【アメリカ在住者向け】モバイルバンキングで簡単にチェック(Check)を預け入れる方法
こんにちは、アメリカ駐在員のケンジ(@sorakoge)です。
アメリカにあって日本にないもの。海外に住んでいるとそんな文化の違いに色々と戸惑うわけですが、今日はそのひとつ「Check(チェック)」について。
アメリカ特有の文化で、渡米してきた日本人を戸惑わせるものの一つであることには間違えありません。クレジット大国と言われるアメリカにあっても、まだまだ日常でCheckを使う場面には多々遭遇します。
そのCheckですが、つい先日スマホのアプリを使ってDigital Depositを行うことが可能なことを知って衝撃を受けました。
「もうかれこれ一年以上アメリカに住んでいるのに今まで知らなかったの?」と言われそうですが、誰も教えてくれないですからね・・・一つ一つが経験です。同じように渡米されてこられた方が一人でも目に止まればいいかなと思いさらっと記事に残すことにしました。
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チェックを使う場面
まず、アメリカでチェックを使う場面を考えてみましょう。とにかくお伝えしたいのは、アメリカでは日常Checkを使う機会が多いということです。Check文化になじみのない我々日本人にとっては結構これはびっくりします。
✔レント(家賃)の支払い
→一番多いのが家賃の支払いでしょう。私も最初はチェックまたはマネーオーダーで支払ってねと言われました。途中からはシステムが変わって、銀行引き落としも対応可能になりました。
周囲ではまだCheckで払っているケースが多いと聞きます。
✔保険料の支払い
→会社によっても違うでしょうが、保険会社に支払う保険料をチェックで払ってくださいと言われることがあります。
私のケースでは、いま検討している年金保険がこのタイプだと言われました。ちなみに加入した生命保険は最初にVoid Check(口座情報を正確に伝えるために、Check bookに大きく「VOID」と書いたものを支払先に渡す習慣があります。)を渡すことを条件に銀行引き落としにできると言われました。
生命保険加入についてのエピソードは、詳しくはこちらのエントリをご覧ください。
✔税金の支払いや還付
→いまだにTaxの支払は現金が主流ですね。クレジットでも支払えますが、手数料がかかります。(日本のクレジット納税と同じですね。)
還付もチェックで受け取ることが出来ますが、最初から銀行振り込みを選択することも可能です。
ちなみに私は税金の還付をChase銀行のプロモーションを受け取る条件クリアに使いました。プロモーション達成の条件のひとつに、口座開設から60日以内の『Direct Deposit』というのがあるのですが、税金の還付と、給与振り込みの口座変更の合わせ技でクリアしました。現在進行形のプロモーションですので、興味がある方はこちらを確認されてください。
【アメリカ在住者向け】Chaseのチェッキング口座開設で200ドルをゲットする方法
✔クレジットや各種支払いの還付
→クレジットカードがDebit balanceになってしまった場合はカード会社からCheckで返金を受ける仕組みです。
あまりないと思うでしょうが、1年のうちに2度体験しました。数か月は次月以降の支払にロールオーバーしてくれるのですが、それを過ぎると還付になります。
実際、私はANA USAのカードでこのケースに遭遇しました。フライトをキャンセルしたために多額のデビットが発生したのですが、ある日突然オンライン上のデビット残高がなくなって、慌てて問い合わせたらチェックで還付すると言われました。
他にも例えば支払過ぎた医療費の還付であったりと、各種の還付を受ける際にCheckが送られてくることがあります。
✔キャッシュバックサイトの支払
→私が今回Digital Depositに利用したのがこちらです。
Ebatesでは3か月に一度、得られたポイントの合計が5ドルを超えるとキャッシュバックがCheckまたはPaypalによって自動で行われます。妻のアカウントで初めての申請の際、Paypal口座をまだ開いていなかったので、自動でCheck支払いになってしまったんですよね。数か月前に10ドルのチェックが送られてきたのですが、それを今回ようやくモバイルバンキングで銀行に預け入れができたというわけです。
