アメリカ陸マイラー界の重大ニュース・トップ5(2019年第二四半期)

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初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日は2019年第二四半期に起こったアメリカ陸マイラー界隈の重大ニュースを5つ勝手気ままに取り上げてみたいと思います。7月もすでに半分以上過ぎてしまっていますが、4-6月に起こったトピックを振り返り的に取り上げます。

 

北米在住のマイラーの方はもちろん、日本からご覧いただいている読者の方にも「ふ~ん、北米のマイラーの間ではこんなニュースがあったんだね」と思って頂けたら幸いです。




第5位:ヒルトンが特典宿泊の必要ポイント数を改定

まず第5位は、ヒルトンの改悪ニュースです。

 

6月のある時点から、ポイント宿泊に必要なポイント数が公式なアナウンスもなく上がったようだというニュースが飛び込んできました。

ヒルトンはアワード・チャートを2017年に廃止しており、レンジの中で受給に応じて必要ポイント数が上下する「ダイナミック・プライシング」を採用しています。

 

今回の改悪が怖いのは、必要ポイント数の悪化もさることながら、チャートがないので気づかぬうちに「こっそりと」変更が加えられた点にあります。これをされると、利用する側として気づきようがありません。

こうなると、お目当てのホテルを決めて頑張ってポイントを貯めて、いざ使おうと思って検索したらふたを開けてびっくり・・・となってしまいます。

いくら公式チャートがないとは言っても、レンジ幅に変更を加えたことくらいアナウンスすべきではないか、と感じたのは私だけではないと思います。

 

ホテル業界では、マリオットも1Qにカテゴリー8を導入済みで、さらに部分的なダイナミック・プライシングとなるシーズン制も近く導入が予定されています。

一部情報ではIHGも今年中にチャート表の廃止を実施予定と聞きますし、ビッグデータとITの活用が悪い方向(?)に現れている好例だと感じました。

 

第4位:アメックス発行のプライオリティ・パスがレストラン除外へ

続いて第4位には、プライオリティの改悪ニュースを選びました。

 

もともとプライオリティ・パス付帯のミールクーポンはアメリカ国内の空港が対象になっている事が多く、金額も20-30ドル程度までOKという事で、大変使い勝手のよいベネフィットでした。


Kenji

日本国内だと、関空の「ぼてじゅう」が有名ですね

 

これが、8/1から空港にある提携レストランでのミールクーポンが使えなくなってしまいました。

このルール変更にショックを受けた陸マイラーは多く、北米ブロガーの多くがこぞって取り上げました。

 

View from the Wingの記事はこちら。

そして、Doctor of Creditの記事はこちらです。

 

なお、これは今のところアメリカと、香港発行のアメックスカードに付帯するプライオリティ・パスに限った話のようです。

日本のアメックスにも適用されたら、ポイントブロガーが一斉に取り上げそうな話ですね。

 

ちなみに、本件に関して、Priority pass の公式サイトでもQ&Aが出ています。対象カードをお持ちの方は一度目を通してみてください。

 

第3位:ユナイテッドが変動チャートを導入決定

第3位は、ユナイテッド航空の特典航空券のニュースです。

 

4/6プレスリリースにより、11/15以降搭乗分から変動チャート制が導入される事になりました。

 

Introducing a broader range of award prices

Updates to award travel are on the horizon. For flights on or after November 15, 2019, we’ll no longer publish an award chart listing the set amount of miles needed for each flight.

