アメリカ陸マイラー界の重大ニュース・トップ5(2019年第4四半期)
初めてこのブログにお越しの方は、アメリカ駐在員が年間100万マイル&ポイントを貯めた方法をまとめた>こちらのエントリ<からご覧ください。
こんにちは、アメリカ駐在員のKenji(@sorakoge)です。
さて、年明け最初のエントリ。今回は2019年第4四半期の重大ニュースを振り返ります。
アメックスカードのリフレッシュや、アメリカン航空の変動チャート制導入など、話題が目白押しの3か月となりました。
第5位:デルタのフラッシュセール
まずはこちら、デルタの特典フライトのフラッシュセールの話題です。
デルタは2020年の羽田の国際線発着枠の拡大に伴って、大幅に羽田就航線を増やす予定で、これに伴って日本~北米間の特典航空券のフライトを通常時よりも大幅に少ないマイルで手配できるプロモーションを実施してます。
デルタのスカイマイルはすぐ下でも取り上げるように、木米ではクレカプロモーションで簡単に貯まるので、10万マイル以上を保有しているという人も珍しくないと思います。
そういう方は、ぜひ今回のようなプロモーションと併用してください。
詳しくは別エントリで解説しましたので、詳細は下記をご覧ください。プロモーションの期限は2020年1月17日となっています。
デルタが羽田就航記念のフラッシュセール!羽田~ニューヨークの特典航空券が往復3万マイルで予約可能!1月17日まで
なお、第4四半期のニュースの中ではグッドニュースはこれだけで、あとは基本的に改悪ないしバッドニュースです。
第4位:アメックスのカードリフレッシュ
第4位は、アメックスのカードリフレッシュです。
Kenji
これはグッドニュースとバッドニュースの組み合わせです
矢継ぎ早にカードリフレッシュを繰り返すのがアメックスで、以前にも傾向を分析をしたことがありますが(詳しくはこちらのエントリをご覧ください)、第4四半期にも2枚カードがリフレッシュされ、うち1枚は即、新規カードの運用が始まりました。
1枚目:アメックスグリーン
まず、リフレッシュされたのがアメックスグリーンです。
こちらは今年の夏前から来るぞ来るぞと言われ続けていましたが、10月末になってようやくリフレッシュが発表されました。
アメックスグリーンがとうとうリフレッシュされましたね!
やっぱり初年度年会費無料はリフレッシュに伴って取っ払われる傾向がありますね💦
4.5万ptが見えればかなりよいディールだと思います👍 https://t.co/NwvJnde1mF
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) October 25, 2019
なお、グッドニュースとバッドニュースの組み合わせといったのは、どちらも初年度無料がなくなるという点では改悪に違いないものの、リフレッシュに合わせてプロモーションを実施しているという点ではねらい目。グッドニュースに当たると捉えることも出来るためです。
アメックスグリーンに関していえば、当初リフレッシュ時には3.5万MRポイント+150ドルのAwayクレジットというボーナスが大半でしたが、いまではほぼ全員が4.5万MRポイント+150ドルのAwayクレジットが見えるようになっています。
リファーリンク経由でのアメックスグリーンの4.5万MRポイントのオファーがかなり大勢にターゲットされているようです。
150ドルのAwayクレジットもそのままですし、これはかなりいいですね‼️
リファーリンク他に当てのない方は、こちらのエントリからお使いください。https://t.co/Kbz31EVuLR pic.twitter.com/zdukxfzQzL
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) December 15, 2019
改悪は残念ですが、リニューアルに際してのグッド・プロモーションを実施していることも事実ですので、この機会に申請を考えるのもよいと思います。
2枚目:デルタアメックス
もう一枚はデルタアメックスです。
このカードは在米マイラーのみならず、周りにも大勢持っている方がいる優良カードのひとつでした。
初年度年会費が無料、デルタの優先搭乗やバゲージ無料のベネフィットが手に入ること、プロモーションアップも年2回程度コンスタントに行われてきたというのがその理由です。
