2022年11月宿泊:ROKU KYOTO LXR宿泊レビュー。温泉付きガーデン・デラックスルームへの宿泊の様子を紹介

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

 

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日は、国内のヒルトン最高峰「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Reports」のホテルレビューです。2022年11月に宿泊、紅葉シーズンの真っただ中で、すばらしいホテルステイを楽しんできました。


Kenji

サービスも気遣いが行き届いていて素晴らしいです。ヒルトン系列では文句なしのラグジュアリーホテルですね!




ROKU KYOTOとは

「ROKU KYOTO, LXR Hotels and Resorts」は、ヒルトン系列のホテルで、「Waldorf Astoria」や「Conrad」などと並ぶラグジュアリーラインです。

 

ROKU KYOTOは系列としてはアジア初進出のブランドであり、さらに京都に系列ホテルがなかったヒルトンとしては、まさに悲願ともいえる進出。

本腰を入れて2021年9月に開業させたブランドになります(以下の写真は公式サイトより)。

ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsは、「鷹ヶ峰」「鷲ヶ峰」「天ヶ峰」の三座を総称した鷹峯三山の麓に位置しています。敷地内には一級河川「天神川」が流れ、川のせせらぎが聞こえる静謐な空気が漂う場所です。
天神川は紙屋川とも呼ばれ、平安時代に川のほとりで紙を漉いた紙座があったことに由来しています。紙を漉く「漉(ろく)」という言葉をホテル名称の「ROKU」に名付け、鷹峯三山と天神川の自然に囲まれた土地独自の環境を表しました。訪れたお客様にこの特別な空間を味わってもらいたいという想いが込められています。

 

ホテル概要は、昨年の下記レビュー記事をご参照ください。

ROKU KYOTOの施設とお部屋紹介

ここからは今年の宿泊体験を基に、最新のホテル施設と、お部屋の様子を写真とともにご紹介します。

 

施設の様子

Roku KyotoをRoku Kyotoたらしめているのは、木材をふんだんに取り入れた和風建築だと思います。

 

プロパティのデザインを担当したのは、シンガポール拠点の建築事務所であるBLINK Design Group

アジアで「ラッフルズ・モルディブリゾート」など数々のラグジュアリーホテルを手掛けたインテリアデザイナーですが、建築そのものは見事に「和」の伝統を取り入れたデザインに仕上がっています。


Kenji

ホテルの概要はすでに一度ブログ記事で取り上げましたので、ここではスライドショー的にシェアします

 

和のテイストも勿論ですが、デザインが「見られること」「見せる(魅せる)こと」を明確に意識したものに仕上がっています。

チェックインスペース。チェックインの際は和菓子とほうじ茶でおもてなしを受けました。

自然との調和も素晴らしいですね!「木」と「水」の中にホテルが溶け込んでおり、さらにホテル内は空間ごとにレストランエリアは「」、エントランスエリアは「」などコンセプトとなっている自然のテーマがあるとのことです。

写真で見ても素晴らしさが伝わるはずですが、実物はこの数倍素晴らしいです。

 

新しいだけあってどこもピカピカというのもありますが、ホテル全体がしょうざん地区の自然を取り込む形で作られており、ホテル内を散策するだけでもそこかしこに京都の趣と、歴史ある雰囲気を感じられます。

 

お部屋の様子

続いてはお部屋の紹介に移ります。

 

今回滞在したのは天然温泉付きの「ガーデン・デラックスルーム」です。

 

通常のデラックスルームを予約していましたが、ダイヤモンドメンバーということでアップグレードして頂けました。


Kenji

ダイヤモンドメンバーはハイシーズンでなければ4階のプレミアムフロアにアップされることが多いようですが、我が家は温泉好きのため「ガーデン・ルーム」お部屋がむしろ希望に適っていました

ガーデンデラックスは50㎡のお部屋に、17㎡のプライベートガーデンが付きます。見た目にもとてもゆったりした作り。

テーブルに置かれた和菓子(京都丹後のあられ)は、ダイヤモンドメンバー向けの追加アメニティ。2021年の開業後しばらくは生花が置いてありましたが、流石に鉢植えに変わったようです(それとも、一部フロアでは続行しているのでしょうか・・・)。

嬉しかったのはこの温泉。4階にあるプレミアムフロアは水圧の関係からか温泉は引き込まれておらず、ROKU KYOTOの中では1階のガーデン・デラックスルームのある意味「特権」的な位置づけ。我が家は無類の温泉好きのため、2泊3日の滞在中、一日2回ずつ楽しませて頂きました。