 

エアラインの変動チャート制は、有名どころではデルタが採用しており、米系エアラインでは2社目です。

 

ユナイテッドの航空会社としての評判は良くなく、私もマイルはあまり貯めて来なかったので個人的に影響は軽微です。

しかし、米系メジャーのデルタとユナイテッドが変動チャートを導入したという事実が持つ意味は大きいと思います。

米系メジャーでは残りはアメリカン航空のみですが、そのアメリカンも変動チャート制の導入がまことしやかに流れています。

 

例えばView from the Wingの下記エントリとか。

 

火のないところに煙は立たないと言いますが、メジャー2社が導入した以上、アメリカンが変動チャート性に移行するのも時間の問題だと思って間違いないでしょう。

 

第2位:燃油サーチャージがゾーンDへ

第2位は、燃油サーチャージ値上げの話です。

 

背景として、日系や中華系エアラインはエアラインチケット購入の際、チケット本体価格とは別に、「燃油サーチャージ」という名称で別料金を徴収します。これは、米系エアラインでは一般的に徴収されていません(実際はもう少しルールが複雑ですが、ここでは解説は割愛します)。

 

このサーチャージ。なんともマイラー泣かせなのが、特典航空券の手配であっても免除はされない点です。

従って、単純にチャート表の必要マイル  = チケット手配に必要なコスト、とはなりません。

 

サーチャージの金額は直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格を基に決定され、2ヶ月に一度見直しがされます。

 

今回の改訂は8/1手配分から適用となり、ANA、JALともにゾーンDへと値上がりします(ANAのプレスリリースはこちら、JALのプレスリリースはこちらです)。

ゾーンで言われてもピンときませんが、例えば人気のハワイ路線の場合、日本〜ハワイの往復サーチャージは1.7万円(変更前1.2万円)へと変更になります。

 

日本~ホノルルのサーチャージ目安(出典はena travelより

 

単純にこれはコスト増なので、マイラーにとっては痛手でしかありません。

 

もし近いうちに航空券の手配の予定があれば、7/31までに済ませてしまうのが吉です。


Kenji

私もつい先日、一つANAの特典航空券の手配を済ませました

 

第1位:ブリティッシュエアウェイズが特典チャート改悪

第一位は、おそらく陸マイラーの皆さんが一番ショックを受けたであろう、ブリティッシュエアウェイズの改悪ニュースです。

 

4/29にプレスリリースが発表されて、5/30から新しいチャートでの運用が始まりました。

 

私もAviosを貯めていた一人なので他人事ではなく、2度にわたってこのネタを取り上げました。

 

一番のスイートスポットだった650マイル区間の特典航空券に必要なAvios(マイル)が33%値上がりして、4,500マイルから6,000マイルになったことにショックを覚えた方は多かったと思います。

変動チャート制に移行しなかったことは不幸中の幸いでしたが、多くの人にインパクトのある改定だったということで、4-6月期のトップニュースとして選びました。

 

まとめ

今日は、2019年第二四半期に起こったアメリカの陸マイラー的ビックニュースを5つ取り上げてみました。

こうしてみると、どれも改悪ネタばかりで、やはり世の中の趨勢としては確実にインフレ傾向にあることが実感できます。

 

皆さんに関心がある、あるいは関係のあるトピックはありましたでしょうか?

 

アメリカのマイル&ポイントの魅力をご紹介するこのブログですが、日々新しいネタ・興味関心を引きそうなトピックを探しています。

「こんなものを取り上げてほしい」と言ったリクエストがあればコメント欄やTwitterなどで気軽にコンタクトください。

 

参考記事です。

 

こちらは2019年第一四半期のマイル&ポイントに関するニュースを振り返ったエントリです。

今回の記事を書くにあたって読み直したのですが、もうあれから3か月経ったのかという思いと、2019年前半もイベント尽くしだったなという思いが交錯しました。

 

ANAマイルは日本でのポイ活で劇的に貯められることで有名ですが、北米駐在の方でも日本のポイ活を行うことは可能です。

もちろん、北米在住である以上クレジットカードの攻略がマイル&ポイントを貯める最短ルートであることに変わりはありませんが、ルートが複数あることに越したことはありません。ぜひ日本のポイ活にも目を向けてみてください。

 







 

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Kenji

Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ駐在中。 現在妻、0歳児の長男とニューヨークで3人で生活。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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