【体験談】どっちが便利?「ヒルトン東京ベイ」と「シェラトングランデ東京ベイ」の比較レビュー
初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。
こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。
さて今回は「ヒルトン東京ベイ」と「シェラトングランデ東京ベイ」という2つのホテルの比較レビューを行います。
いずれのホテルも舞浜にある外資系ホテル、かつディズニーのオフィシャルホテルとして有名ですが、両方に宿泊した身として、それぞれのホテルの特徴とお勧めポイントについて考えます。
Kenji
いずれのホテルも素晴らしいホテルですが、重視するポイントによって評価が分かれるというのが実感です。ぜひ比較検討の際の参考にされて下さい
Contents
取り上げようと思ったきっかけ
今回「ヒルトン東京ベイ」と「シェラトングランデ東京ベイ」という2つのホテルの比較レビューを行おうと思ったきっかけは、ずばり両方のホテルに宿泊した実体験があるためです。
いずれもコロナによる行動制限が始まってからの宿泊で、ディズニーランドに訪れる際の足がかりとしました。
そんな2つのホテルですが、同じディズニーオフィシャルホテルで、かつ近隣に位置するため「どちらに宿泊しようか・・・」と悩んだ経験があるのは私だけではないはずです。
そんな方のために、両ホテルを横串で比較してみようと思ったのが本記事のバックグラウンドになります。
ホテルレビュー記事
それぞれのホテルのレビューは下記にて詳しく行なっています。
ホテルのことをより詳しく知りたいという方は、ぜひ下記の個別エントリを参照されてみて下さい。
ヒルトンがこちら
【宿泊記】ヒルトン東京ベイのレビュー ファミリー・ハッピーマジックルームに宿泊 アクセスや施設の様子、アップグレードの状況など
【宿泊記】ヒルトン東京ベイのレビュー ダイヤモンド特典とセレブリオ・ラウンジの様子を紹介
【宿泊記】ヒルトン東京ベイのレビュー 「フォレストガーデン」での朝食ブッフェ紹介 セレブリオラウンジの朝食の様子もシェア
そして、シェラトンがこちらです。
【宿泊記】シェラトン・グランデ・トーキョーベイ(Sheraton Grande Tokyo Bay)の紹介 アクセスやアメニティ、プラチナステータスでのアップグレードの状況からコロナ対策まで
【宿泊記】シェラトン・トーキョーベイの紹介 プラチナ特典の内容紹介とクラブ・ラウンジの様子を写真付きでレビュー
【宿泊記】シェラトン・トーキョーベイの紹介 グランカフェ(Grand Cafe)での朝食ブッフェの様子を写真付きでレビュー
どちらも間違いのないホテルであることには疑いようがありません。
でも「どちらに宿泊しようかな・・・」と考える人にとっては比較軸があるとわかりやすいはずですので、今日のエントリでそれを取り上げてみたいと思います。
「ヒルトン東京ベイ」と「シェラトン東京ベイ」の比較レビュー
では、早速2つのホテルをいくつかの評価軸に沿って比較して行きたいと思います。
Kenji
ちなみに前提として、私はヒルトンがダイヤモンド会員、シェラトンが属するマリオットはプラチナ会員になります
ホテルアクセスと立地
まず最初はホテルの立地面です。
ホテルが位置するのはどちらもJR舞浜駅から徒歩にして20分程度。ディズニーリゾートのすぐ近くに位置しています。
2つのホテルとも「ベイサイド・ステーション」の目の前で、ほぼ隣同士にあります。
よってこの点は両者イーブンを付けて良いと思います。
ちなみに、ホテルへは車でアクセスされる方も多いはずですが、駐車場サービスの点では両者は少し異なります。
/ヒルトン/
駐車台数:355台
駐車料金:3,100円/泊。2泊目以降1,600円/泊
※ダイヤモンドメンバー無料
/シェラトン/
駐車台数:543台
駐車料金:3,100円/泊。2泊目以降1,600円/泊
※プラチナ以上のメンバー無料
料金はどちらも申し合わせたかのように同じ。笑 しかし駐車可能台数や、駐車サービスの点ではシェラトンの方が緩やかな印象です。
駐車サービスでホテルを選ぶ方は少数派かもしれませんが、この点ではシェラトンの方がやや有利と言えるかもしれませんね。
価格/必要ポイント
続いては、多くの人に取って重要な判断軸となるであろう「価格」です。