色々なブログや口コミサイトで「設計ミス」として辛口の批評を受けているのが水回りでしょう。

 

確かに、ダブルボウルは良いのですが、シャワースペースと浴槽の間にシンクが配置されたこのデザインは正直使いにくいです。

シャワースペースとの間には微妙に段差も設けられているのですが、いかんせんシャワーが高い位置から使うため周囲は水浸しになります。

ダブルシンクはシャワースペースを挟んで左右に一つずつ配置してありますが、使い方を気を付けないと、シャワー後はダブルシンクのうち浴槽側は使い物にならなくなります。

 

何故こんな設計にしたのか・・・

 

辛口コメントを受ける事はちょっと見れば分かりそうなものですので、何かそうせざるを得なかった設計上の理由か、あるいはデザインの狙いがあるのかもしれませんね。。

 

個人的にもう一つ「うーん・・・」と感じたのが、この洗面ボウルボウルが小さめなのと、形もデザイン重視のため、水がとにかく跳ねます。。

アメニティは日本初進出で、UKのオーガニックブランドである「Votary」。ドライヤーも「レプロナイザー 7D Plus」が使われるなど、さすがのこだわりぶりです。

お手洗いにも洗面ボウルがあって、合計3つの洗面が用意されていました。これは使いやすくてGoodですね!

ベッドとテレビの配置は部屋を作ってから考えたのでしょうか。。もう少しだけ空間のゆとりが欲しかったところです。

 

ベッドのすぐ足元に位置しているため、ベッドに寝転がりながらしか見ることが出来ず、正直使い勝手としては???と感じてしまいました。テレビすぐ下の空間は唐紙があしらってあるのですが、気づかずに終わってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

寝転がりながらテレビを見るのは勿論良いとしても、部屋のスペースが50㎡とゆったりしている割に、ベッドの足元は少し窮屈に感じました。

 

サーマルプール

続いて、Roku Kyotoのホテル内で楽しめるアクティビティとして一番たくさんの人が利用するであろう「サーマルプール」についてです。

 

サーマルプールはこの地に湧き出る温泉を利用して作られたプールで、年間通じて33-34℃に水温が調整されています。屋外の自然の中で楽しめる温泉プールは格別です。

なんと、プール内の一角に蜜柑の木まで植えられていました。これには正直びっくりです。

ちなみに、我が家が宿泊した2022年11月現在、プールは事前予約制となっており、1時間毎で利用ゲスト数を絞っていました。

 

子どもは17時までの利用に時間も制限されていたため、希望の場合は早めの予約が吉です。

 

コインランドリーなし

私自身が気になったこととして、Roku Kyotoにはコインランドリーがありません。

 

もともとビーチリゾートではないですし、ホテル規模の点からも長期利用を前提としていないはずですので当然と言えば当然ですが、この点は注意が必要です。

 

個人的にプールがあるプロパティではランドリーもセットかな・・・と思っていたので、若干不便に感じました。

 

しょうざんリゾートへの庭園へ無料で入園可能

もう一つ、ここに宿泊するなら是非とも訪れて頂きたいのがホテルから徒歩5分ほどの場所にある「しょうざんリゾート」の北山杉の庭園。

 

Roku Kyoto宿泊者はホテルのカードキーを提示すると無料で入場が可能です(夜間のライトアップ時間帯は一人700円の有料でした)。

しょうざん地区が中心部から少し離れた場所に位置しているということもありますが、境内は「静謐」という言葉がぴったり。

 

11月トップシーズンの週末でも訪れる人はまばらで、心ゆくまで日本庭園と紅葉を楽しむ事ができます。ここに生える北山杉は、古いものはなんと樹齢400年を超えるそうです。

 

特に、日が落ちて以降のライトアップは息を呑むほど素晴らしいです。池の水辺に紅葉の木が映り込んで、素晴らしい風景を作り出します。これを見るだけでも訪れる価値があります。

しょうざんリゾート東急にはお土産物屋さんも入ります。

ここも穴場です!品揃えは十分で、価格も比べていませんが、おそらく市中と同様でしょう。

 

滞在中、金閣寺や竜安寺などももちろん訪れましたが、お寺周辺は人がごった返していたこともありますが、我が家はほとんどのお土産をここで購入しました。

 