が、このカードも残念ながらリフレッシュが10月に発表されました。
なお、デルタアメックスの改訂は、2020年1月30日(or29日)から有効になります。
ポイント付与のカテゴリーが若干改善になりますが、リフレッシュ後のカードはおそらく初年度年会費がチャージされる方向でしょうから、マイラーにとっては実質的に改悪の流れだと思われます。
Kenji
初年度無料の条件でのカード申請を考えている人は、プロモーションが行われている1月末までが最後の申請チャンスだと思います
カードベネフィットについて、詳しくは下記のエントリをご参照下さい。
【2019/10版】デルタゴールドなら初年度無料で6万マイル!有効期限がないDeltaカードは一つ持っておくとおすすめ
第3位:Hyattがシーズン制を導入へ
第3位は、「HYATTのシーズン制導入」の話題です。
ハイアットのホテルプログラムは他の大手ホテルチェーン(マリオット、ヒルトンなど)と比べるとかなり優秀で、特典宿泊のための必要ポイントが相対的に少なくすむことで有名でした。
が、そのハイアットのプログラムも、ついに12月にシーズン制の導入という形で、必要ポイントが部分的にDynamic Pricingへ移行されることになりました。
ハイアットが2020年3月からシーズン制導入へ。ついに来たか…という感じですね。
DoCのIt’s always hard to know how bad changes like this are…にマイラー&ホテラーの気持ちが凝縮されていると思います。。https://t.co/P7lkpTekHc
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) December 5, 2019
Hyattはその優れたポイントプログラムゆえに、特に北米の陸マイラー&ホテラーには人気のプログラムでしたので、この改悪を残念に思った方は多かったと思います。
導入は3月からですので、Hyattに宿泊する機会がある、あるいはその希望があるという方は、3月の導入開始までに済ませてしまうのが現状与えられたオプションでは再善手ということになると思います。
ちなみに・・・残る大手ホテルプログラムでシーズン制あるいはDynamic Pricingを導入していないのはIHGだけですが、IHGでもDynamic Pricing導入のうわさはかなり前から立っています。
たとえばDoctor of Creditの下記記事とか。
もともとIHGこそが2019年中にDynamic Pricingへ移行するという記事を複数目にしていたので、ホテルプログラムで次に改悪がくるのはIHGなんだろうなぁと思っています。
第2位:アメリカン航空がDynamic Pricingへ移行
第2位は、アメリカン航空の変動チャート制(Dynamic Pricing)導入の話題。
今年はユナイテッド航空も11月にDynamic Pricingへ移行しましたが、アメリカンもひと月遅れて移行しました。
しかも、事前に公式なアナウンスもなくある日突然に移行したので、驚いた方も多かったことと思います。
下記の別エントリで取り上げましたので、詳しい情報はこちらを参照してください。
アメリカン航空が変動チャート制(Dynamic Pricing)を導入。サンプルフライトを過去の特典航空券の必要マイル数と合わせて紹介
第1位:アカウントシャットダウン
堂々の(?)第1位は、最近アメリカのマイル界を大変にぎわせているアカウントシャットダウンのニュースを挙げたいと思います。
アメックスのシャットダウン
まずは、アメックスによるアカウントレビュー&シャットダウンのニュースです。
カード申請にもっとも緩やかなアメックスも、最近はユーザーのカード乱用が目に余るのか、かなり派手な形での取り締まりを行っています。
私もかなり早い段階から警鐘を鳴らしていましたが、ついにアカウントがシャットダウンされた、あるいはシャットダウンされないまでも、たとえば サインアップボーナスやリファーラルでもらったMRポイントが没収された、あるいは他マイル&ポイントプログラムに移行できなくなったという声もちらほら見るようになりました。
アメックスのセルフリファーをしていた人は、ボーナス没収だけでなく、リファーラルの機能が使えなくなるらしいです。
セルフリファーはやはり危険ですね💦 https://t.co/Ej35OVzPN5