いくつかの日付で比較するのが分かりやすいので、検索結果を上下に並べてみました。
Kenji
上がシェラトン、下がヒルトンです
まずハイシーズンの12月冬休み。クリスマスは既にいっぱいだったため外して年明け1月3日で検索した結果がこちら。
・シェラトン東京ベイ:6万ポイント/3.8万円(税サ込)
・ヒルトン東京ベイ:8万ポイント/4.5万円(税サ込※)
※アプリの検索結果では税サ抜きになっているため、加算しています
続いて、夏休み初日の7月21日。
・シェラトン東京ベイ:6.1万ポイント/5.6万円(税サ込)
・ヒルトン東京ベイ:6.8万ポイント/3.4万円(税サ込)
閑散期でみてみましょう。適当にリサーチ時点からおおむね3月後の2月15日を検索した結果がこちら。
・シェラトン東京ベイ:5.4万ポイント/2万円(税サ込)
・ヒルトン東京ベイ:3.7万ポイント/2.3万円(税サ込)
こうして見てみると、かなり顕著に傾向が現れるはずです。
・ポイント宿泊を考えると、ヒルトンは必要ポイント数の上下動が激しいです(3.7万p~8万pまで)。シェラトンが属するマリオットもダイナミックプライシングは導入していますが、もともとのホテルカテゴリーの標準値である6万ポイントを中央値に比較的緩やかな変化になっています。
・現金宿泊はというと、シェラトン/ヒルトンともにかなり上下動が激しいです。面白いのはポイント宿泊とのバランスで、ヒルトンは先の予約になるとポイント価値が0.5-0.6円/pt程度になるように現金価格とおおむね連動しますが、シェラトンにはその傾向はあまり見られません(=ポイント価値にばらつきが見られます)。
これを予約側から考えた場合、ポイントを使って宿泊するのであれば、オフシーズンではヒルトンの方が必要ポイント数が下がりやすい(よって、お得に予約が作りやすい)ということが言える一方、ハイシーズンの場合は(予約枠があれば、ですが・・・)マリオットの方がポイントを有効に使いやすい、ということが言えます。
個人的にはポイントを使った予約を作ることがほとんどのため、マリオットがダイナミックプライシングを導入して以降は、ヒルトンの方が「穴」を狙いやすくて好んでいます。
Kenji
マリオットの場合はオフピークプロモーションでお得なプランが出たりするので、使い方次第かなとは思います
部屋の様子と設備
続いて宿泊する部屋の様子もそれぞれ比べてみます。
Kenji
ヒルトンが「ハッピーマジック・ファミリールーム」、シェラトンが「 クラブルーム・ツイン」です
お部屋の全景。こちらがヒルトンで
こちらがシェラトン。
続いて水回りです。
ヒルトンと
シェラトン
コンセプトが異なるので比較が難しいところですが、いくつかの傾向は見てとれます。
・ヒルトンはパッピーマジックルームのようなキャラクターを拝したお部屋がありますが、シェラトンにはありません
・シェラトンのプレミアムフロアはシックで大人向けの出来上がり。ヒルトンはセレブリオルームとハッピーマジックルームのように、プレミアムフロアであってもどちらかというとポップで、ファミリーを意識した仕上がりです※
・水回りはどちらもバス/トイレが一緒になったユニットタイプです。新しさはヒルトンの方がやや上、スペースの広さはシェラトンに軍配が上がるはずです
※ヒルトンも2022年10月にリノベーションを終了して、一部フロアが「エグゼクティブルーム」としてシックな仕上がりのお部屋になりました
我が家は小さな子連れのためファミリールームのあるヒルトン推しですが、訪れる状況によって好みが分かれそうです。
甲乙付け難いため、この点はイーブンとします。
朝食ブッフェ
続いては多くの人が利用するであろう朝食ブッフェです。
ヒルトンの「フォレストガーデン」での朝食ブッフェ
シェラトンの「グランカフェ」での朝食ブッフェ。
広さと品数は、どちらも大規模ホテルらしくほぼイーブンと捉えてよいと思います。
朝食ブッフェの価格という点では
・ヒルトン:大人 (13歳〜)3,750円 ・9~12才2,750円 ・4~8才2,300円(詳細はこちらです)
・シェラトン:大人(13歳〜)¥3,500 ・9歳〜12歳¥2,700 ・4歳~8歳¥2,200(詳細はこちらです)
とやや違いがあります。ヒルトンの方が少し高いですがクリティカルではないでしょう。
ブッフェのクオリティ/味の面ですが、これは私は圧倒的にヒルトンに軍配を上げます。
