ポイ活は改悪との戦い?プリンスルートの消滅やエポスカードの改悪を経て思うことなど

Pocket

初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。

 

こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。

 

今日のエントリでは、ここ数ヶ月連投してきたプリンス系列の宿泊記が一区切りしたことを受けて、過去の私自身のプリンス系列の利用や、関連するエポスカードの改悪ニュースを受けて思うことなどを書き留めておきたいと思います。


Kenji

マイル&ポイントの世界は常に改悪との戦いですが、やはり妙味のあるルートの消滅というのはショックが大きいです💦




プリンスルートの消滅

まずは「プリンスルート」として一世を風靡?したプリンスポイントのお得ルートと内容とその消滅についてです。

 

プリンスルートの振り返り

プリンスルートとは、日本で発行されている3つのクレジットカードを使って、各種ポイントサイトを使って貯めたポイントをプリンス系列のホテル宿泊で使える宿泊券に交換して無料で宿泊する、といういわば日本固有のホテ活必勝ルートでした。

 

プリンスルートの特徴とメリット

・交換価値に歪みがあってお得だった
・系列ホテルが地方にも多くて宿泊に重宝する
・マリオット系列に代わる代替手段
・プリンスホテルは比較的予約が取りやすい
・系列ホテルのレストランのレベルが総じて高い

などなど、メリットをあげればキリがありません。


Kenji

日本へ帰国後は、とにかくせっせとこのルートに乗せるためのポイントを集めていたのが懐かしいです

 

詳しくはこちらの記事で内容を解説しました(いまはもう使えません。念の為)。

 

過去のプリンスの宿泊履歴

過去私がプリンス系列で宿泊したことがあるホテルも振り返っておきます。それが以下の5つです。

 

このうち「品川プリンス」は縁あって無料宿泊券をゲットしたことからプリンスポイントは不使用で、大磯プリンスホテルにはいずれもポイント利用で2度お世話になりました。

 

過去のプリンス系列の宿泊履歴

大磯プリンスホテル(2.3円/pt)
✓ 品川プリンスホテル
ザ・プリンスホテル軽井沢(4.1円/pt)
プリンスさくらタワー東京(4.0円/pt)
箱根湯の花プリンスホテル(不明)

※カッコ内はポイント宿泊の際のポイント単価を示します。

※青字反転しているものはクリックすると宿泊記に飛びます。


Kenji

5つの系列ホテルにすべて実質無料で計6回滞在させて頂きました。いずれもいま振り返ってもとてもお得な宿泊ばかりでしたね。本当に惜しいルートが消えてしまいました。。

 

エポスカードの改悪

続いてもう一つは、ここ数年私のメインカードであった「エポスカード」についてです。

 

エポスカードの魅力

エポスカードは、私が2019年夏に日本に帰国してから長い間メインカードとして利用してきたクレジットカードです。

 

カードの魅力については何度もこのブログでご紹介しました。


Kenji

過去に何度も記事にも取り上げていますが、ポイント還元率だけでなく、専業主婦でも簡単にゴールドカードが持てる点や、旅行傷害保険などの付帯ベネフィットを考えても、数あるカードの中でもピカイチの高スペックを誇るカードでした

 

改悪の内容

エポスカードの改悪は、出口側(ポイント利用側)と入り口側(ポイントを貯める側)、そしてカードベネフィットという多面的な側面から、断続的に行われました。

 

・2022年3月:プリンスホテルのポイント制度が改定。宿泊券が利用不可に(出口側の改悪。2023年3月までの宿泊利用分で終了)

・2023年6月:旅行傷害保険が自動付帯から利用付帯に(ベネフィットの改悪。2023年10月1日以降)

・2023年7月:選べるポイントアップからSuica, Mixi Mが消滅(入り口側の改悪。2023年8月31日で終了)

 

もちろん、出口側の改悪はエポスのコントロール外の事象にはなりますが、我々利用者の立場に立つと改悪にあたることには変わりありません。

 

長いことエポスカードの屋台骨であったベネフィットが今年ガラガラと音を立てて崩れてさったというのは、やはり残念であり、ショックです。

 

改悪を経て思うこと

少し立ち返って、改悪ニュースを見るといつも考えることもまとめておきます。

 

それは

・改悪はあっても改善は(ほとんど)ない

・靴磨きの少年に耳をそばだてる

・お得ネタがあったら飛びつく

・マイル&ポイントはとにかく早く使い切る

 

という点になります。

 

どれも何度もブログやツイッターなどでよく取り上げられている点ですが、少しだけコメントを加えておきます。

 

改悪はあっても改善はない

まずひとつめは、ポイ活や、陸マイラー活動を行う際の心構えとして「改悪はあっても改善はない」ということを留めておくべき、という点になります。

 

プログラムが改訂される際は、悪くなることはあっても良くなることはほとんどないと思っておいた方が良いと思います。

 

法改正が現実に追いついたり、「穴を塞ぐ」ために行われているのと同様、マイル&ポイントの世界でも「改訂=改悪」と考えておくのが無難です。

 