以上でホテル施設の紹介は終わりですが、しょうざんリゾート地区全体の全体像を記したマップと、ホテル建物のフロアマップを最後にシェアしておきます。

 

2021年と比較したホテル運用の変更点

続いて、2022年の宿泊時点で変わった運用をご紹介します。


Kenji

下記でご紹介する内容は、2022年11月時点の宿泊に基づいたものです

 

必要ポイント数が15%アップ

まず大きな変更として、宿泊のお値段が更に値上がりしました。

 

元々Roku Kyotoはアジア太平洋初の「LXR」シリーズとして、ハードの面でも、価格帯の面でもヒルトン最上級のブランドに位置付けられています。

 

2021年開業当時、ポイント宿泊の場合の必要ポイント数はヒルトン系列の上限である9.5万ポイントでしたが、更にそれを超えて11万ポイントになりました。

 

この必要ポイント数は世界でもモルディブの「Waldorf Astoria Maldive」(12万ptが必要です!)などごく一部のラグジュアリーブランドにのみ適用されているものであり、国内ではここ「ROKU KYOTO LXR」のみの運用となっています。

 

ちなみに、価格帯も勿論最高峰。

 

我が家が宿泊した11月の紅葉シーズンは、週末の場合一泊16万円ほど。ポイント単価にすると1 pt = 1円を優に超えており、もっともお得にポイントを使えるプロパティになります。

エクスペリエンスクレジット

値上がりのバーター的な意味合いも込めてだと思いますが、ダイヤモンドメンバー向け限定に2022年から新しく利用可能になったのが、「エクスペリエンス・クレジット」です。

 

これはヒルトンのダイヤモンドメンバーがRoku Kyoto宿泊時の様々なホテル利用に使えるクレジットで、

・一泊目は1万円
・二泊目以降は5,000円/泊

が付与されます。

(ROKUのステータス別特典。画像をクリックすると拡大します)

利用対象は広く、レストランでのダイニングはもちろん、インルームダイニングや、各種アクティビティでも利用可能。


Kenji

つまり、ホテルでお金を落としてもらうための値上がりと言うことが出来ますね!

 

Tea Houseでのカクテルタイムが消滅

続いては、カクテルタイムの運用です。

 

もともと、LXRブランドにはヒルトンがエグゼクティブルーム宿泊者と、ダイヤモンドメンバー向けに提供する「エグゼクティブ・ラウンジ」は存在しません。

 

が、2021年の開業当初は、「Tea House」にて夕方、上級会員向けのシャンパン、ジュースが数種と、フィンガーフードのプチラウンジサービスを提供していました。

 

(下記は2021年の写真です。今はもうありません)

フィンガーフードやアルコールのサービスで、お酒を楽しむ方にはありがたいサービスだったことと思います。

 

しかし、このカクテルタイムのサービスは2022年4月をもって終了しました。

 

これもエクスペリエンス・クレジットが入ったことの兼ね合いだと思いますが、カクテルタイムを楽しみにされている方にとっては残念かもしれませんね。


Kenji

我が家は小さな子連れのためクレジットの方が使いやすくて有り難いです

 

なお、「Teahouse」は終日お茶を飲めるスペースとして宿泊ゲスト全員に開放されていました(お茶はセルフサービスで、~21時までの提供になります)。

以上が、開業時2021年秋時点からの変更点になります。

 

ROKU KYOTOへの宿泊まとめ

本日は「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」への宿泊の様子を写真付きでシェアしました。

 

開業当初からずっと行きたいと願っていたホテルの一つでしたが、期待にそぐわぬ素晴らしいホテルでした。

 

途中、特にお部屋のデザインで辛口なコメントも入りましたが、全体としては「素晴らしい」の一言です。

 

ヒルトン系列では「コンラッド」や「Waldorf Astoria」ブランドの宿泊記も取り上げていますが、それに勝るとも劣らない素晴らしいラグジュアリーホテルだと思います。京都を訪れる方は、ぜひ宿泊先候補の一つに入れてみてください。

 

参考記事です。

 

LXRブランドと並んでヒルトン最高峰に位置付けられているのが「Waldorf Astoria」ブランドです。

 

我が家もタイへ旅行した際にこのブランドへ宿泊していますが、LXRどどことなく共通するものを感じました。当時の宿泊レビューをシェアしておきます。WAブランドは東京と大阪への進出が決まっているため、今からとても楽しみにしています。







 

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Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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