シェラトンの朝食は品数こそ豪華ですが、どちらかというとお子様レストランのような印象を受けてしまいました。というか、食べ物の印象が全く残っておらず、正直言ってもう一度食べたいとは思いません。
カレーやデニッシュ、フルーツ、サラダあたりをつまむくらいでしょう(そういえばデニッシュも美味しくなかったです・・・何故でしょう)。
ヒルトンも格別美味しい!と言うわけではありませんが、しっかり「作った」印象が残りました。デニッシュなどは子どももお代わりしてくれるくらい、普通に美味しかったです。
よって私はこの点ではヒルトンに軍配をあげます。
Kenji
ただ差し引いて考えるべきは、シェラトン宿泊時はまだ行動制限真っ只中で、レストランとしても提供出来るものが限られていたり、予算が割けなかったということはあると思います
ホテル設備
続いてホテルの共用部分の設備についてです。
ヒルトンが「これは顧客目線だな」と感じたのは、ホテル内部にコンビニの「ローソン」が入っていることでしょうか。
しかもお値段も普通のコンビニと均一。品揃えでは乳幼児向けグッズや、無印良品なども取り扱うと言う力の入れようです。
これは素晴らしいですね!
ホテルの目線に立つとレストランを利用するゲストが減ってしまうと言ったデメリットすらありそうですが、消費者の立場から考えると◎です。
さらには、ホテル内にカフェの「ザネッティ」や
サンドウィッチ/ケーキなどを取り扱うショップなども入ります。
ホテル内で小物や日用品、さらに軽食を調達出来るというのは、利用者目線で素晴らしいことだと思います。
これに対してシェラトンはどうでしょうか。
内部にコンビニはなく、ショップの数も限られます(もちろん、ちょっとした売店はあります)。なのでこの点は一歩ヒルトンが有利でしょう。
シェラトンが優れているのは、地下一階に設けられた「オアシス」(子供向けのゲームコーナー、プレイルームスペース)でしょう。
プレイルームスペースは規模も大きく、ディズニーの前後泊で使えたり、急な雨のときにも子どもの遊び場として重宝しそうです。
ヒルトンにも子ども向けのプレイスペースはあるのですが、いかんせんスペースが小さすぎです。。とりあえず作りましたと言わんばかりのスペースで、ロビー階の人通りの多い場所にあって、遊具もないため正直微妙です。
何を重視するのか、どんなファミリー構成なのかによって評価が分かれるため、この点もイーブンとしたいと思います。
プール
どちらのホテルにも大規模なプール施設(ガーデンプール/室内プール)があります。
ヒルトンに
夜はリゾート感あふれるBBQも!
TDRオフィシャルホテル ヒルトン東京ベイ「ハワイアン・ガーデンプール/ナイトプール」
9月2日まで開催中☆
詳細→https://t.co/HSucfK3I16 pic.twitter.com/dcr469KZMx— Dtimes (@DtimesJP) July 28, 2018
今年の夏はヒルトン東京ベイのガーデンプールで🌴
リゾート感あふれるガーデンプール&幻想的にライトアップされたナイトプールで優雅な夏のひとときを☀️
詳細は「ガーデンプール付き宿泊プラン」をご確認ください♪https://t.co/WDaRXctips pic.twitter.com/g5uDlwu4aG— ヒルトン東京ベイ (@hiltontokyobayc) June 21, 2022
シェラトン
\今日は #宿の日 !😊/
8月10日は「8(や)10(ど)」の語呂合わせで、宿の日になったそうです👀
夏休みは #シェラトングランデ東京ベイ でプールに入ったり、ご家族でワークショップを楽しんだりして、リゾート気分を満喫しませんか🏝 pic.twitter.com/EkIvFXc50E
— 【公式】シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル (@SheratonTokyoB) August 10, 2022
SNSの口コミなどを見ているとヒルトン東京ベイの方が人気があるように見えますが、私は両方とも利用していないため、この点はコメントせずにおきたいと思います。
ラウンジサービス
続いては上級会員向けに提供されるラウンジサービスについてです。
ヒルトンは「セレブリオラウンジ」、シェラトンは「シェラトンクラブラウンジ」というラウンジを提供しています。
ヒルトンのラウンジ