キャッシュバックサイトの開設については下記のエントリで詳しく触れました。
アメリカのオンラインショッピングで使ってお得なキャッシュバックサイト
上記は私がここ数か月の間に遭遇したCheckの利用機会ですが、他にもまだまだCheckを使う場面はあると思います。
チェックを間違えなく書くために
私はまだまだ慣れないので、Checkを書く際は見本を見ながら慎重に書きます。苦笑。
Checkを振り出す(支払いに使う)のか、預け入れるのかによっても書き方は異なりますが、ネットを見るといくらでも情報が出てきます。たとえば振り出しについては以下のサイトなどは参考になると思います。
他にも、Checkを書くための練習サイトなんてものまであります。初めて書く際は一度事前に練習してみるとよいと思います。
チェックの実物を書く際は、必ず黒か青のボールペンで書きましょうね。
フリクションなどの消えるペンは試したことはありませんが、外人に見せたらびっくりされたのでまだ通ってしまうかも・・・でも悪用されてしまうと危険ですので、使用するのはやめておきましょう。
チェックはネットバンキングで預け入れ可能
では本題です。
これ、特に海外赴任したての日本人は知らない方が結構いるんじゃないでしょうか。。
預け入れの目的で受領したチェックは、ネットバンキングで預け入れ可能です。ネットで手続きが完了すれば、チェックを書く手間も、銀行へ行く時間も省けてとても気が楽ですよね。
例えば、私が今回利用したWells Fargoのアプリの場合の手順はこうです。
モバイルアプリトップの「Deposit Check」を選択します。
注意書きが出てくるのでContinue
入力個所は赤丸の3つのみ。Depositの金額と、Checkの表面、裏面をスマートフォンで写真に収めます。
Continueを押せば次画面で入力完了の画面が出てきて、預け入れが反映されます。たったこれだけ。
どうですか?拍子抜けするほど簡単ですよね~。今までわざわざ窓口に行って順番待ちしていたのは何だったんだろうと思っちゃいます。
実は今回、妻のCheckを入金してほしいと頼まれたもので、本人でないので何か突っ込まれたら嫌だな~と思って銀行へなかなか足が向かなかったところ、たまたまDigital Depositができることを目にしたというわけです。
支払いにはPlastiqが便利
上に挙げたCheckでの支払いですが、実はほとんどのものはPlastiqというサービスで代用が可能です。Plastiqを利用することで、Checkで支払いが指定されたものがクレジットカードで支払いができるようになります。
家賃の支払いから、税金、保険料、学費の支払に至るまで、およそ日常生活の中でCheckで払うものはほとんどがPlastiqで支払うことが出来ると思います。
Plastiqは2.5%の手数料がかかりますが、Amex Business Blue Plusのように2%還元が受けられるようなカードを持っていればほとんど相殺できます(1マイル2円とカウントすればむしろ差益ですよね)。家に居ながらにしてCheckの支払が完了しますし、送付の手間だったり、紛失に気を揉むこともないので私はPlastiqを多用しています。
詳しくはこちらで解説しましたので、よろしければ参考にされてください。
【Minimum Spendingクリアに必須】アメリカのPlastiq利用方法の詳細解説
本日の記事は簡単ですが以上です。私と同じように「モバイルでCheckが預け入れできるなんて知らなかった!」という方に一人でも届けば幸いです。(いないかもしれませんが・・苦笑)
関連記事です。
アメリカの銀行事情ということで、ATMの手数料を纏めたのがこちらの記事になります。これも渡米当初は最初はよくわからないものの一つだと思いますので、よかったら参考にされてください。
同じ投資カテゴリからは、私の一押しPersonal Capitalの記事をおすすめします。アメリカの口座が増えてきて管理が面倒・・・と感じている方は、ぜひ利用されるとよいと思います。私はほぼ毎日眺めて、資産残高の把握はもちろんのこと、クレジット残高の早期支払いなどに利用しています。
アメリカ在住者には「パーソナル・キャピタル」での資産管理が断然お勧め
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