上の場合とハードルが低く設定されました。

ポイントの購入は1,000ポイントから可能ですが、仮に不足ポイントとして1,000ポイントだけ欲しい場合であっても、1,000ポイントよりは、2,000ポイントを購入した方が単価の面ではお得です。

 

その他の購入条件は、下記をご参照ください。

今回新しくホテルメンバーシップに加入する人は、残念ながらプロモーションの対象外となっています。

  • Transactions must be completed between 9:00 AM ET September 14, 2019 and 11:59 PM ET October 18, 2019 to be eligible for the discount of 30% with a minimum purchase of 2,000 points.
  • Purchased points do not count towards Marriott Bonvoy Elite status.
  • A member may purchase or receive as a gift from another member a combined maximum of 100,000 points during the promotional period only. Points that have been already purchased or received as a gift in 2019 are included in the 100,000 points limit.
  • Points may be purchased in increments of 1,000.
  • Promotional discount purchase rate is 30% off the regular purchase rate of 12.50 (USD) per 1,000 points.
  • Please allow 24-48 hours for transaction to be completed and points awarded to recipient.
  • You must be a member in good standing to both purchase and receive points.
  • A new member may purchase points thirty (30) days after enrollment if their Marriott Bonvoy account reflects qualifying activity as described in the Marriott Bonvoy Program Rules. After ninety (90) days from enrollment, a new member is eligible to purchase points regardless of their account activity.
  • Once points have been purchased or gifted, no refunds will be permitted.
  • Purchasing points using a Marriott Bonvoy™ co-brand credit card will result in earning one point per dollar spent on these transactions.
  • All Marriott Bonvoy Program Rules apply and can be found at (https://www.marriott.com/loyalty/terms/default.mi)

 

ポイントの有効期限

セールとは直接関係がありませんが、大事なことなので有効期限についても触れておきます。

 

マリオット・ボンヴォイポイントは2年に1度以上、「対象となるアクティビティ」があることを条件に、有効期限は無期限になります(公式サイトより)。

ロイヤルティプログラムで貯めたポイントを保持するには、会員は資格を有効に保つ必要があります。会員アカウントが24ヶ月にわたってアクティビティ実績のない場合、その会員アカウントのポイントはすべて失効となります。

ロイヤルティプログラムのポイントまたはマイルの獲得、またはロイヤルティプログラムのポイント交換を24ヶ月に少なくとも1回行うことにより、会員はロイヤルティプログラムの資格を有効に保ち、貯めたポイントを保持することができます。

気を付けるべき点としては、ポイントの「ギフトまたは譲渡」が対象に含まれない点ですね。

「ポイントの購入」が含まれる(と思われる)のとは対照的です。

これには、以下の例外が適用されます。会員が5年連続で資格を有効に保てなかった場合には、その会員のアカウントは無効となる場合があります。一度無効になったポイントを再度有効化することはできませんが、会員のアカウントが無効化されないかぎり新しいポイントを獲得することができます。

i.      ポイントアクティビティにはロイヤルティプログラムの有効な会員資格を保つためのアクティビティとして認められないものもあります。以下のアクティビティはロイヤルティプログラムの有効な会員資格を保つためのアクティビティとしては認められません

A.      ポイントの譲渡や移動。ただし、ポイントからマイルへの変換またはマイルからポイントへの変換は有効な会員資格を保つためのアクティビティとみなされます。

B.      譲渡または移動によるポイント獲得。

C.      #MarriottBonvoyPointsなどのソーシャルメディアプログラムを通じてのポイント獲得

上で「(と思われる)」と記載したのには意味があります。

2019年9月の会員規約の変更により、もともと「ポイントの購入」が明示的に含まれていたものが、なんと消えてなくなってしまいました。

おそらくこれまで通り購入でもアクティビティ扱いされるはずですが、マリオットの会員規約はコロコロ変わるので、これをポイントの有効期限延長の当てにしている人は、注視が必要だと思います。


Kenji

以前の規約については前回4月のセール時のエントリに全文を転載してありますので、そちらと比べてみてください

 

シーズン制導入をどう考えるか

最後に、シーズン制導入の影響をどう考えるかについて触れておきます。

 

前回のエントリで解説したとおり、9月14日に時を同じくして、マリオットのホテルチャートに「シーズン制」という名称の部分的な変動チャート制が導入されました。

 