シェラトンのラウンジ
ラウンジの規模の点ではシェラトンの方が大きいです。
そして「シェラトン」ブランドはマリオットグループの中でもラウンジサービスの充実ぶりで知られており、プレートも豪華な印象です(もちろん、私が宿泊した際はコロナ真っ只中でワンプレートでの提供だったということもあり、単純比較はできません)。
ヒルトンも最新のビールサーバーを提供していたり、他のヒルトンブランドのエグゼクティブラウンジと比べて品数が多かったりとかなり頑張っていますが、シェラトンの方がやや優れている印象を受けました。
また、ラウンジからの眺望の点においても、シェラトンのラウンジは12階にあるため開けて見えます(ヒルトンのラウンジは1階です)。
よって、ここはシェラトンに軍配を上げたいと思います。
上級会員向けベネフィット
最後は、上記のラウンジも含めて、上級会員向けのベネフィットで考えてみましょう。
ヒルトンのダイヤモンド特典
ヒルトン東京ベイのダイヤモンド特典
・朝食無料(ラウンジ、またはレストランでの朝食を選択可)
・ウエルカムギフト(シルスマリアのチョコレート)
・1滞在につき1,000ヒルトンポイントを追加付与
・空き状況に応じたルームアップグレード
・エグゼクティブ・ラウンジアクセス
・駐車場無料
・フィットネスジム付帯の浴場が無料で利用可
マリオットのプラチナ特典
シェラトン・トーキョーベイのプラチナ特典
・シェラトンクラブラウンジアクセス
・オアシスパス(※)
・駐車場無料
・レイトチェックアウト:最大16時まで
・ウェルカムギフト(朝食無料 or ポイント)
・空き状況に応じたアップグレード
(クラブルーム利用の場合の追加特典)
・浦安市内への無料通話サービス
・無料靴磨きサービス
・宅配用段ボール進呈
(※)シェラトンフィットネス、舞湯、室内プール、トレジャーズ!アイランドの無料利用
いずれのホテルも上級会員向けのベネフィットが充実していますが、プールへのアクセスが充実している点ではヒルトン有利、プレイコーナーの利用券が付帯する点ではシェラトン有利(ヒルトンは最小限のプレイグラウンドのみ)と、玉虫色の結果になるというのが正直なところです。
総評/選び方の基準
いくつかの視点で2つのホテルを比較しましたが、まとめるとこうなりました。
比較軸まとめ
・アクセスの点ではイーブン
・価格の点ではややヒルトンが有利(?)
・部屋の点では好みがあるものの子連れファミリーにはヒルトン、カップルや大人同士ならシェラトンに軍配
・朝食ブッフェはヒルトンが有利
・ホテル設備の点ではほぼイーブン
・ラウンジサービスの点ではシェラトンが有利
・上級会員向けのベネフィットの点では何を重視するかで玉虫色
という結果になりました。
それぞれに優れている点があって甲乙付け難いですが、
・価格重視であればヒルトン有利
・ファミリー向けにはヒルトン、カップルや大人の旅行向けにはシェラトン
・ラウンジ含めた上級会員向けベネフィットを重視するならシェラトン有利(会員ステータス次第)
という点はまとめとして挙げられるかと思います。
やはり重視するものや、自身の会員ステータスによっても結果がかなり異なりそうです。
Kenji
もちろん、ハード面だけでなくスタッフの応対や、好みなどでも大きく評価は分かれるはずです
まとめ
本日は、「ヒルトン東京ベイ」と「シェラトン東京ベイ」という2つのディズニーオフィシャルホテルの比較レビューを行いました。
私もディズニーに行こうとなったときに真っ先に頭に浮かぶのがこの2つのホテルで、どちらを利用するかは正直悩ましいところです。
今日のこの比較記事が同じように考える方の参考に少しでもなれば幸いです。
参考記事です。
近隣するホテルの比較記事という観点では、以前沖縄の北谷にある2つのヒルトン系列ホテルを取り上げたことがあり、結構高評価を頂きました。
同じヒルトン系列の比較にはなりますが、ホテルを比較してみるというのもまた違った観点でのレビューが出来て執筆していても新鮮な気持ちになります。
【体験談】北谷のヒルトン「ヒルトン沖縄北谷リゾート」と「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」の比較レビュー
最新情報をお届けします
Twitter でKenji@米国駐在員のカネとバラの日々をフォローしよう!
Follow @sorakoge
最近のコメント