もちろん、穴塞ぎのための改訂だけでなく、サービスそのものが値上げされることによる改悪、というのももちろんあります(特典チャートの改悪などが典型例です。今年もBAやアラスカマイルなどが改悪されていますよね💦)。

 

日本にいるとデフレマインドが強く染みついているためなかなかこの感覚にならないのですが、マイル&ポイントの価値は時の経過とともに減価しますし、インフレに対する「耐性」という点では現金よりも更に弱いと捉えておく方がよいでしょう。

 

靴磨きの少年のエピソード

株式市場の相場でよく知られる比喩として、靴磨きの少年のエピソードを知っている方は多いと思います。

 

ポイ活の界隈もこれと同じで、やはり一般になり過ぎたネタというのは既に新鮮さのピークを過ぎたと思ってよく、「え?こんな人まで始めたの??」と思うような手法やネタは、すでに妙味を失った下り坂のルートと捉えるべきでしょう。

 

その意味では、プリンスルートやエポスカードのお得は超有名ブロガーが何度か立て続けに紹介していた時点が天井で、そこからの改悪はかなり早い時期に訪れました。

 

「ポイ活」というワーディングそのものもかなり市民権を得てきたと言ってよく、テレビで芸能人やタレントが取り上げているところを見ると、やはりそろそろ天井が近いのかな・・・と思ってしまいます(楽天ポイントは、もうポイント付与の計算方法の改悪ニュースも出ていますが、今後特に危なそうですよね・・・)。

 

お得ネタには「飛びつく」

「先行者利得」という言葉は皆さんご存知と思います。

お得界隈もこれは同じです。やはり最初に飛びついた人たちがもっともメリットを享受できるケースが多いです。


Kenji

フライトの特典航空券を例に取って考えれば、最初に予約できるグループが座席クラスも日程も一番選択しやすい(一番メリットを得られる)のと同じですね

 

最近は特にSNSの流行と、ポイ活自体の人気ぶりもあり、案件がオープンになってから枯れてしまうまでの期間がとにかく短期化しています。

枚挙にいとまがありませんが、最近だと例えば枠が拡大された途端にチャージが殺到して数日で案件が強制終了になったドンキホーテの20%還元祭りは記憶に新しいです。

 

逆にそれがゆえにお得情報に殺到してしまって、サーバーがダウンしてしまって繋がらない/使えない、といった事象も出てきていますが、これは解決できない宿命です。

これを嘆いても解決にはならないので、とにかくお得ネタを見つけたら「飛びついて」確保しに行くしか方法はありません。後でやろう・・・なんて思っていると、いざ予約を入れたり、購入しようと思った頃にはもう終わっていた、ということは枚挙にいとまがありません。

(話がそれますが、ソラシドルートもかなり危ないですよね・・・エアドゥとの経営統合もありましたし、人気ぶりと合わせて、プログラムが改悪されるだけの素地は十分に整っていると思います)

 

マイル&ポイントはとにかく早く使い切る

最後は、対策です。

 

タイトルにある通り、「マイル&ポイントは早く使い切る」こと。これに限ります。

 

貯めているから心配が起きるのであって、もともと保有していなければ改悪の心配をする必要もありません。

 

とは言っても、なかなか使い切るのが難しいのも事実で、私自身への「戒め」でもあります。


Kenji

あとは、ノウハウがクローズなままで祈る・・・とかもありますかね。。でもこれだけソーシャルメディアが発達してしまうと難しいですし、情報共有してこそお得ネタを知れるメリットもあるわけで、匙加減は難しいところだと思います

 

以上、簡単でしたが私が改悪に対して思うところをシェアさせて頂きました。

 

まとめ

今日は日本のポイ活の近況として、「プリンスルート」の消滅と、エポスカードの改悪ニュースを取り上げました。

 

改悪はこの界隈の常ではあるものの、この2つのニュースを悲報と捉えた方は多かったように思います。

もちろん私もその一人で、特に「エポスゴールド」というカードは、プリンスルートの改悪とともにカードスペックまでもが改悪されてしまって、お先真っ暗というのが正直な思いです。

 

私のように中流サラリーマン世帯にとっては痛い改悪でしたが、これにめげずに新しいルートを何とか開拓していきたいですね。

皆さんはどんなニュースが今年一番ショックでしたか?ぜひコメント欄などで教えてください。

 

参考記事です。

 

今日は悲報ネタに絞ったエントリでしたが、逆にお得ネタももちろんたくさんあります。2021年と2022年それぞれのお得案件をまとめたのが以下のエントリです。







 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でKenji@米国駐在員のカネとバラの日々をフォローしよう!

記事が参考になったら応援をよろしくお願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ

はてな読者登録はこちらからどうぞ

Feedy登録はこちらからどうぞ
follow us in feedly

Kenji

斎藤ケンジ(Saito Kenji) 30代男性、2017年夏からアメリカ・ニューヨークに駐在して2019年7月に日本へ帰任。 ニューヨークでは長男に恵まれ、妻と3人でマイル&ポイントを駆使しながら旅行を満喫。物価が高いアメリカ生活での生活事情、お金の運用や節約について奮闘するさまを見てやってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください