駐在員はアメリカで生命保険に加入すべきか 海外駐在は保険見直しのチャンス

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こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

今日は私自身の金融取引の近況シェアです。

 

つい先日アメリカで生命保険の問い合わせをしてみましたので、その状況を書きとめたいと思います。

現在進行形の形でシェアを続けて、最後にはアメリカに駐在される方が同じように加入を考えた際、私の経験をある種の人柱として使っていただき、何らかの形で「気づき」になればよいなと思っています。


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私が加入していた保険はたったの2つ

 

まずはじめに、個人で出来るオルタナティブ投資の種類と概要のエントリでも触れましたが、私の保険に対するスタンスは極めて否定的です。

保険はよく「人生で2番目に高い買い物」と言われますが、(私にとってだけなのかもしれませんが)払う対価の割に内容が極めて不透明だと思います。

初めて勤務した会社に入ったときから、諸先輩方から何度も早く入った方がよいと言われ続けていましたが、「そうですね。ありがとうございます。考えてみます」と丁重にお礼を言って、そのまま受け流しました。よくわからないものには近づかないというスタンスです。

 

日本でも私自身が被保険者となる保険の加入は以下の2つのみ。どちらも掛捨て型で、月数千円の最低限のものでした。

 

1つめ:医療保険

保険会社:ライフネット生命

契約内容:「じぶんへの保険」「じぶんへの保険プラス」

加入理由:自分への最低限のお守り代わり

 

特に日本の多くの医療保険が入院に対して、60日間や、120日、長くても1,095日までしか保障してくれないところ、「じぶんへの保険プラス」は給付金支払額が2,000万円に達するまでノンストップで保障してくれる点が気に入っていました。

 

私はあくまで「保険」はテールリスクに対して備えるものと捉えていますので、給付が60日でストップされるような保険は最初から検討の対象に入っていませんでした。

短期の入院のみであれば貯蓄と、健康保険の高額療養費制度でも十分賄えるというスタンスです。(もちろん、違うご意見もあると思います。)

 

「じぶんへの保険」に加入していたのはたまたまです。

 

もう少しお話すれば、もともと「じぶんへの保険」と「じぶんへの保険プラス」はセット加入が基本と理解していた(間違えていましたが)ことと、「じぶんへの保険」はがんや先進医療もカバーしていたので、これらを別に考える必要が要らないというのも継続の必要がないことが分かった後も解約しなかった理由でした。

 

これらは渡米前に問い合わせしたところ、海外給付には対応していないという回答が得られたため、来る前に解約してしまいました。

 

2つめ:山岳保険

もうひとつ私が加入していた保険が、日本山岳救助機構が提供する山岳保険、「jRO」です。

 

山岳保険、またはレスキュー保険という言葉は聞きなれない方も多いと思いますが、こんな風に考えてください。

 

スキーやスノーボードに行く方、好きな方はいらっしゃいますか?

 

もしくは、登山やハイキング、キャンプが好きな方はいらっしゃいますか?

 

ダイビングなどのマリンスポーツはどうでしょうか?

 

上記に一つでも当てはまった方へ質問です。ご自身が加入されている医療・傷害保険がそれらのレジャーで起こりうる遭難やケガをカバーしているかどうか、把握されていますでしょうか?

 

海外旅行へ行く場合、旅行中の事故をカバーしていないために海外旅行専門の短期保険に入る方は多いと思いますが、レジャーの際の「万が一」を考慮して保険に加入している方は意外と少ないのではないかと想像します。

 

私の場合、トレッキングが趣味の一つですが、(考えたくはありませんが)山で遭難した場合、救助には膨大な費用が掛かります。一般的な目安として、民間ヘリコプターでの救助が要請された場合、その費用は1分1万円(!)と言われています

 

一時期月に1度、2度のペースでトレッキングに行くくらい登山にはまっていた時期があったので、あくまで「万が一」のことを考えて、jRO保険に加入していました。

 

ただし、この保険もアメリカに来るにあたり解約しました。

 

この結果、日本では医療保険はおろか、傷害保険や生命保険、年金保険に至るまで、私自身を被保険者とする保険には一切入っていないのが現状です。

 

 

駐在は保険見直しのチャンス

駐在が決まった方で、帰国後再度加入を考えている方は、終身タイプのものに加入されている場合、解約の是非を駐在前に検討してください

 

特に若いときに加入されている方は例えアメリカがカバーされていなくても、契約を続行しておいた方が長い目で見て経済的かもしれません。私は詳しくありませんが、終身保険や養老保険であれば、出国前に年払い(前納)する、あるいは一時支払いを停止できるタイプ(自動貸付制度付き)の保険もあると聞きます。

 

自分は帰国後は定期型で十分かなと思っています。

まぁライフステージや家族の状況によっても変わりそうですけどね・・・

 

アメリカの生命保険に興味を持った理由

 

さて、そんな私がアメリカの生命保険に興味を持ったのにはいくつか理由があります。

 

理由その1:渡米後しばらく経過して周囲を見る余裕ができた

私が渡米してきたのは2017年夏前ですので、もうすぐ(?)一年になります。

 

生活基盤が色々と整って、新しい銀行口座やクレジットカードを作ったり、401Kでの投資を始めたりとこちらでも徐々に色々な金融取引を始める余裕ができました。

 

一通り(と言ってもまだまだですが)経験してみて、保険のことももう一度ゼロベースで調べてみようと思うようになりました。

 

理由その2:妻が妊娠した

渡米後、妻が妊娠しました。

 

出産はまだしばらく先ですが、順調に進めば年内には新しい家族が増えることになりそうです。

よく言われることですが、家族が増えると責任も増えますので、その前に保険の見直しもしてみようと思いました。

 

理由その3:アメリカの保険の予定利率は日本より圧倒的に高い

認識してはいるつもりでしたが、アメリカの保険の予定利率は日本より圧倒的に高いことに改めて気づきました。

 

特に終身タイプ(Whole Life)の保険の場合、積立部分のキャッシュバランスは、保険会社側では年限が同じ債券で運用されるのが一般的です。このため、例えば20年満期の保険であれば予定利率は20年国債に連動するか、非常に近い利回りになるのが普通です。

 

日本の20年物の利回りはこの記事を書いている段階で0.5%半ばですから、円建ての生命保険を検討する限り、これ以上ポリシーは望めないということがわかります。

 

これに対して、アメリカの国債利回りは、20年ものですと現状3%程度です。

 

さらにアメリカは経済好調によるインフレ懸念から、2018年中に2~4回の利上げが想定されていますから、保険契約の予定利率もこれからより上昇してくことが見込まれます。

 

更に、アメリカで加入した生命保険は日本へ帰国後もポリシーを継続することが可能です。

 

つまり、保険への加入が必要な環境にあるのであれば、本質的に予定利率が高いアメリカ駐在中に加入した方が圧倒的にお得になるはずだというのが出発点です。

加えて、帰国の際、外貨を円転するつもりがありませんので、帰国後も証券のような口座管理のわずらわしさをなしに、外貨資産として保有・運用しておく商品が欲しいという事情もあります。

 

※もしさらに関心があるという方はググって頂ければ、日本の保険の積立利率(利回り)や返戻率の状況についていくらでも情報が出てくると思います。たとえばこちらとか。

 

 

私が送った問い合わせメール

ここ1-2週間色々なサイトを見て、アメリカの保険にも色々なものがあることがわかってきました。

 

このエントリもだいぶ長くなっているのでまた機会を改めてご紹介したいと思いますが、最後に私が送った問い合わせメールをご紹介します。

 

**********************

初めまして。〇〇と申します。

以下のサイトで貴社の情報を目にしました。

 

〇年×月より日本からの出向でアメリカに派遣されており、NYで勤務しています。

現在アメリカでの保険加入を検討しており、生命保険に興味を持っています。

 

もし可能でしたら貴社よりいくつかプランをご紹介いただきたいと思いご連絡させて頂きました。NY州の営業許可等が必要になるかどうかがわかりませんので、ひとまずどのような形で対応されているか教えて頂ければと思います。

 

ちなみに日本では現在保険は加入していません。

 

何度か検討しましたが、魅力的なものがなかったため掛捨ての保険に「お守り」として加入していたのみで、それも渡米前に解約しました。

 

必要な情報が色々とあると思いますので、もしご提案が可能でしたらご連絡ください。

 

よろしくお願いします。

**********************

 

これだけでは全く情報が足りないことは理解しています。

 

本来であれば、例えば以下のような情報が最低限必要になると思います。

 

アメリカの生命保険加入診断にあたり必要な基礎情報

・VISAのタイプ(GC保有者や、アメリカ市民に限定された保険もあると想定)

・家族構成

・年齢、職業、収入などの個人情報

・興味のある保険のタイプ(TermかWhole lifeか、Whole lifeであればUniversalかVariableかどうかなど)

・必要な保障額

・既に掛けている保険の種類や内容

・健康情報や主な既往歴(日本の場合、家族のガンの罹患率なども聞かれますよね)

 

私が現時点で加入を考えているのは、Whole life型で、積立利率がVariableの商品です。

 

あれほど掛捨て型の最低限のものしか加入しないと思っていたのにやや血迷ってますかね・・・

しかし、繰り返しにはなりますが、帰国後の外貨の運用のことを考えると、それなりにロットが大きいものが必要です。Variableの商品であればある程度インフレリスクには耐えられるでしょうし、アメリカでハイパーインフレが起きるとはあまり想像できません。そして、何より利回りそのものが魅力的です。

 

しかし、日本でも2,3度保険の外交員とあった経験がありますが、保険はとかく複雑で、こちらがベターだと思っているものが私の環境に必ずしもマッチしているとは限りません。

 

そのため、私のような保険「初心者」は先方にリードしてもらった方がいろいろな情報が聞けそうです。

 

また、問い合わせをしてみて例えば私の置かれている状況をろくにヒアリングもせずに保険を進めてくるようであれば、信頼できるFPとは思えません。そのようなFPやコミッションを考えて、自分に有利な(コミッションの高い)商品を勧めているに決まっています。

 

ただし、これにはデメリットもあって、自分がすでに想定している保険がある状況の場合、手間がかかるどころか、想定とは違う商品を勧められてしまうケースも多々あります。実際、日本の外交員と接触した際も収入保障保険を希望したにも関わらず、終身保険を勧められましたしね。まぁ勉強にはなりましたが・・(もちろん、途中でフェードアウトしました。)

 

多少の辛抱と、時間は掛かると思いますが、それも惜しんでいてはよい契約は選べません。

 

生命保険を単なる投資と捉えるのであれば、保険に入る価値は非常に低いと思っていますので、加入有無も含めてゼロベースで検討したいと思います。

 

また途中経過も含め、折に触れてエントリーを追加していきます。

 

冒頭の繰り返しになりますが、現在進行形の形でシェアをして、最後にはアメリカに駐在される方が加入を考えた際、何らかの形で「気づき」を与えられるエントリーになればよいなと思っています。

 

私の保険に対する考え方はこちらのサイトにとてもよく似ています。

 

 

外部サイトで、書かれている内容は控えめに言ってもかなり強烈です。

保険不要論については異論のある方も多いと思いますが、興味のある方は一つの意見として参考にされてみて下さい。

 

参考記事です。

生命保険加入についてのその後の状況を記載した記事が2本あります。私がどんなことを考えて、最終的にどういった結論に至ったのかを赤裸々に記載させて頂きましたのでよろしければ参考にされてください。

 

こちらは全般的な資産運用関連。私は、アメリカの資産は「パーソナル・キャピタル」という無料オンラインソフトでトラッキングしています。

保険だけでなく、資産管理全般について関心のある方はぜひこちらをご覧ください。

 



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Kenji

Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ駐在中。 現在妻とニューヨークで2人暮らし。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

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