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) October 23, 2019
アルゴリズムがどう働いてシャットダウンなどに結び付いているのかは不明ですが、とにかく真っ黒な行動は比較的はっきりしています。
たとえば・・・
① 自分で自分にクレジットカードを紹介する「セルフリファー」
②カード作成から 1年以内のカード解約
③ ギフトカード購入でのサインアップボーナスのミニマムスペンド達成
このあたりは規約等でも明確に駄目だと書いてありますので、絶対にやらないよう気を付けなければいけません。
このFrequent milerの記事内で紹介されたAMEXのシャットダウンに関する内部コメント?は怖いですね…😰
私はセルフリファーも複数申請も一度もやっていませんし、勧めていませんが、もしやっていたらMRポイントをとりあえず全て移行するでしょうね。。https://t.co/frfCuRqiYP
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) November 12, 2019
私も以前ポップアップが出始めた際にこんな分析記事を書きました。書いた当時は事例がまだまだ少なく、私自身も罠にはまった苦い思い出の一つです。
陸マイラー活動の危機?アメックスでサインアップボーナスが否認された体験談をシェア
アメリカンのシャットダウン
もう一つはアメリカン航空のAAdvantageです。
Kenji
こちらはシティのカードアカウントというよりも、AAdvantageのマイルアカウントのようです
私自身は危ないな・・・と思っていたので自分でやることも、ブログ・Twitter等での紹介もしませんでしたが、例の9桁コードの裏技をめぐってかなりきわどいことをやっていた人が多かったようです。
結果としてアカウントがシャットダウンされた、手配していた特典フライトもキャンセルされたという声を聞きました。
真偽の確かめようもありませんが、アメリカンのDynamic Pricingへの移行も、ユーザーによる裏技の乱用が「目には目を」という形で改悪として跳ね返ってきてしまったのとしたら、これほど残念なこともありません。
いくつか参考になりそうな記事を記載しておきますので、興味のある方は(記事へのコメント欄も合わせて)参考にされてみてください。詳しくはここには書きません。
おまけ:利息がマイルでもらえる「マイル付き定期預金」が登場
マイラー界隈は常に改悪との戦いで、したがって暗い話題ばかりなので、最後におまけ的に面白いネタを取り上げます。
それが、こちらです。
ソニーバンクが預金利息の代わりにANAマイルを付与する面白い外貨預金商品を売り出してますね!
名付けて「ANAマイル付き定期預金」
商品性はクリエイティブでとっても面白いんですが、ね。。利率が残念な感じです💦https://t.co/5thJUu0ozt pic.twitter.com/Ivep6CFmZE
— Kenji🇺🇸北米陸マイラー兼ブロガー (@sorakoge) December 11, 2019
マイルがもらえる預金商品としては、Citiのチェッキング口座の開設プロモーションが有名です(詳しくは、こちらのエントリをご参照下さい)。
が、いままで日本にはこういう商品がほとんどなかったので、新しい商品として面白い試みだな~と注目しています。
まだ利率が残念な感じではあるものの、これからに期待したい新しい動きでした。
まとめ
今回は2019年第4四半期の重大ニュースを振り返りましたがいかがでしょうか。
重大ニュースはブログ内でも開設することがありますが、時間の制約もあってタイムリーなトピックはTwitterで共有することが多くなってきています。
よろしければ私のTwitterアカウント(@sorakoge)もフォローしてみてください。
過去の重大ニュースまとめは、下記からどうぞ。
振り返ってみると、よくもまぁ3か月の間にこれだけのネタが揃ったものだという印象で、やはりこの界隈は激動だというのがよくわかると思います。
本日のエントリは以上です。
今年も引き続き主に在米の方向けに、マイル&ポイントの話題を提供していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
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