カンクン旅行記:フライト搭乗記(LGA/JFK~CUN)と子ども連れフライトのコツ
こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。
さて、カンクン旅行記も大詰め。今回はフライト記録をまとめておきます。
我が家が利用したのは往路がラガーディア(LGA)空港発、シャーロット(CLT)空港経由のエコノミー便、復路がJFK行きの直行便ビジネスです。夏に産まれたばかりの乳幼児を連れての初フライトでしたが、心配を抱えながらも無事楽しく旅行を終えることが出来ました。
同じようにNY発、あるいはNYを経由してカンクンに旅行に行かれる方の参考になれば幸いです。
Kenji
初めての子ども連れフライトでわかったコツも合わせてご紹介します。
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ルートの概要
今回の旅程は以下の通りでした。
◆往路フライト◆
ニューヨーク(LGA)6:15am発→シャーロット(CLT)8:19am着
American Airlines Flight 628
~lay over~
シャーロット(CLT)9:45am発→カンクン(CUN)12:50pm着
American Airlines Flight 321
いずれもエコノミークラス、One Travel.comで現金手配
◆復路フライト◆
カンクン(CUN)4:15pm発→ニューヨーク(JFK)8:10pm着
American Airlines Flight 2681
ビジネスクラス。マイルでの特典航空券
フライトを手配した際のエピソードはこちらにまとめました。アメリカン航空の特典航空券の手配にあたって知っておくべき基本ルールも記載してあります。
カンクン旅行(移動編):自宅~空港・空港~現地リゾートの移動をお得に手配する方法をシェア
では往路と復路、それぞれのフライトの様子をご紹介します。
往路
まず往路について。
フライト自体はエコノミーの手配でしたので、特段目新しいものはありません。NYのラガーディア(LGA)空港から出発して、シャーロット・ダグラス国際空港(CLT)で乗り換えてカンクン国際空港に飛びました。機材はAirbus社のA321でした。
2点だけ、今後皆さんの役に立つかもしれない、我が家のちょっとした失敗談を共有しておきます。
手荷物預け入れの失敗
1つ目の失敗が手荷物です。
夏に産まれた子どもはまだ腰が据わり切っていないので、180度横に倒せるストローラーを持参していきました。アメリカン航空のウェブサイトによると、ベビーカーは無料で預入れができ、重さが20lb(約9kg)を超えるとチェックインカウンターで預け入れる必要があると記載されていました。
(現行ストッケのモデルは、アマゾンでは40.4lbとあります※下記は私のアフィリエイトリンクです)
これはフルセットの場合の重量で、我が家はベッド 部分を別売りのCarry Cotという180%フラットにできるものに付け替えて使っています。多少重量は軽くなるのですが、それでも実寸で約16kg。余裕でオーバーしていたので、チェックインカウンターで預けました、
が、ここはアメリカ。実際に細かい重量を気にする人なんていません。
帰りのフライトではカウンターで赤ん坊が寝ている状態で持って行ったのですが、重量のチェックをされることなく簡単に通りました。
往路のフライトはCLTでの乗継ぎもありましたし、カンクンも降機場所からバゲージの受け取りまでは長かったです。カウンターで預入れせずに直前までストローラーを使えればよかったな~と思いました。
CLT空港のプライオリティ・ラウンジ
CLT空港で1.5時間の待ち時間にプライオリティ・ラウンジを使えたらいいな~と思っていました。
ラウンジレビューもブログのネタになりますし、朝自宅を出発したのが午前3時台と早かったので朝食も満足に取っていませんでした。坊ちゃんのオムツを変えたりするのにもラウンジのトイレであればゆったり使えますしね。
が、結果的にこれは上手く行きませんでした。
CLT空港のプライオリティ・ラウンジは個室のみ、すべて事前予約制で(もちろん空きがあればすぐに利用できますが)当日空きはありませんでした。2時間先であれば予約が取れると言われましたが、乗り継ぎ時間は1.5時間しかなかったのであえなく断念しました。
ラウンジ概要
種類:MINUTE SUITE
営業時間:24時間
アクセス:メインアトリウム、フードコート隣
料金:1時間42ドル。プライオリティ・パスホルダーは無料で利用できます
公式サイトはこちら
中の様子は入っていないのでわかりません。Hilton Ascendカードでもらったプライオリティ・パスを使いたかったので残念です。TPGでレビューが書かれていたので、詳しく様子を知りたい方は下記をご覧ください。
記事を書きながら調べていて気付きましたが、MINUTE SUITESはオンラインでも事前予約が出来るようです。今後MINUTE SUITESのある空港に行く機会のある方は下記ウェブサイトからチェックしてみてください。
その他は特に問題なく、すんなりとカンクンに降り立つことが出来ました。
機内に関して一つだけコメントするとすれば、CLT~CUNの国際線のシートピッチは国内線に比べてかなりゆとりがありました。同じA321の機材を利用しているようですが、シートの数が国際線の方が少なく作ってあるのだと思います。
足元にかなり余裕があったため、膝上に子どもを載せてミルクなどをあげるにもエコノミーでも十分対応が出来ると感じました。
逆に、国内線のシートピッチはかなり狭く感じました。
乗継便でエコノミーを手配せざるを得ない場面もあると思いますが、そのような場合は(可能であれば)国内での移動時間を短くしてあげるとか、国内線ではミルクをあげなくて済むように搭乗前にあげてしまうなどの工夫をしておくとベターかもしれません。
坊ちゃんにとっては人生初フライトで、途中若干ぐずりましたが、高度の変化にも耳が痛くなったりといったことは(少なくとも見た目上)なかったようです。
復路
続いて復路について。
特典航空券でのビジネスクラス手配
復路はCUN~JFKの直行便、ビジネスクラスです。AAdvantageのクレジットカード申請で貯めたマイルを使って発券した初めてのビジネスクラスチケットで、必要マイルは一人当たり25,000マイルでした。
機材はBoeing 737-800でした。JALでも国内・国際線ともに使われている機材のようです。
エコノミーに比べるとピッチが広く、シートとシートの間にもアームレストが設けられているので、やはり断然楽に感じます。スタッガードのような優雅さはありませんが、CUN~JFKは所要3時間ですし、これで十分だと思います。
当日はクリスマスシーズンということもあり、アテンダントがトナカイカラーのコスチュームに扮していました。こんな演出も米系ならではで面白いですよね!
ジンジャーエールとスナック
機内食の夕食。白身魚のマッシュポテト和えにとエビにサラダ、チーズケーキが出てきました。どれも美味しかったです。味付けが上品で、アメリカに帰ってきたな~という気にさせられました。
妻曰く、デザートは旅行中に食べた中ではこれが一番おいしかったそうです。
リゾートのスイーツ&デザートはどうやらあまりお気に召さなかったようで、おかげで太らなかったとぼやいて(?)いました。(数時間後にもう一度乗ったらやっぱり増えていると言って騒いでましたが・・・)
AAdvatage Platinumで10%マイルバック
アメリカン航空の特典航空券を取りたいという人、AAマイルを貯めたいという方はぜひAAdvatage Platinum(パーソナル)の申請を検討してください。
優先搭乗や、国内線での受託手荷物が一つ無料になるなどのベネフィットの他、マイルを使った特典航空券での手配について1万マイルを上限に10%マイルバックされるベネフィットがついています。(詳しくは下記公式ページの「10% Miles Back」のセクションを参照してください)
これは意外と大きくて、例えば今回の私のCUN~JFKであれば特典航空券の手配に2.5万マイル/人が必要でしたが、2,500マイルは戻ってくる計算になります。
2,500マイル貯めるのには、1ドル1マイルのカードなら2,500ドルが必要です。AAマイルを使うのであればぜひとも持っておきたい1枚です。(TPGのこちらの記事も参考にしてください。)
子ども連れでのフライトのために
最後に、子ども、特に乳幼児とフライトに乗る際に知っておくと便利な情報をまとめておきます。
どれも今回の旅行にあたって調べて知ったこと、あるいは実際に子連れフライトを体験してみてわかったことで、事前に知っていたらもう少し旅が楽になっていたかな~と思うことです。
乗継便の場合、乳幼児のチケットは一枚のみ
まず、乗継便の場合には国内線の移動と国際線、2枚別々のチケットを渡されるのが通常だと思います。
ただし、膝上の乳幼児の場合は違います。
「膝上」(infant boarding pass)として渡されるチケットは一枚のみ、国際線分のみでした。(国内線はなし)
LGAでのセキュリティ通過の際職員がそれがわからなかったようで、私と妻の2枚のチケットを見て、坊ちゃんの分が足りないと思ったのかはじかれてしまいました。(カウンターで再度その旨案内されて、出直して別のスタッフのところに行ったらすんなり通りましたが、最初知らなかったせいで慌てました。)
乳幼児向けはペットボトルも持ち込みOK
ご存知、水分はセキュリティチェックには通らないのが原則です。が、乳幼児のミルクの場合は例外で持ち込みが可能です。
調べると結構セキュリティでもめたケースが出てきますが、これはアメリカでは法律で決められたことのようです。
米国内ではベビー関係は3-1-1 exemption に入るので、開封の義務は無いのですが、担当の人が知らなかったのかもしれません。これを印刷して持っとくと良いのかもですが、3-1-1だよって言えば解ると思いますきっと。https://t.co/3HeFPuKJ3G
— ずかし (@ZukashiT) 2018年11月22日
今回確認したのはこの「水分」の範囲で、ペットボトルの水でも栓が空いていない状態であれば問題なく通してもらえることがわかりました。
私は3-1-1ルールのページをスクショしておいて、何か言われたら出すつもりでしたが、特に使うこともありませんでした。(LGA、CUNは少なくとも通りました)
予めバッグから出した状態で、セキュリティチェックの際に乳幼児のためのものであることを主張すれば問題なく通してもらえます。空港の馬鹿高い水をそのために買う必要はありません。
ストローラーは搭乗直前まで持ち込み推奨
これは上に書きました。
アメリカンであれば20lbを超えるストローラーはチェックインカウンターで預け入れるように推奨されていますが、多少超えていても問題なく通ると思います。
後は念のため多少早めに搭乗ゲートに行って、ストローラーを預けたい旨をスタッフに告げましょう。
Kenji
大きなストローラーを使っている方も、諦めずに交渉してみることをお勧めします
ちなみに、我が家はNYへ帰国の際ビジネスクラスで降機が最初だったこともあり、飛行機から降りた際ストローラーが出てこずにそのままふらふらと入国審査まで行ってしまいました。ストローラーを探し回っているうちにぼっちゃんの機嫌を完全に損ねてしまい、イミグレで周りが目を見張るくらいギャン泣きし始めてしまって、えらい目にあいました。。
パシネット席はなし
日本~アメリカ線のフライトにはついているパシネット席は、今回の機材には着いていませんでした。
これがアメリカン航空だけのことなのか、路線の問題なのかはわかりません。東海岸からカンクンであれば3-4時間で到着するので、パシネットがなくてもなんとかなる所要時間だとは思いますが、念のためフライト手配の際に確認してみるのがよいと思います。
なお、パシネットの有無はフライトを検索した時点である程度予想がつきます。下記は復路便のBoeing 737-800のシートマップですが、3-3列の配置になっていることが確認できます。
この3-3列の機材の場合はパシネット席の設定は望み薄、逆に2-4-2のシート配列の場合は設定の可能性があると一般的に想像できます。
後は、フライト検索の際にエコノミー席の一番最前列がブロックされていれば、車椅子を利用する方や乳幼児のために特別に設けられた席(=パシネットの設定が高い)ということが予想できます。
ベビー用品は多めに持ち込むこと
続いて、ミルクなどのベビー用品についてです。
子連れの場合、やはりベビー用品の不足があるのが一番困ります。気圧の変化に弱い赤ちゃんであれば高度が変わる際にミルクを飲ませるのが耳抜きの手助けになると言いますし、米系のエアラインはエアコンが強めです。。スワドルを多めに持つなどして対応できるようにしておくのがよいと思います。
我が家は往路では粉ミルクを2回分と、液体ミルクを1回分(3本)手荷物でセキュリティチェックへ持ち込みましたが、カンクン到着までにすべて使いました。危なかったです・・
受託手荷物の行先は要確認
最後は子連れ旅行に限ったことではありませんが、預入手荷物について大事な情報です。
私のすぐ後にカンクンを訪れたフォロワーさんで、途中の乗継便で荷物ピックアップがうまくいかずにフライトに乗り遅れるという災難に合われた方がいらっしゃいました。
メキシコ行きの往路が乗継便でしたが、荷物は目的地まで直接運んで貰えました。入国の場合は違うんですね!早く見つかりますように。。
— Kenji@米国駐在員のカネとバラの日々 (@sorakoge) 2019年1月2日
私の場合、往路が乗継便でしたが荷物はシャーロットでのピックアップはなく、カンクンまで直接運んでもらえました。
が、これは万人に当てはまるルールではないかもしれません。
乗継便を利用される方は、荷物のピックアップが経由地で必要かどうか、(あるいは目的地まで直接運んでもらえないか)必ず確認しておいた方が良さそうです。
フライト総括
以上がカンクン旅行の際のフライト体験談でした。
途中ちょっとしたミスやトラブルはありましたが、子連れでも大過なく行ってこれたのは本当に良かったです。
生後数か月なんて全く本人は覚えていないですし、親のエゴと言えばエゴですが、家族が3人になって初めての旅行で、将来の話題に出来る家族の思い出が増えました。
プランニングのエントリでも書きましたが、往路のフライトを(マイルがあるのに)有償で手配することになってしまったのは残念です。。特典航空券の手配を考えている人は、とにかく早め早めに行動されてください。
これで長かったカンクン旅行関連のエントリもおしまいです。最後に、これまでのカンクン旅行の一連のエントリを載せておきます。
まずは、こちらが計画編。
年末カンクン・オールインクルーシブ特典宿泊の予約完了:北米在住者へのWyndhamカードのすすめ
カンクン旅行記(フライト編):アメリカン航空の特典航空券手配のイロハ 2018年
カンクン旅行(移動編):自宅~空港・空港~現地リゾートの移動をお得に手配する方法をシェア
こちらが実際のリゾート宿泊記。
カンクン旅行記:オールインクルーシブリゾート「Viva Wyndham Azteca」の紹介と子連れ旅行の注意点まとめ
そして、カンクン空港のPriority Loungeのレビューです。
カンクン旅行記:カンクン国際空港ラウンジ(Mera Business Lounge)紹介
最後まで読んで頂いて本当にどうもありがとうございました。
こんなに長い旅行記を書いたのは初めてでしたが、旅行先でもいつもと違った気持ちでカメラを構える場面もできて、それが新鮮で楽しかったです。もう次の旅行先を計画しているので、またそれが実現したら記事を色々書いてみたいな~と思っています。
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