これにより、今後はポイントを使ってのホテル宿泊について、必要ポイントが可変的になります。

最高ランクのカテゴリー8の場合、オフピーク時の必要ポイントは7万ポイントですが、ピーク時は10万ポイントと、なんと3万ポイントの開きができます。

 

今回のポイント購入プロモーションは、開始時期が同じ日であったことから考えても、当然にバーター的にマリオットが打ち出したプロモーションであることは容易に想像ができます。


Kenji

シーズン制導入の前にディスカウントを打ち出せば、購入したポイントをすぐさま使って宿泊予約をする人が続出したでしょうから、今回のプロモーションの時期はマーケティングとしては絶妙のタイミングです

 

ただし、ディスカウント率こそ5%前回セール時よりも上がって30%になりましたが、中身をよく見てみると、SPG時代のプロモーションには及びません。

そして、特典宿泊のための必要ポイントは値上げされたということを考えると、やはり改悪・インフレの流れを感じざるを得ないのは私だけではないと思います。

 

旧スターポイントのセールと比べてみて

終わりに、旧スターポイントのセールと比べてみての雑感をいくつか記しておきたいと思います。

なお、上にも書いたとおり、基本的に全て改悪の方向です。

 

購入単価はやや値上げ

まず、購入単価ですが、ややポイント単価が悪化しました。

 

下記は2018年4月に行われた旧SPGポイントのセール時に私が書いた記事から引っ張った購入単価です(過去エントリはこちらです)。

この時は、ポイント単価が1pt=2.5円でした。

一見すると、今回の方が単価がよいように見えますが、実際はSPGポイントvsマリオットポイントは1:3に移行レートが設定されていたため、購入単価は実際には値上げの方向です。

 

移行レート

旧スターポイント1pt→新マリオット・ボンヴォイポイント3pt

 

例えば、プログラム統合前に、35%セール時に1万SPGポイントを購入する例を考えてみましょう。

 

セール時の価格は227.5ドルで、購入単価は2.5円でした。

1万SPGポイント→3万マリオット・ボンヴォイポイントですので、これを24,798円で購入したとすると、マリオットポイントへ引き直した場合のポイント購入単価は、約0.83円/ptですね。

 

今回のセールでは、単価が0.95円/ptですので、0.83円/pt→0.95円/ptへと悪化していることがわかります。

 

購入上限が下がった

旧SPGポイント時代は、ポイント購入の年間上限は暦年で3万ポイントまででした。

 

これは1:3の交換比率では9万ポイントに相当しますが、マリオット・ボンヴォイの購入は年間5万ポイントまでですので、交換上限の面でも旧SPGのプログラムと比べると不利なことがわかります。


Kenji

ただし、セール中に限って10万ポイントに購入上限をアップさせています。これは今回が初めてのことなので、今後も続くかは不明です

 

Topcashback経由のプロモーションがない

最後はポイントサイトについてです。

 

旧SPGポイントの購入時代は、Topcashback経由での購入で、1-3%程度の還元が受けられていました。

(下記スクショは昨年4月のものです。今は行われていません)

 

マリオットポイントの購入もシステムはPoints.comを利用しているように見えますが、残念ながらTopcashbackにはマリオットのプログラムは見えません。

他のキャッシュバックサイトもいくつか探してみましたが、現時点ではキャッシュバックを行っているものは発見できていません。

地味と言えば地味ですが、1円でも安く調達したいユーザー目線では、これもやはり残念なものの一つです。

 




まとめ

今日は、9月14日から開始されたマリオット・ボンヴォイのポイントセールについて、その内容とプロモーションの捉え方を解説しました。

 

日本のブロガー記事を見ていると、今回のセールを前向きに捉えている記事、セールに乗るという記事を多く見かけますが、個人的には30%のディスカウントにはあまり魅力を感じません。

イオンカードも発行して持ってはいますが、無理して購入に走る必要はないのかな、と思っています。

 

参考記事です。

期せずして、マリオット系の記事が3連投になりました。前回の記事で新しく適用が開始された部分的な変動チャート制ともいうべきマリオットの「シーズン制」について、具体的なホテルの特典チャートも参照しながら解説しています。

個人的にマリオットポイントは不足している状況ですが、別に私はマリオット系列や、ヒルトン系列の宿泊にはこだわっていません。その理由は一つには、Airbnbを使った旅行で素晴らしい思い出を作れたことが大きいと思います。リスボンでのAirbnbの体験については下記のエントリにまとめてあります。







 

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Kenji

Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ駐在中。 現在妻、0歳児の長男とニューヨークで3人で生活。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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